371 | 赤岳2899m〜横岳〜東天狗岳 | 交通 | 新宿−JR中央線−茅野−バス−美濃戸口 | 単独 |
2008年12月28日(日)〜29日(月) |
年末に3日間時間が取れたので南八ヶ岳から北八ヶ岳まで縦走することにした。八ヶ岳は南も北も積雪期に何度か単独で歩いているが南北を通して歩いたことはなかった。赤岳から天狗岳まで1日行程としては長いので一抹の不安はあるが無理なら赤岳鉱泉小屋に逃げることにした。 28日 8時新宿発スーパーあずさ5号に乗り茅野発10時20分のバスは約1時間で美濃戸口へ。電車もバスもガラガラであった。11時20分地肌の見える雪の林道を歩いて美濃戸へ向う。12時20分美濃戸山荘で歯ごたえのある手打ちうどんで温まる。12時40分美濃戸からは柳川南沢沿いに行者小屋へ向う。14時55分行者小屋着。気温−8度。 この小屋に泊まるのは40年ぶりである。もちろん建物は新しくなっている。 日本人と同行でテント泊の予定だったがテント内が息苦しいので急遽素泊まりで宿泊することにした、というカナダ人と隣り合わせになった。テント内でガスコンロを使うと酸欠になることがある。15年前の上高地で同じ目に遭った経験を話したら納得していた。「サンケツ」「ドンカン」「ビンカン」という日本語を教えたら早速使っていた。消灯時刻まで喋っていたので一人で小屋に泊まる退屈さを紛らすことができた。 |
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14:23 柳川南沢を行く |
14:57 行者小屋前から赤岳を望む |
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7:10 朝日に輝く硫黄岳 |
7:47 文三郎尾根を見下ろす |
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7:47 阿弥陀岳と中岳(手前) |
8:18 権現岳と南アルプス |
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8:29 頂上直下の岩場 |
8:36 赤岳南峰で カメラの影が写っている |
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8:40 赤岳北峰から北を望む |
9:49 鉾岳の岩場に取り付く |
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10:42 三叉峰 正面は杣添尾根 |
10:54 カモシカを発見 |
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11:02 横岳から 三叉峰の後ろには富士山 |
11:35 大ダルミの強風帯 この辺りで転倒 |
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硫黄岳から南 阿弥陀岳〜横岳 |
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硫黄岳から北 天狗岳〜蓼科山 |
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岩稜はなくなるが代わりに強風が吹きぬける大ダルミの通過。浮石も多いので何度もよろける。アイゼンを着けっぱなしなので余計に危ない。アイゼンの前歯を岩角に引っ掛け思いっきりコケた。 11時45分岩陰で昼食。地図を取り出し時間を計算する。硫黄岳までは傾斜は緩やかなのだが向かい風が強く足がなかなか進まない。無理のようなら赤岳鉱泉にエスケープするつもりだった。 『天狗岳15時頃なので黒百合ヒュッテには明るいうちにつけるだろう!』と判断。 硫黄岳12時40分着。写真を撮ってすぐ出発。北側斜面も風は強かったが一気に下り夏沢峠13時15分着。ここで数人のグループとすれ違ったのが最後で前後に誰もいなくなった。 |
13:54 箕冠山中腹から根石岳と東天狗岳(右) |
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14:27 根石岳 前方左は西天狗 |
14:27 根石岳から 南アルプス(中央が甲斐駒) |
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15:04 天狗岳(東天狗)山頂 |
箕冠山は樹林に覆われた山、風がないので汗ばむくらいだった。手袋を外して上着のファスナーを開けて汗を抑えて登った。 14時5分箕冠山通過、樹林帯を下ると再び強風。鞍部は雪が飛ばされ土が出ている。根石岳14時25分着。いつの間にか上空を黒い雪雲が覆っていた。なぜか南方にある南アルプス甲斐駒ヶ岳方面が近づいてクッキリ見えるようになっっていた。 天狗岳15時5分着。南八ヶ岳に別れを告げ15時15分中山峠目指す。黒百合ヒュッテは足元に見えている。16時ちょうどヒュッテ着。 縞枯山へつづく |
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