435 大菩薩嶺 2057m 交通 中央道勝沼IC−広域農道・国道411−裂石 4人
2012年1月8日(日) 晴れ
 スノーハイクのつもりで計画を立てたが『ロッジ長兵衛』のHPによると雪はほとんどないことが判明。丸川峠から山頂までの北面くらいは雪があるだろうと期待して出発したが…
 6時大手町集合、3連休の中日だったので高速の渋滞はなかった。日野バス停で7時に待ち合わせた一人をピックアップし8時10分裂石バス停の先、冬季閉鎖のゲート前の登山者用駐車場に着いた。
大菩薩地図  8時15分駐車場奥の、みそぎ沢沿いの林道を行く。8時35分「丸川峠大菩薩嶺」の標識が2本あり、標識にしたがい右の山道に入る。急坂の連続で一気に高度を稼ぐ。登るにつれ背後に富士山の頭が見えてくる。今日は天気が良いし空気が澄んでいるので大展望が期待できる。
 9時50分丸川荘は営業していた。休憩するにはちょうどいいロケーションだがぬくぬくとあったまると出るのが辛くなるのでそのまま通過。小屋の右手から階段状の道を稜線に向かう。この辺りから解け残った雪がある。地図では道が交錯していることになっているが植生保護のロープが張ってあり事実上は一本道だった。
丸川峠
9:50
丸川峠の丸川荘
大菩薩北面
11:10
樹林の間から見える八ヶ岳
 稜線の北側だと言うのにほとんど雪はなくアイゼンの出番なし。秩父奥多摩の山々が木の間越しに時々見えた。八ヶ岳も赤岳から左方向は見えた。
 11時20分ジグザグ道が終わるとなだらかな大菩薩嶺、日陰で寒いので写真を撮っただけで雷岩へ向かう。雷岩は南側が開けて予想通りの大展望だった。日当たりのよい南向きの岩に腰掛けたがそれでも寒い。朝の裂石が−7度だったのでここは今−10度くらいか。展望を楽しみながら昼食を楽しんだがそれでも20分程で腰を上げた。
大菩薩山頂
11:24
大菩薩嶺にて
富士山
11:35
雷岩からの富士山
 11時40分ここから大菩薩峠までは正面に富士山、右手に南アルプスの展望を楽しみながらトレッキング、。賽の河原を過ぎると東方の樹林が切れて雲取山などの奥多摩の山なみが見えるようになる。その窪んだところにエメラルド色の奥多摩湖を発見。
 東京スカイツリーが池袋と新宿の高層ビルの間に鉛筆のように立ってる。横浜のビル群の先の平面は東京湾と分かる。その先の低い山影は房総半島。元旦に登った筑波山は特徴のある山頂の形でそれと分かる。
 大菩薩峠の小屋も開いていた。公衆トイレも使えた。林道は冬季閉鎖だが小屋には4WD車があった。雪の多かった2005年の時とはまるで違った風景だ。
南アルプス北部
11:37
雷岩からの南アルプス 白根三山
積雪の状態
12:29
雪はわずかしかなかった
雲取山遠望
12:37
賽の河原から雲取山方面
大菩薩峠
12:54
陽だまりの大菩薩峠
 12時55分下山開始。上日川峠まで1時間、登山口まで更に1時間だから15時には下山出来る。福ちゃん荘、ロッジ長兵衛とも営業していた。この山域は予約があれば小屋を開けるようだ。
 上日川峠から登山口まで標高差600mを一気に下る。砂混じりの土の上に落ち葉が堆積しているので滑りやすい。途中災害で道が崩壊していて林道へ迂回する箇所があった。大雨が降ったら崩れそうなところが何箇所もあった。
 14時50分舗装路に合流、傍らに赤い服着た地蔵さん。そこから10分下ると登山者用駐車場だった。
結氷
13:23
南面の沢なのに全面結氷していた
 下山後は『大菩薩の湯』(入場料600円)へ。アルカリ泉ということでぬるっとした感覚が心地好かった。
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