500 | 鍋足山 529m | 交通 | 常陸太田駅-車-常陸太田市里美支所 | 単独 |
2015年5月30日(土) 晴れ |
山頂の三つのピークが足つきの鍋を引っくり返した形に似ているとのことで付いた名前が鍋足山とのこと。山頂付近は岩場ありヤセ尾根ありの変化のある山だそうだ。ところがバスの便がないの登山口までレンタカーを使うしかない。 常陸太田市のHPに観光レンタカー半額補助のお知らせが載っていたので問い合わせた。それによると利用の条件は市内の観光地をいくつか巡り簡単なアンケートに答えることだけ。予約は3日前までに観光センターへとのこと。それを使わない手はない。 水郡線常陸太田駅前9時出発。国道349号を快調に飛ばし30分で道の駅「さとみ」へ。ここで名産のお茶をお土産用に購入。帰りだと売店が閉まっているかもしれない。これで地元でお金を使ったことになる。 道の駅から2km先を旧道に入り鳥居をくぐると正面に大中神社、右に太田市役所の里美支所。ここの駐車場に車を置いてよいことになっている。 |
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駐車場脇にある周辺案内図を見て10時出発。ハイキングコースはいくつもあるが林道を小中宿まで歩き北から南に縦走することにした。 大石コースの分岐は確認できたが笹原コースの分岐は見落とし、そのまま小中宿も通り過ぎ猪ノ鼻峠入口の信号機まで来て行き過ぎたことに気付いた。10時45分。 小里小入口のバス停は屋根付きの立派なものでさっきわざわざ覗いたばかりの所。目線を上に上げていれば壁に大きく「小里小学校」という文字が見えたはず。小中コースはその学校の敷地内にある雨量観測所脇から始まっている。10時55分。 あまり人が歩いている様子のない道だ。心細く歩いていると11時15分「背戸ノ滝」の立て札あり。どこに滝があるのか覗いてみたがわずかな水音が聞こえただけ。小さな沢を幾つか通り過ぎるが倒木、土砂の崩落など災害で道が荒れている。 11時45分右から猪ノ鼻峠からの道を併せる。そっちがメインルートらしくここからはコースがよく整備されていた。スギ、ヒノキの植林帯を過ぎ12時05分西側の山々が見えてきた。 |
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真新しい周辺案内図 |
9:52 大中神社と案内図の看板 レンタカーはダイハツムーヴ |
10:12 田植えが始まっている里美地区 |
11:44 猪ノ鼻峠分岐 やっと指導標が現れる |
稜線付近は人工的に小石をセメントで固めたように見える岩=集塊岩の露岩地帯になっている。岩は出っ張りが多いので登るのは容易だが下る人の為にクサリ、ロープが張ってあった。 12時15分「鍋足山 三角点551.7m」の標識のあるピークに着いた。3等三角点があり鍋足山よりもこっちの方が高い。猪ノ鼻峠から登ってきた人はここを山頂と思い引返すかもしれない。 本日唯一の登山者と会った。スノコのように低いベンチに腰掛け展望を楽しんだ。南側に鍋足山の3つの峰が見えるが思ったより遠くにある。12時30分腰を上げる。 |
12:09 気持ちのいい自然林 |
12:17 3等三角点(551.7m)のあるピーク |
12:30 足下の里美地区 |
12:30 三角点山(551.7m)から鍋足山(528.9m) |
12:34 集塊岩の鎖場 |
12:46 細長い集塊岩の真ん中を通過 |
13:11 一旦大木茂る沢まで下る |
13:25 鍋足山から三角点山を振り返る |
稜線伝いに鍋足山まで行けると思っていたが赤布と明瞭な足跡に従い東側の斜面を下った。道を間違えたかと思わせるほど下ったら鍋足山方面を表す標識が立っていた。笹原コースとの分岐点だった。12時59分。 今下ってきた分をまた登り返さなければならない。それで立ったまま休憩。辺りはミズナラやコナラの大木。この山域は自然環境保全地域になっている。 13時10分最初はジグザグ道だったがすぐに稜線に出た。右手側にはロープが張ってあり立入禁止を表している。やはり以前は稜線沿いに歩けたのだろう。 岩壁のある西のピークを巻き一本松の山頂着13時25分。山の神を祀る小さな祠が一つ。辺りは奥久慈の山々だが経験不足のため山座同定は出来なかった。でも北西方向に栃木県の高原山~大左飛山の高峰がかすかに見えているのはなんとか分かった。 |
13:25 左に寄りすぎると転落する |
13:28 祠のある鍋足山頂 |
帰路は山頂から南方向へ下った。最初下山口が大岩で隠されて分かりづらかったがすぐに植林帯になり歩きやすいハイキング道となった。45分で車の置いてある大中の里美支所に着いた。 レンタカーを借りての山行は昨年の屋久島以来だが軽自動車12時間まで4860円のところ半額になったので大いに助かった。自治体の気が変わらないうちにもう一度利用してみよう。 |