404 | 空木岳2864m〜南駒ケ岳2841m | 交通 | 中央道伊那IC−R361−R19−須原−伊奈川ダム | 3人 |
2010年7月16日(金)〜18日土) |
空木岳は何回か計画したが山小屋の予約が取れなかったりで無期延期していた。この地域、山小屋は予約制、テント場は赤椰岳の稜線下に一箇所あるのみなので行動の制約が多い。 加えて東京からの最短経路、駒ヶ根高原から池山尾根経由の道が災害のため使えないことが判明。木曽側の伊奈川から登ることになった。小屋は17日の木曽殿山荘しか取れなかったので山中1泊、往復マイカーでの移動を考えるとかなりの強行軍になってしまった。 16日 仕事が延びて帰宅したのが19時30分。20時に千代田線綾瀬駅待ち合わせしていたので急いで着替え出発。荷物は前日にパッキングしていたが食料は全て現地調達。木曽路でもコンビニはある。 道路は混んでいて辰野PAに23時30分。あと10分で伊那ICだが土日上限千円を思い出した。金曜夜発でも土曜にIC流出なら割引が適用されるので時間調節しながら伊那IC着24時03分。これで八王子から1千円。3千円以上の節約。 中央アルプスを貫くごんべいトンネル経由で『道の駅 日義木曽駒高原』にてテント泊。缶ビール1,2本飲んで就寝。まだ霧雨が降っていた。 |
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7:25 林道を塞ぐ倒木 |
17日 5時起床、6時出発。国道19号で須原まで25km、伊奈川林道を10km走り広い駐車場着7時。すでに10台位来ていた。 7時15分出発。車止めをすり抜けT字路を左折。歩き始めて10分、真新しい倒木が道を塞いでいた。梅雨末期の豪雨で川は轟音をたてていたがもう雨は降らないと確信している。 8時10分林道を水かさの増した沢水が流れ徒渉状態になっていた。足の長いNさんは難なく渡れたが私とKさんは飛び石伝いに何とか足を濡らさぬよう通過。 |
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8時50分窓がなくなっている避難小屋を過ぎると金沢土場。北にも林道が伸び「JR倉本駅まで2.5時間、うさぎ平まで1.9km」と書いてある。ここまで山の西側で日陰になっていたが下山時ここを歩くと西日で暑いだろうな〜。 9時20分「うさぎ平」(標高1,450m)で林道歩きが終わる。ベンチがあったので座って一服。 9時30分うさぎ平から山道を入る。程よい傾斜の道が続き25分で「八丁のぞき」着。ガスっていて何も見えない。ここから北沢までだらだら下り坂になる。 10時30分沢音が大きくなると北沢(標高1610m)で吊橋で対岸に渡る。ここから急坂となり1時間ほど喘ぐと7合目の標識がありさらに15分で「仙人の泉」の水場。笹の隙間から多量の湧水が出ていた。 |
10:30 北沢に架かる吊橋 |
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11:42 仙人の泉 |
昼食の大休止を摂っていると今日初めて登山者と会った。後で小屋の人と分かる。たっぷり水分を補給し12時20分発。笹のジグザグ道になり13時10分8合目辺りで雨がパラパラ。13時35分「見晴台」と言うのがあったがガスって何も見えなかった。 足元にゴゼンタチバナ、シナノキンパイなどがボチボチ散見しだすと「義仲の力水」14時10分着。2本の沢水が合流している。あたりは花畑。ガスが取れだし空木岳の稜線が見えるようになった。 小屋から水を汲みに降りてきた人が何人かいたので聞いたら小屋ではペットボトルの水5百mlが3百円だという。それで各自2g位汲んで行くことにした。 小屋まで7分とか書いてあったのでもう写真を撮りながらゆっくり歩く。小屋着14時40分。 |
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14:22 義仲の力水付近 |
14:39 晴れてきた木曽殿越 |
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18日 4時20分起床、小屋の外で暁の空を見る。赤岳(八ヶ岳)の横から朝日が出そうな色になっていた。今日は晴天だ。小屋の朝食は5時からで5時30分には出発した。空木岳往復の人が多いので昨日のような静寂はない。 八ヶ岳や南アは終日雲海の上に見えているが登るにつれ御嶽山や乗鞍岳も見えてくるのが楽しい。6時20分第一ピーク、頂上までまだ幾つかの岩峰越えがある。 7時空木岳着。東に少し下ったところに駒峰ヒュッテが見えているが2組がそっちへ下っていった。はて池山尾根は通行止めのはずだが? 北に目をやると木曽駒ヶ岳の後ろに北ア穂高連峰、槍ヶ岳がわずかに頭をだしている。塩見岳の左には富士山。しばし展望を楽しみ7時20分出発する。 |
5:51 空木岳第一ピークの岩峰 |
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6:03 黒木岳の後ろに御嶽山が見えてきた |
6:17 第一ピーク 最後の登り |
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6:19 第一ピークから空木岳山頂を望む |
6:54 伊那谷の雲海はなかなか取れなかった |
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7:03 山頂展望 南側 赤椰岳・南駒ケ岳 |
7:03 東側 南アルプス 中央が荒川三山 |
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7:11 北側の展望 宝剣岳・木曽駒 真後ろ遠景が穂高連峰 左が乗鞍岳 |
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