456 氷ノ山 1510m 交通  R9-鳥取市-R29-R482-氷ノ山キャンプ場 単独
2013年5月1日(水)  雨
 氷ノ山(ヒョウノセン)の標高1509.6mは中国地方では大山(ダイセン)に次ぐ高さであり兵庫県の最高峰である。だから本来なら兵庫県側から登るのがいいのかも知れないが次の日に蒜山高原に移動する関係で鳥取県側から登ることにした。鳥取県側には、わかさ氷ノ山スキー場から仙谷経由のコースもあるが谷筋はまだ雪で埋まっていると言うので一番ポピュラーなコース、氷ノ越からの往復に決定。
 氷ノ山キャンプ場内の広い駐車場に車を置く。小雨が降っているとはいえ先行車はたった1台だけ。
氷ノ山地図  7時案内板に従い杉の植林帯を緩く登る。小さい沢を渡り春米(ツクヨネ)集落からの道を併せると『氷ノ越登山道(旧伊勢道)』の標識が立っていた。江戸時代の交易道の名残で人馬が通れるくらいの幅広い道が氷ノ山越から兵庫県側へ続いている。
 7時55分氷ノ山越、小奇麗な避難小屋が建っていた。床の高さが冬の積雪の多さを語っている。ここからはブナの原生林のある尾根道になる。
 8時30分夏道の一部に雪が残っている箇所があった。8時40分右から仙谷からの道を併せる仙谷別れ。ここからは最短1.9kmでわかさ氷ノ山スキー場へ降りられるとのこと。
 ガスが一瞬薄くなり正面にボンヤリ山体が現れたがあれが山頂かな?実際以上に高く見えた。そのまま前進していくと道が狭く急坂になってきた。今までは緩い登りが続いたので変だなと思った。すると『こしき岩の登攀は大変キケンです』の看板があったのでこれはこしき岩へ行く道だと気付いた。
駐車場
氷ノ山キャンプ場の駐車場
伊勢道
江戸時代からの交易の道だった
 元に戻って左の巻き道のような道に進んだ。すぐに丸太の道になったのでこっちが正解と分かった。
 8時50分雪の残った笹の斜面をトラバースする所で少し緊張したが、あとは丸太の階段になり山頂着9時。強風が吹いていたので写真を撮って直ぐ目の前の避難小屋に逃げ込む。室内には先行していた3人が暖をとっていた。
 窓を叩く風の音で改めて風の強さを知る。山頂だけ風が強い。ここまで長袖のシャツ一枚で歩いてきたが小屋に入ってヤッケを着た。
 9時15分小屋を出る。ガスって展望のない山頂はサッサと引き上げる。
 10時氷ノ山越の小屋でヤッケを脱ぎ代わりに傘を差した。10時30分登山口着。雨が断続的に降り最後まで山の姿を見ることはできなかった。
氷ノ山越
氷ノ越 避難小屋
残雪
山頂付近に残る雪
山頂避難小屋
山頂の避難小屋
 下山後の温泉は車で10分程のところにある「ふれあいの湯」(400円)に。まだ昼前なので地元の人2,3人しか入っていなかった。雨はその後も降り続いたが時々薄日も差すような不安定な1日だった。
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