253 霊仙山1084m  交通 東京=JR東海道線=醒ヶ井−バス−上丹生  単独
2004年11月4日(木) 雨のち晴れ
 2002年3月に伊吹山に登った時南に見えていたのが霊仙山(りょうぜんざん)である。今回、石灰岩の渓谷と紅葉を楽しみながら山頂漫歩を楽しもうという計画である。
 谷山谷をさかのぼるコースは事故も多くまた今日は平日なので入山者もほとんどないだろうと、ちょっぴり不安になる。

 

 3日23時43分東京駅発ムーンライトながら号に乗り、終点の大垣で網干行きに乗り換える。関が原辺りまでは晴れていたがだんだん雲行きが怪しくなってきた。
 醒ヶ井駅に7時28分着。登校する学生の一団が去った駅前は閑散としている。
 7時51分発の醒ヶ井養鱒場行き湖国バスに乗り、上丹生(かみにゅう)下車7時58分、運賃200円。歩いたら40分かかる。
 上丹生バス停前の『西出商店』に大きな案内看板。それによるとこうもり穴の先から横道コースと言う沢を登らないで行ける展望コースがある。2万5千地形図にも載っていないコースが他にもいくつかあるようだ。
 この先『西出商店』の名前の入った指導標が随所にあった。
 
 8時丹生川にそった1車線の林道を行く。小雨が降りだしてきた。浄水場から先はダートコースとなり30分で@の登山口。車はここまで。10台位の駐車スペースがある。雨が本降りになってきたので雨具上下を着ける。ポストに登山届を入れて出発。
 幅広い道は10分程で終わり、岩のごろごろした河原を行くようになる。水流はいつの間にか消え伏流となる。
 川が左に大きく曲がりそろそろ屏風岩かな?と思ったが良く分からないうちに9時20分こうもり穴に着いてしまった。9時24分一の谷出合い。右俣を行けば横道コースに出られる。この沢は左岸(右側)は人工的なスギ林だが、右岸は切りたった崖が続く。
 やがて崩壊して赤土が剥き出しになっているところを通過。赤土が沢を覆い、工事現場のような景観。二の谷出合いを過ぎると水流が復活し、道は左岸を高巻く。

8:29
登山口

9:13
白い石灰岩の沢床 伏流になっている
 9時50分広畑という所。右のスギ林を上がっていくと横道コースに出られる、との案内看板あり。小休止する。
 10時廊下岩。「水が少しの時は沢も通れます」との案内。しかし水量は膝くらいある。雨が降っているのにわざわざ濡れることはない。右岸を巻く。
 くぐり岩という2つの大岩の間をくぐりるとまた沢の水量が減る。右岸、左岸と何度も渡り返す。
 右岸の中腹が紅葉している。傾斜がきつくなり石灰岩が水に削られ、天然の樋状になっている所にでる。10時15分。
 前方に落差のある滝が見えてきた。漆ヶ滝だ。「ここから300mは一番の難所です」と書いてある。頂上まで90分ともかいてある。A

10:03
くぐり岩 岩の先が三の谷出合い

10:15
再び水流が現れる

漆ヶ滝

10:35
滝の高巻き 右上にトラロープが見える
 
 10時20分、滝壷へ行く道には行かず、右上の急な斜面を高巻く。もともと下が軟弱な上に雨で滑りやすい。
 ザレた斜面のトラバースは足下の沢筋までかなりあり緊張する。一番の難所とはここのことか。本当に危ない所にはトラロープが固定されている。
 10時37分、滝の落ち口はS字状の樋になっていて水音が激し。そして反対側はきれいな瀞。この辺りが核心部であった。

10:35
背後は紅葉

10:37
きれいなエメラルドグリーンの釜

10:38
トイ状の滝の落ち口

10:43
急な小沢の魔洞道
 まもなく右から小沢が合流する。指導標はそっちを指している。魔洞道と呼ばれる階段状の沢である。ここで靴を沢用に履き替える。水流の真ん中のほうが岩盤が固く安全だ。
 一登りで傾斜が緩み水がなくなる。雨も止んだので靴を再び履き替えついでに雨具を脱ぐ。
 11時13分、横道コースと合流する井戸ガ洞。その先に苔むした大岩。いい雰囲気だ。
 やがて沢は消え、左に尾根をからんで雑木林を行くと柏原道Bと合流。11時30分。
 ここからは深い笹原であるが刈り払いされていて歩きやすかった。ガスは時々消え、上空には青空が戻ってきた。

11:49
1998年の台風で倒壊した
米原避難小屋は再建されていた

12:13
小屋前から見た北霊仙山 初めて出会う登山者

12:38
霊仙山1084mから最高点1098mを見る

石灰岩のゴロゴロした頂上
(カレンフェルト)
 11時50分新築なった米原避難小屋で昼食。晴れてはきたが風が強くなったので再び雨具をヤッケ替わりに着て12時12分出発。頂上は指呼の間、とはいえ顕著なピークが4つある。
 北霊仙山C12時20分、霊仙山12時37分着。
北霊仙に戻り(13時05分)、お虎ヶ池、汗ふき峠経由で下山。
 14時20分、榑ガ畑(くれがはら)の売店ではビールの無人販売(一本350円)がありビックリD。野菜の無人販売と同じで勝手にお金を置いていくというもの。
 ここから醒ヶ井養鱒場までは1時間の林道歩きだったが、30分程歩いていると後ろから福井ナンバーの車に拾われ醒ヶ井駅15時10分着。

13:20
琵琶湖の形をしているお虎ヶ池
 15時20分の大垣行きに乗り、大垣から名古屋へ、新幹線で東京駅に着いたのは18時25分。
 新幹線はやはり速い!
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