471 大寺山 1226m 交通 猿橋駅-バスー小寺~杉平入口-バス-大月駅 7名
2014年1月26日(日) 晴れ
 大月市の大寺山付近を歩く。大寺山は権現山の西の尾根続きにあり地形図には記載がないが最新のハイキング地図にはちゃんとハイキングコースとして載っている。
 JR高尾駅で待ち合わせ。7時46分発河口湖行に乗車。列車はガラガラだった。猿橋8時25分着で8時28分発上和田行バスに乗る。乗換時間が3分しかないので階段を走った。大月始発のバスはすでに駅前バス停に来ていた。もしトイレにでも寄り道したら乗り遅れたかも知れない。

『昭文社』スーパーマップルデジタルで作成
 9時小寺バス停で降り前方に少し歩く。国道の右側に「佐野峠入口」の標識あり。佐野峠は西原峠の北側にあるのでここが登山口に違いない。細い道を下り葛野川を渡ると山道になった。山中なのに突然犬が吠え出す。人家が一軒、用心にために飼っているのだろう、我々が通り過ぎるまでずっと吠え続けていた。
 人家の裏手に回ると地図通り道が二股になった。当然左が佐野峠への道で右が西原峠への道だと思ったが佐野峠を表す案内板が右にあった。
 雨の予報で厚着をしてきたので暑くなった。歩き始めて15分位でみなさん服装調節し直した。表土が流され路面が荒れているので歩きにくかった。地図にない二股が現れたが右は沢に向う水平道だったので左に進んだ。やがて植林帯の中をジグザグに行く歩きやすい普通のハイキング道になった。
 9時50分最初の休憩を取った。辺りは一面の落葉だ。道は適度にジグザグを切ってあるので傾斜は緩く歩きやすかった。
 10時20分鹿除けの柵が現れた。柵は西原峠まで続いていた。峠に近づくと雪が現れた。靴底にチェーンを着けた一人分の足あとがあった。

9:01
ここが小寺登山口

9:53
休憩時には地形図読み

10:40
西原峠付近 足跡が一人と一頭分

10:45
西原峠から大菩薩連山
 10時45分西原峠。北から尾根通しに林道が上がってきていた。ここから小寺山近くまで林道になっていたが獣以外の足あとはなくスノーハイクになった。夏は退屈な林道歩きだが雪道となれば別だ。
 ウサギ、シカの足あとの他に人間の足ほどの足あともあった。冬眠しているはずなのに足指がくっきり残っていたのでクマに違いない。写真を撮ったり熊鈴を出したり、一人だったら恐怖心から「回れ右」したかも知れない。
 小寺山手前で林道と別れ尾根通しに歩く。標識はないが赤布が目印になった。11時50分小寺山、どこかに山名標示はないか探したら南側の細い立ち木に巻かれた赤テープに黒マジックの手書きのがあった。

11:06
クマの足跡?

11:47
自分達だけの足あとをつける

11:54
小寺山山頂 (Wさんのカメラにて)

12:19
大寺山山頂 (Wさんのカメラにて)

13:16
北峰への最後の登り (Wさん撮影)

13:29
鋸尾根分岐

13:32
 北峰山頂から 富士山方面

13:33
一番手前右の黒いピークがP1
 12時15分大寺山。ここにはブリキ板の山名標示があった。これから下る鋸尾根を見ながら昼食。帰りのバスは16時12分までないのでノンビリする。
 12時50分南面で雪はないが下りは滑りやすい砂状の急坂だ。一気に下ると今度は痩せた岩稜の登り。雪が着いていたが岩角や立ち木が適度にあったのでアイゼンは使わず登れた。
 13時10分着いたピークは北峰かと思ったが手前の小ピークだった。13時30分鋸尾根との分岐。帰りはここから下るのだが北峰まであと数十m程の距離なのでピークを踏んでおくことにした。
 大きな鏡が木にくくりつけてあるのが場違いだったが北峰の南面は展望が広がっていた。あいにく富士山は雲で霞んでいた。

14:29
振り返るとP1が尖って見えた

15:31
下山口は茶畑
 『地図読み山行』ということで地形図見ながら歩いたがフミアト、赤布が豊富でほとんど迷うところはなかった。大寺山と北峰の前後は急坂で凍結しているとやっかいな所だ。安全のため北峰からの下りでロープを使った。P1と勝手に名付けたピークは南側に巻き道があったが落葉に埋もれてトレースがはっきりしてなかった。それで岩稜を直登したが枯枝を掴んで危ない目に遭った。
 強風が吹いたり小雪が舞ったりしたが麓に近づくにつれ晴れてきた。15時40分里に降りる。集落の中を通り葛野川を渡ったところにバス停「杉平入口」があった。16時12分のバスは2,3分遅れでやって来て定刻通り16時45分大月駅に着いた。そのお陰で16時49分発のホリデー快速に乗ることができた。この列車は特急タイプの車両を使い新宿まで1時間10分という速さ。行きも帰りもギリギリの接続時間だったが今回の計画を立てたWさんに脱帽。
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