513 真弓山305m 高鈴山629m 交通 常磐線大甕駅…徒歩…一本杉-バス-日立駅 単独
2016年3月12日(土) 晴時々曇り
 1年間お世話になった日立市とも間もなくお別れ。茨城北部の山ももう最後だろうと思い多賀山地の南端風神山から通称日立アルプスを高鈴山まで北上して見た。
 7時30分常磐線大甕駅前出発。駅は海側にしかない改札口を山側にも作る改修工事中。
 茨城キリスト教学園の生徒の登校の列に交じって渡線橋を渡る。正面に電波塔が何本か建っている丘みたいな風神山が見えた。天気予報は芳しくないのだが今のところ青空である。
 学園の先の突き当りが大甕神社。神社の高みが国道6号線バイパスの切り通しによって分断されたような形になっている。
 国道を横切り日立研究所のフェンス沿いの道を登っていくと『風神山自然公園』の看板がある。ここまで1車線の舗装路が延びていた。車止めの横にトイレがあった。もう少し暖かくなると大勢人が車で来るのでしょう。東側の『風の広場』からは太平洋が朝の光に光っていた。
 風神雷神の石碑のある風神山頂は三角点もあるが樹木で展望はない。『風神山』はフウジンヤマと読むが地元の人はフウジンサンと発音し、それがどうしてもフジサンと聞こえてしまう。
 8時50分出発。看板に「真弓山まで4km1.5時間 高鈴山まで13km4時間」とあった。
 9時13分送電線の鉄塔の脇まで林道が迫ってきている。この辺り地形図にない林道があったり、あるはずの小径が消えていたりしている。里山では地理院地図の道はあてにならない。
 9時40分右に塙山への林道と合流。この林道を下れば日立市側へエスケープ出来そうだ。

7:36
大甕駅渡線橋から風神山

7:54
大甕神社

8:35
風神山展望台から日立港遠望

8:48
風神(右)と雷神(左)の石碑
 9時44分左の真弓神社の小道を行くと三の鳥居があった。山のてっぺんの神社としては立派な拝殿だ。
 その昔、源義家が奥州平定の帰路、山上に弓を奉納した神社だとの言い伝えがあるという。拝殿からは常陸太田市の市街が見えた。すぐ足元まで車道が来ていた。
 神社から戻ろうとしたら車で来た地元の人らしい2人組に「爺杉はパワースポットだから見てきたらいい」と教えられた。遊歩道を160m下ると樹齢940年の大杉があった。囲いがあったので直接触れることはしなかったがいいものを見せてもらった。


9:51
真弓神社

10:01
爺杉 県指定天然記念物

10:03
根元15.4m 樹高45m 樹齢940年

11:54
日立高鈴GC内を通り抜ける
 縦走路はしばらく白い粉を撒き散らしたような林道になっていた。採石場が近くにありダンプカーが行き交うようだ。砕石場を過ぎると山道になるが道が荒れている。人の通行が多くないことを表している。
 10時35分右に「中丸」(日立市)、左に「亀作林道」(常陸太田市)へのエスケープ路があった。
 10時57分古い林道に出、11時05分造成中の林道と交差。標識はないが直進する。ぬかるんで歩きにくいので少々不安になってきた。休憩してたら単独者と出会ったのでコースは間違ってなかった。
 11時35分林道を離れて右の山道に入るとそこはゴルフ場。
 「ハキングの皆様へ」との立て札には、「レストラン利用できます。トイレ利用可」などと書いてあった。プレイヤー以外お断りなどと言うのが普通なので珍しいと思った。
   11時55分車がぶっ飛ぶ県道37号線を横切り再び山道に入る。ここからは歩きやすいハイキング道になっていた。
 13時10分突然轟音がして驚いたが山頂近くまで続く林道の補修工事の重機の音だった。その林道を50m程進むと山頂に至る最後の急登となる。13時25分見慣れた高鈴山の白い雨量計測塔を下から見上げるように山頂広場に出た。

 東河内発日立駅行きのバスは15時10分までない。大角矢林道経由で大角矢の滝を見てあかさわ山荘前バス停まで行けばちょうどいい時刻になる。

13:26
4度目の高鈴山
 道なりに廃林道を下ってもとやま自然の村キャンプ場、大角矢の滝経由であかさわ山荘前に着くはずだったが着いた所は何もない。右に県道36号を進むと「不動滝」バス停、左に戻ったら「一本松」バス停だった。「あかさわ山荘前」バス停はまだその先だった。時間はあったがわざわざ行く気にはなれなかった。
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