444 栗駒山1627m 交通 東北道一関IC−国道342−須川温泉 単独
2012年8月14日(火) 曇りのち晴れ
 2008年6月の岩手・宮城内陸地震で大規模な土砂崩れが発生、南麓の駒の湯温泉はじめ多くの被害を出した栗駒山。今回被害の少ない北側の須川温泉から登った。
 一関から国道342号を30分ほど走ると橋が橋脚から折れた「まつるべ大橋」に出くわす。この辺りが岩手県側で一番被害が大きかった場所で崩落した橋のたもとまで見学路が出来ていた。この先須川まで18kmの山岳道路になる。被災した国道は修復され以前より走りやすくなった箇所もあるがまだ一車線の工事箇所もあった。一関からの路線バスは普通に走っていた。
 須川高原温泉の前はだだっ広い駐車場になっていてどこに車を止めていいのか悪いのか分からずビジターセンター前に止めた。秋田県側の栗駒山荘ともどもそこそこの観光客が来ていた。

栗駒山地図
 前夜から降っていた雨は止んだがまだガスは取れない中10時出発。硫黄臭の強い源泉の脇の遊歩道を進み二股を左にとる。避難小屋のような建物を過ぎると平坦な道になる。木道で保護された『名残ヶ原』を横切り10時25分苔花台。ここで帰路に通る産沼への道を左に分ける。直進すると道は硫黄臭の強い沢沿いになった。
 10時50分昭和湖着「立入禁止」の看板が立っていた。、ここで霧が雨になってきたので雨具を着けた。天狗平まで木道が丸太の階段に変わる。一汗かいた。
 11時30分雨は止んだが天狗平は強風が吹いていたので寒く感じた。山頂まで800mと書いてあったがここで雨具を着けたまま食事することにした。
 11時45分出発。20分で山頂着。山頂の看板によると宮城県側からの道は5本中2本は未だに不通とのこと。ガスで展望もないので写真を撮っただけですぐ下山。
 産沼への道は地図では尾根沿いに東北東に進むように表記されているが実際のフミアトはまず真北に進んだ。道を間違えたかなと思ったが12時55分産沼に着いた。時々薄日が差すようになったので雨具は脱いだ。
ビジターセンター
9:59
ビジターセンター前
名残ヶ原
10:17
名残ヶ原の湿原
昭和湖
10:49
昭和湖
崩落地
10:56
山頂付近 南側は急斜面の裸地
栗駒山山頂
12:08
栗駒山 山頂の社
産沼
12:57
かわいらしい産沼
 13時25分小沢を渡り小尾根を乗越すと空が晴れ上がり北側の焼石岳方面が見えるようになった。
 13時50分朝通った苔花台を経て賽の磧への分岐。ベンチがあったので休憩。時間も余ったので賽の磧経由で下山することにした。
 賽の磧は登山道のすぐ脇に噴煙が立ち込めている。まだ火山として生きている山だと言うことを実感する。
 旧噴火口を過ぎ振り返ると一瞬栗駒の山頂が見えた。道なりに歩いていくと広い駐車場を横切り宮城県側の登山口に降りたった。といってもそこから50m程歩くと今朝出発した岩手県側の駐車場があった。
焼石岳遠望
13:35
晴れて展望が得られる
賽の磧
14:05
賽の磧に寄り道
旧噴火口
14:25
旧噴火口 後ろが栗駒山

ツリガネニンジン

カメラ写りのせいではなく
本当に白かった アジサイ


キンコウカ
 

 下山後は駐車場の真ん前の須川高原温泉、日帰り入浴(600円)を楽しみ、次の目的地「焼石岳登山口」へと向った。
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