409 白根隠山2410m 交通 東北道・日光道清滝IC−国道120号−日光湯元 単独
2010年9月26日(日) 晴のち曇り
 錫ヶ岳2388mというのが日光白根山の南にある。地図に道はないが群馬百山になっている。白根山と錫ヶ岳を結ぶ県界尾根は白錫尾根と名が付いているので多分フミアト位はあるのだろう。日光湯元から往復10時間以上はかかりそうなので成功するかどうか行って見なければわからない?
 前夜19時自宅発。東北道佐野SAで佐野ラーメンを食べて21時40分清滝着。最後のコンビニで食料調達。交通のほとんどない深夜のいろは坂をスポーツモードですっ飛ばす。22時過ぎ日光湯元無料駐車場着。10台くらい駐車していた。白根山登山や釣客など。気温は10度。寒いくらいだった。
白根山周辺山行

2007年9月五色山 
(湯元新道から)
2006年1月白根山
(湯元新道から)
2003年8月白根山
(菅沼から)
1996年6月白根山
(菅沼から)
1969年12月白根山
(白根沢から)

 5時に出発するつもりで前夜23時過ぎに寝たのだが起きたのが5時。すでに何組かの登山者が出発していった。出発は6時になってしまった。
 スキー場の真ん中を歩き砂防工事中の登山口に6時30分。登山道脇ギリギリまで防護柵が設置してあった。堰堤から先は急坂、荒廃に近い荒れよう。台風12号の影響で昨日の昼頃まで強風と雨だった。もともと軟弱な地盤を切り開いて作った歩きにくい新道だが外山の尾根まで足元注意の状態だった。
 尾根に上がると安定した地盤になり、気持ちの良い自然林の中のハイキング道に変わる。白根沢からの廃道を右から合わせると天狗平8時20分着。樹間から五色山方面が少し見えた。10分休憩し更に10分ほど歩くと樹木が疎らになり前方に白根山、背後に男体山がくっきり見えるようになった。気分は上々。
 

6:16
鹿のフンだらけ 湯元スキー場

7:40
荒れた路面の登山道

8:58
前白根山から奥白根山(日光白根)

8:59
左端が白根隠山 錫ヶ岳は中央奥
 8時55分前白根山2373m。奥白根山の左にこれから歩く明るい草原の尾根、その先に黒く錫ヶ岳が鎮座している。かなり遠い。写真を何枚か撮ってザレた急坂を下ると右に五色沼への道を分ける。
 避難小屋への道との分岐9時15分着。通せんぼするような倒木が並べられているがそれを跨いで尾根を直進。標識は何もないがはっきりした道形が付いている。
 9時25分廃材で作ったような小屋、気象観測か何かのようだが積雪を見る計測棒が1本立っていただけ。小屋の周りを周ってみたが観測機器など見当たらなかった。室内を覗いてみたら床には毛布がしいてあり壁には鍋・釜がかかっていた。特定の誰かが生活しているような感じにみえた。
 小屋を過ぎると高い木はなくなり左に中禅寺湖から男体山、右に白根の頂上部、振向くと燧ケ岳、五色沼の後ろに会津駒が手に取るように展開。
 9時35分、地形図上の2385m点は広い草原の台地、道迷いしないようケルンが目印になっている。時々人声が聞こえてくるが辺りには誰もいない。白根山の斜面まで直線で僅か900mしかない。登山者の歩いているのが見えたのでその声が聞こえているのだろう。
 9時55分白根隠山2410m、白根の左に上州武尊や子持山も見えてきた。こんなに見通しの良いのは7月の空木岳以来だ。10時15分まで食事休憩をとった。ここが今日の最高地点だ。この先のピークはだんだん低くなる。

9:16
避難小屋への分岐

9:35
2385m点から五色沼を望む

9:36
草原状の2385m点

9:56
白根隠山から奥白根山

10:21
白根隠山から錫ヶ岳を望む

10:31
南からは尖がって見える白根隠山
 白根隠山から少し下るとちょっとした岩の塊がある。そのまま進むと崖状になるので手前を左に下る。滑りやすいザレた道だが岩峰をトラバースするように鞍部に至る。
 振り返るとさっきの岩の塊が白根隠山の山頂のように見える。不思議なことに北から見ると穏やかな台地だが南から見ると尖がった岩峰に見える山だった。
 10時30分僅かながらの岩場を通過し尾根の左(東側)をからむようにフミアトが続く。一面の笹原となり膝位までの高さのササが道を隠している。
 10時55分白桧岳を通り過ぎたところで前方から突然人が現れた。手に赤布の束を持っていたので聞いたら「錫ヶ岳目指して4時30分頃湯元を出発した。最後の鞍部(水場のある所)まで行ったが帰りの行程を考え登頂を断念した」とのこと。

10:44
白桧山手前からの展望 中央が男体山 左端が白根隠山

10:52
左端は皇海山 中央奥に赤城山 錫ヶ岳までまだまだだ
 
 錫ヶ岳まで標高で220m下って同じくらい登る。あと1時間位で頂上だろうと思っていたので、この言葉を聞いてにわかに不安になった。とりあえず「行ける所まで行ってみよう」と下り始めた。しかし・・・
 −−歩く速度が同じなら出発時刻1時間30分の差は、これから最低鞍部まで行って引返した場合の時間に等しい。更にそこから山頂まで往復1時間以上はかかるだろから白桧岳まで戻るのに2時間30分はかかる。当然疲労度は増しているだろうし日没までに下山出来るかどうか?

 そんなこと考えながら歩けばだんだん歩みは遅くなる。結局2296m点まで下る前に引返すことにした。
 

11:08
ここで引返す フミアトは笹に隠れている

12:05
360度の展望を楽しんだ

12:14
稜線にガスがかかってきた

14:53
すっかり曇り空になった
 帰りも360度の展望を楽しみながら歩いた。日光連山はトウヒ、シラビソなどの原生林の黒山だがこの白根周辺だけは樹木がない。中禅寺湖南岸の黒檜岳南辺も禿山だがあちらは明治の足尾鉱山の影響、こちらは白根火山の影響か?
 2385m地点を過ぎた頃から稜線に雲が湧くようになってきた。夏雲だろうと思い気にもかけなかったが湯元スキー場に下りつく頃にはすっかり雨雲に変わっていた。いろは坂を下り日光市内に入る頃いったん雲は取れた。山の天気は変わりやすい。
 しかし東北道宇都宮付近で再び曇りはじめ、車が佐野藤岡を過ぎた頃本格的な雨が降ってきた。帰宅して家人に聞くと東京では午後から降っていた、とのこと。
 今日は途中で引返して正解だったかも。錫ヶ岳はまたいつか時期を変えて登ればいい。
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