№638  二股山 570m 単独
 日 時  2022年3月11日(金) 晴れ
 交 通 東北道鹿沼IC-国道121号-鹿沼-県道14号・240号-加園
 栃木県鹿沼市付近でまだ登っていない日帰り出来る「手頃な』山を探していたら二股山があった。近くには古賀志山や石裂山がある。都内から高速道を使わずに何とか行ける。調べてみると2万5千図には山頂に通ずる道は載っていないがネット上には山行記録が多数あった。
 6時自宅発。日光街道を下って小山、壬生経由で行くつもりであったが途中渋滞のため久喜ICから鹿沼ICまで高速を使う羽目になった。9時30分東武日光線新鹿沼駅構内に行ってみたが、人も車もいない。駅から石裂山方面へ5.4km加園郵便局の先のT字路に「二股山」の目印があった。標識に従い右折したが駐車スペースはなかったので路肩の膨らんだ箇所に車を置く。目の前は人家。何とも居心地の悪い場所だった。

 10時Y字路を左に。右側の林のほうからしきりに発砲音が聞こえた。採石場か、猟師の鉄砲音か?
 10時15分「登山口まで1.1km、獣除けの空砲が鳴ります」の看板あり。10時35分加園コース駐車場、10台位は止まれそう。軽の4WD車が一台止まっていた。でもここに車を置くと帰りが辛くなる。10時20分登山口。「加園回遊コース 往路⇒」「杖を自由にお使いください」「このコースは関係地主様のご厚意によるものです」などの立て札が立っていた。コース図もあった。右方向の「往路」を使って山頂へ。下山は下沢コースの復路を使う予定。
 11時07分ジグザグ道で高度を上げ小尾根に上がる直前から岩稜が始まった。つつじ岩とか松岩、大仏岩など岩だらけ。危険なところにはお助けロープがかかっていた。
 11時50分南峰山頂は狭かった。北西に男体山が霞んで見えた。今日は4月の陽気という予想通り暑いくらい。北峰を眺めながら食事。男性が一人歩いているのが見えた。追い越すこともすれ違うこともなかったので別のコースを通ってきたのでしょう。山中で見たのはこの人だけでした。
 12時05分南峰出発。下りは滑りやすい砂地と急坂。お助けロープにしがみついてキレットと称される鞍部へ下降。北峰に登り返すにもお助けロープ頼りだが下りで腕力使い果たしたので迂回路を利用して12時20分着。祠のある北峰からは古賀志山が見えたが近くにある割には霞んでいた。
 祠の前は絶壁だが回れ右するとNHKの電波塔が建っている。このアンバランス。林道はないので建築資材をどうやって運んだのでしょう。
 12時20分下沢コースの復路を使って下山開始。こちらのコースは岩場こそないが砂地の滑りやすい道。下沢城跡など経由して下山。13時40分下沢コースの広い駐車場着。この駐車場も地元の方のご厚意によるもの。
 


加園コースの案内図

10:07
ここから未舗装の林道になる
遠くで鉄砲の音しきり

10:16
登山口まで1.1km
「獣除けの空砲が鳴ります」の文字


10:39
加園コース駐車場(登山口) 立て札がいっぱい

10:44
スギの植林帯  一気に高度を上げる

11:07
ここから岩場が始まる

11:09
つつじ岩

11:22
真新しい標識がいっぱい

11:43
展望地から南方向 丸太のベンチがあった

11:51
三角点のある狭い南峰

12:11
足場の悪い急坂を下ってキレットへ

12:15
お助けロープなしでは下れない悪路だった

12:23
北峰から東に古賀志山

13:10
下沢城の石垣跡

13:12
下沢城跡 解説板とベンチ


13:31
下沢登山口復路 左方向が往路

13:39
民家の奥に無料駐車場が提供されている
 
 下沢から2.2kmの車道歩きで出発地点へ戻る。スイセンロードと名づけられた農道だが交通量が少なくで安心。先週の三床山のときのようなダンプ街道と比べてしまう。14時10分出発地点の加園着。
 
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