596  岩木山 1625m 交通 奥羽本線弘前駅-バス-岩木山神社入口
単独
2019年6月30日(日) 曇り一時小雨
 岩木山と言えば20年ほど前にバイクで津軽岩木スカイラインを駆け上がり八合目へ。道路が17時で閉鎖されるというので山頂まで行くと帰れなくなるので諦めた。今回はふもとから歩いて山頂を目指すので道路閉鎖の心配はいらない。
 弘前駅前7時11分発の枯木平行きのバスに乗る。乗客は数名。7時50分岩木山神社下車。登山者は他にはいなかった。バス停前の商店はまだ開いていなかったが『6/30 岩木スカイライン自転車レース開催』ののぼりがはためいていた。昼前後レースの為にスカイラインが通行止めになるようだ。天気もはっきりとしないのでそれで登山者が少ないのだろう、と勝手に解釈。
 
岩木山神社に参拝し8時10分登山開始。神社から山頂まで4時間15分と書いてあった。8時48分スキー場を抜け山道に入るといよいよ人けがなくなったので熊鈴2個をぶら下げた。
 8時57分『七曲り』山頂まで3時間30分。9時25分『カラスの休場』で最初の水分補給。風なく蒸し暑い。9時49分しめ縄のかかった大きな岩『姥石』。焼止りヒュッテまで50分とかかれていた。ここからが長かった。
 ヒュッテと言うより避難小屋という感じの『焼止りヒュッテ』手前の小沢でたっぷり水を補給した。小屋を過ぎると下り坂になりやがて轟音が聞こえてきた。大量の雪解け水だ。11時31分、沢を2,3度徒渉すると残雪が現れた。最初は右側(左岸)の夏道が使えたがすぐに雪の下に消えてしまった。予想していたより規模が大きい雪渓だった。アイゼンを着けていたら楽しい雪上散歩になるところだったのに、と後悔する。
 単独下山者とすれ違ったので尋ねたら雪は沢の最後まであるという。下部はスプーンカットのクボミを利用できたが上部になるとトレースもはっきりしない。ダブルストックとキックステップで何とか危険地帯を突破。
 GPSの計測によると、雪渓は11時30分標高1,110mから始まり12時50分標高1,400mで終わった。高度差310m、平面距離750m 平均斜度は何度?数学に強い人計算して。
 12時50分雪が消え、お花畑になる。13時01分池のある『種蒔苗代』 山頂まで40分とあったがここまで来たらもう着いた気分。鳳鳴ヒュッテで昼食休憩。(13時20分~35分)小屋の外を足音がひっきりなし。風が強くなりガスも出てきたがリフト利用の登山者で賑やかになった。
 大岩のゴロゴロする歩きにくい岩稜地帯を25分で山頂。ガスで展望なし。梅雨の時期、雨に降られなかっただけでもヨシとしよう。14時、写真を撮って8分で下山開始。鳳鳴ヒュッテの先をリフト方面に、さらに八合目駐車場方面にくだる。リフト乗り場に係員がいただけで人影はまばら。
 「自動車専用路につき歩行禁止」の看板は目についたが「嶽登山道入口」の大きな標識は朽ちて倒れかかっていて分かりづらかった。麓まで誰とも行き会わなかった。


8:04
岩木山神社


8:09
百沢登山道入口


8:57
七曲 「山頂まで3時間30分」


9:25
カラスの休場


9:49
姥石 「焼止りヒュッテ50分」とある


11:20
焼止り避難小屋内部


11:31
残雪現る

11:43
踏み抜き注意
 

11:58
雪渓上部から冷気が下りてきた


12:48
スリップ注意


13:02
鳥の海


13:33
鳳鳴ヒュッテ内部
 
13:59
山頂 モニュメント


15:06
下山は嶽コースを使う



 



 

 嶽温泉16時40分着。着いた頃雨が降ってきた。温泉街だが日帰り入浴は16時までのところが多く、三軒目でやっと入浴できた。温泉入ってビール飲んで18時20分の最終バスで弘前駅へ。乗客は他にはいなかった。乗車中かなりの雨だったが市街に戻ると雨の痕跡はなかった。
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