473 難台山 553m 交通 常磐線羽鳥駅-バス-瓦谷……・水戸線福原駅 単独
2014年2月23日(日) 曇り/晴れ
 2週続けての大雪で奥多摩・秩父方面は登山どころではない雪害被災地になってしまった。それで今回は積雪の比較的少なかった茨城県の山に出かけることにした。大雪から1週間以上たったのでもう雪で歩行不能ということはないだろう、と思った。
 常磐線羽鳥駅発8時45分『板敷山前』行きに乗車。昨年加波山に行った時と同じバスで乗客は他には一人だけだった。20分程で瓦谷到着。バス停の脇にコンビニと郵便局があったので集落の中心地ということが分かる。付近にハイキング用の道案内板などはなかったので地図を片手に歩く。

 9時5分日笠神社脇を通り最初の路地を右折、牛牧場とブドウ畑の間の農道を行く。9時22分鳴滝と団子石峠との分岐にやっと道標発見。9時36分『鳴滝地蔵尊』の標識があったので山道に入ると岩の上に真新しい地蔵様が鎮座していた。道はその先で廃道同然になっていたのでUターンした。9時47分車道終点に鳴滝があり、ベンチと古い案内板があった。「八郷8景の1つで…急傾斜の岩上を数10mにわたって落下する」滝とある。
 鉄製の手すりにつかまりながら滝の落ち口まで上がる。左手から細い道が合流。先ほどUターンした地蔵尊からの廃道なのかも知れない。ならば滝の上から尾根にあがる道があるに違いない、と不動尊の裏手から杉林を覗いた。
 赤布とザラメ状の残雪に一人分の靴跡が目印となった。登るにつれ道はだんだん明瞭になりその分残雪が多くなってきた。
 10時20分尾根道に出た。右折すると坊主山なので行ってみた。木製の展望台に登ると愛宕山から笠間市街が見渡せた。ここから福原駅まで整備されたハイキング道なので行きかう人が多い。
 北側斜面は残雪があり足元に気をつけながらおっかなびっくり下る。生憎今日はストックを持ってこなかったことを悔やむ。11時05分団子石峠でダートの林道を横切る。
 団子山、大福山、獅子ヶ岩、天狗岩、屏風岩を経て難台山着12時。雪に足を取られながらも走るトレランの人も多かった。吾国山まで3.5km福原駅まで8.7kmまだ半分以上ある。


9:48
鳴滝全景

9:55
鳴滝不動尊
  12時57分ダートの林道に降りたつ。ここが道祖神峠かと思ったが左へ下ると県道42号線に合流。車がビュンビュン走っている。ここが標高310mの峠。駐車場があるのでここまで車で来て難台山や吾国山をピストンすることが出来る。時期になるとすずらんやカタクリ目当てに大勢来るのでしょう。

 茨城県青少年の家「洗心館」を過ぎると再び山道となり40分程で田上神社のある吾国山。神社の裏手に回ると筑波連山が見渡せたが視界はあまり良くなかった。


10:09
吹き溜まりの登山道


10:24
坊主山(南山展望台)から愛宕山

11:03
急坂の団子石峠

11:08
これが団子石

11:21
団子山頂 後ろが難台山

11:29
大福山から見た筑波山

11:49
屏風岩

12:10
 難台山頂
 最後の腹ごしらえをして14時05分出発。最初の急坂はロープが張ってあったがその後のジグザグ道はカタクリ保護のため細い針金で道を狭めているのでバランスを崩したらつかまるところが無い。改めてストックを持ってれば、と後悔する。
 林道を1本横切り『十六丁目』の標石を過ぎると雪は消えホッとする。沢を渡ると『沢』という集落になる。集落の中の道は複雑だが道の分かれ目ごとに道しるべがあった。線路にぶつかると駅は右手にあったが道がない。左に遠回りして踏切を渡り福原駅着15時35分。
 駅前には駐車場はあったが商店はなかった。水戸線は1時間2本、15時56分発友部行きに乗車。

13:51
吾国山頂は神社の境内

13:49
南に難台山

14:04
西に加波山

16:17
友部駅 正面に難台山 右に吾国山
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