587 富山350m  伊予ヶ岳337m 交通 篠崎~京葉道路・館山道~道の駅とみやま~登山口
単独
2019年2月26日(火)晴のち曇り
 春の気配がする南房総の富山と伊予ヶ岳を巡る。2つの山は直線距離でわずか3kmちょっとだが両方繋げて歩くとすると車道歩き4km+車の回収10kmほどかかる。県道88、89号は車ビュンビュンで歩道のない区間も多い。だから徒歩は危険。JR岩井駅からの路線バスで天神郷を出発点にすれば2つの山を縦走できるがその場合富山を周回するのは時間的には難しい。

 と言うことで今回はマイカー利用。鋸南富山ICで高速を下りる。道の駅『富楽里とみやま』は2階が高速道の『富楽里PA』になっている。都内からの高速バスの停留所はここ。1階に下りて歩けば富山の表参道の登山口まで30分でいける。
 

 9時55分バス停『富山中前』の広い無料駐車場を出発。15分で登山道入口の福満寺。山門の脇に登山者用のトイレと貸し出し用の杖が束になって置いてあった。細いが舗装された道を20分。一旦下り坂になってホッと一息で五合目。「スズメバチに注意」とある。舗装路は終わったがこの先は山頂まで急な階段道である。
 10時55分、仁王門跡の石段を登ると観音堂が寂しいたたずまい。電波塔のある頂上には古い東屋があったが日陰で展望なし。すぐに北峰に向う。
 途中の鞍部に『里見八犬士の終焉の地』の碑のある東屋があり、簡易トイレもあった。土日ともなると花見客が大勢来るのだろうか。



9:30
道の駅 高速道のPA 高速バスの停留場併設


10:06
福満寺 表参道の登山口


10:41
急な階段道の連続


10:58
富山南峰の廃れた観音堂


11:10
八犬士終焉の地の碑のある展望台


11:17
富山北峰山頂


11:21
展望広場と展望台


12:09
伏姫籠穴入口の門 門前が駐車場

   11時17分北峰山頂。広場にはベンチと大きな石碑。現皇太子夫妻の来訪記念とか。展望台に上がると北に鋸山が霞んで見えていたが冷たい風が吹いてきたので早々に退散。「八犬士終焉の地」まで戻って昼食、と思っていたが雨がぱらついてきたのでそのまま伏姫籠穴まで下山。
 12時10分、おとぎ話に出てくる竜宮城のような籠穴入口の門をくぐる。雨は止んだので洞窟の中はどうなっているのか興味はあったので奥まで進んでみたが…。
 門前に戻り食事をすませ車道を15分ばかり歩いたら出発時の駐車場に着いた。12時50分。
 次の伊予ヶ岳登山口まで6km、車を走らせた。



 

12:22
籠穴へ寄り道 怪しげな外灯が点在


12:37
ここにも登山用の杖が置いてあった


12:43
地元の特産品 菜の花  水仙はもう終わり






13:17
平群天神社 登山者用駐車場


13:18
「登山安全祈願」と記されていた


13:40
左は帰路に使う六地蔵登山口への分岐


13:53
展望台からの富山


13:55
展望台から先は危険ゾーン

 富山登山口から6km15分で平群集落へ。平久里橋を渡りT字路を右折すると県道沿いに大きくPのマークが見えた。「登山者用駐車場」の文字に従い県道を左折し平群天神社境内へ。想像以上に広い駐車場であった。トイレも水道も無料だった。
 13時15分出発。13時40分六地蔵登山口との分岐。ここからは階段道が展望台まで続く。13時55分「ハイキングコースはここまでです。この先大変危険です」の立て看板あり。伊予ヶ岳のハイライト部分。岩角が磨り減って丸くなっているのでフィックスロープに体重を預ける。
 14時05分336.6mの南峰。山頂は切り立った崖になっている。次のピークに三角点336.3mがあった。
 帰路は六地蔵コースを使ったので交通量の多い県道88号を25分歩き15時30分平群天神社着。


14:05
伊予ヶ岳南峰336.6m


14:06
南峰から北峰(三角点336.3m)方面


14:29
北峰から見た南峰の岩壁


15:08
六地蔵登山口からの伊予ヶ岳


15:28
樹齢千年の御神木クスノキ


15:29
御神体のようにも見える伊予ヶ岳

 帰りに再び道の駅とみやまに寄ってみた。2階から発着の高速バスは東京駅・新宿駅2300円、千葉駅1450円、横浜2350円など。それぞれ1時間に1~2本位の頻度で出ていた。JR線よりも速いし安いので一人で行くなら利用価値ありそう。(高速バスの停留場名は「ハイウェーオアシスフラリ」です)

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