426 | 尾瀬 | 交通 | 上野−高崎−沼田−鳩待峠…沼山峠−会津高原駅 | 6人 |
2011年9月18日(日)〜19日(月) |
職場のハイキング部が計画した尾瀬ヶ原から尾瀬沼へ抜けるハイキング。尾瀬は何回か行っているが、群馬県から福島県へ横断したことはなかった。マイカーではなく電車・バスを利用して尾瀬へ行くというのは40年ぶりなのでハイキング部の部員ではないが参加させてもらうことにした。参加者は一人だけ40歳代であとの5人は『アラウンド還暦』。すでに退職した人もいる。 |
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13:18 ふりむくと至仏山 |
18日 上野発7時14分の上越新幹線で高崎乗換え沼田駅へ。上越線直通の特急とか上野から鈍行を乗り継いで行く方法はバスとの接続が合わない。沼田で20分待ちで戸倉へ。更に乗り合いタクシーで鳩待峠に着いたのは11時20分。高崎まで新幹線を使ったのに4時間もかかったわけだ。 今回は東電小屋で一泊してノンビリ尾瀬を歩こうという計画なので、逆コースだったら東武鉄道の山岳夜行列車利用で沼山峠から鳩待峠まで日帰りで行ける。 11時30分鳩待峠発。山の鼻のビジターセンターまでは上り下りとも数珠繋ぎ。紅葉にはまだ早いし天気予報はよくないのでもっとすいていると思っていたが一般観光客がかなり多かった。 ちょうど1時間で山の鼻、さらに見晴十字路方面との分岐まで1時間。分岐から左に曲ると人出はぐっと少なくなった。7月の水害でヨッピ橋前後は木道が工事中になっていた。14時50分林の中の東電小屋着。 |
13:28 尾瀬ヶ原 |
13:32 晴れわたって燧ケ岳 |
14:18 エゾリンドウ |
14:39 林の中に白い東電小屋が見えてきた |
19日 東電小屋の風呂、トイレ、衛星放送など下界並みの設備には驚ろかされた。朝霧で見通しが悪かったが6時50分出発。 東電尾瀬橋のたもとでたまたま通りかかった人にお願いして集合写真を撮ってもらった。ヨッピ橋からこの尾瀬橋までのヨッピ川右岸だけが新潟県に属する。つまり群馬県から入山し新潟県に泊まり福島県に下山する、というわけだ。 川を渡ると再び湿原になる。急速に霧が晴れ太陽が顔を出すようになった。オクトリカブトやエゾリンドウなど紫系の花が目立つ。 7時30分小屋の立ち並ぶ見晴十字路。ちょっとした観光地の風情。ここからは緩やかながら登り坂になる。 |
7:07 朝霧の東電尾瀬橋にて |
7:15 ウメバチソウ |
8時イヨドマリ沢で休憩し沼尻着9時20分。沼の南岸を通って三平峠まで行く木道は災害で損壊したまま通行止めになっていた。7月の水害についてはニュースで聞いていたがここまでひどいとは。 燧ケ岳が下から見上げるような位置にあるので見慣れた形とは違って見えるのが面白かった。9時50分出発。沼の北岸を大江湿原まで行く。湿原の中を流れる川に魚の大群が泳いでいた。ヤマメかなイワナかな? 10時30分ボランティアの立っているT字路に着く。右に行くと200mほどで尾瀬沼ビジターセンター。そこで休憩するか、いや、帰りのバスの時刻が分からないので休まず沼山峠まで行くかで意見が分かれた。先を急ぐという意見が勝ち休まず更に1時間あるいてバス停着11時30分。 御池経由会津田島行きのバスの発車時刻は12時05分だった。 |
8:13 オクトリカブト |
10:26 大江湿原からの尾瀬沼 |
11:13 沼山峠展望台 |
帰りのバスが檜枝岐の集落を過ぎると国道352号線の様子が一変した。左右の山肌が土砂崩れでいたるところ赤土がむき出しになっていた。土石流が沢を埋め床をえぐられたペンションや押しつぶされた家屋がそのままになっていた。沿道に堆積した土砂で国道も一部まだ一車線通行になっている。 福島県は3月の大震災と原発事故の被害に遭っているが同じ福島県の檜枝岐村は7月に大きな水害にも遭っていることを思い知らされた。 |