そろそろ梅雨明けになる頃だ。炎天下の低山歩きはいやだな～。でももう丸１ヶ月歩いていない。それで朝の天気を見て奥多摩の御岳山周辺を歩くことにした。暑さには滅法弱い。年取ってきてその傾向はますます強くなっている。 　新宿発７時44分ホリデー快速奥多摩号は発車10分前に行ったが座席はほぼ一杯だった。御嶽駅では２台目の臨時バスに乗れた。行列を嫌って滝本まで歩く人もいたが意外と急坂の車道歩きになる。
	ケーブルカーの駅滝本を右に見て左の石の橋を渡る。御岳山まで3.4ｋｍとある。曇り空の上、杉木立の参道はこの時期としては涼しく感じた。 　10時25分ケーブルカー駅からの道と合流。ここから両側に土産物屋が並び観光地となる。御岳山は何度か来たことがあるのだが長い石段の先にある本殿を拝んだ記憶はなかった。標高929ｍだけどいつもは石段の下880ｍ付近を通過していたわけだ。 　今日はちゃんと参拝するぞとばかり手水舎で手水をとった。するとどこかで聞き覚えのある声が聞こえた。なんと女性登山家田部井さんではないか。小学生二人を相手に手水の作法を説明していた。カメラマンとディレクターらしき女性も一緒だったので何かのお仕事なのでしょう。
さて次はどっちに行こうか？特段の計画はない。大岳山まで行くにはちょっとシンドイし。結局ロックガーデンを1周することにした。長尾平で長めの休憩を摂った。時々青空が見えるようになった。 　大岳山への縦走路から左に下る道を行く。最初だけ悪路だったがすぐ整備された気持ちのいい散策路に変わる。天狗岩をすぎ養沢川を渡り右折し上流に進むと休憩舎にでる。かなり沢山の人が昼食を摂っていた。両側の崖が迫ったゴルジュ帯を過ぎると綾広の滝。ここまでがロックガーデン（岩石園）と言われるところ。東京都が整備した自然公園で「東京の奥入瀬」と名付けられていた。 　御岳神社まで戻り、また休憩。右膝付近が痛んできた。やはり運動不足か。下山後に筋肉痛になるのはいつものことだが行動中に膝が痛んで足が上がらなくなるなんてことはなかった。 　時刻は1時。登り坂は足が上がらないが下り坂は大丈夫なので日の出山頂を迂回してつるつる温泉に下山することにした。	９：２８ ６百本余の杉並木の参道を行く
１０：４１ 山頂付近はアジサイ満開	１０：４３ 御岳神社本殿に続く石段
１０：５９ 東方の江戸を見守る守護神	１１：３０ 長尾平の休憩所
１１：４６ ロックガーデン　天狗岩	１２：０７ ロックガーデン　休憩舎
１２：１６ 綾広の滝	１２：２４ 天狗の腰掛け杉
14時35分林道に降りたつ。やれやれだ。しかしバスの通る車道を左折し温泉まで三百ｍ程の緩い登り坂が膝が痛くて歩けなくなった。情けないことに途中２回も立ち止まってなんとか温泉にたどり着いた。入浴後はなんとか階段を上がれるようになり無事帰宅できた。

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