425 十勝岳 2077m 交通 苫小牧−上富良野−吹上温泉−望岳台 単独
2011年8月18日(木) 曇り
 幌尻岳、トムラウシ山、十勝岳、これら三山を登るべく1週間の休暇を取って北海道にやって来た。しかし前線が北海道中部に横たわり山岳地帯は記録的集中豪雨の真っ只中。
 幌尻岳は16日分の幌尻小屋・シャトルバスとも予約が取れていたのに沢の増水で入山禁止とか。豊糠山荘まで行ってそれが分かった。今年からマイカー規制で勝手に入山できなくなっていたので幌尻岳は断念。天気の回復を待ってやっと18日に十勝岳に登ることが出来た。
 白銀荘前のキャンプ場を6時30分出発。クマ鈴を鳴らしながら笹の中に分け入る。6時50分ゴーゴーと水音を轟かせている沢にぶつかる。対岸に行くには靴を脱いだまま水流に負けずに徒渉しなければならない。『帰りもここを通るのか』と思うと無理をする気はなくなった。
 徒渉をあきらめ、戻る途中で男性の単独者とすれ違ったので沢の状況を告げておいた。彼は短パン姿だったので『靴だけ脱いで徒渉する』と言っていた。
 キャンプ場に戻り改めて車で望岳台に移動。7時40分再出発。こっちのコースは笹のない見通しの良い道で前後に数組歩いていたのでクマ鈴は外した。
 8時30分美瑛岳との分岐。「標高1260m 十勝岳まで3.2km 望岳台から2,0km」 男性2人組がここで引き返すと言って帰っていった。展望が得られないのでまた来ると言っていたので地元の人らしい。

白銀荘キャンプ場から十勝岳を望む
6:24

ゴロゴロした岩の道を行く
8:17
 霧がだんだん濃くなって今にも降りだすのではないかと心配したが最後まで雨は落ちてこなかった。避難小屋を過ぎると傾斜がきつくなった。
 9時50分平坦地になったので稜線に出たのだと思った。しばらくすると「標高1720m 十勝岳1,6km」の標識。下山の時に分かったのだがスリバチ状の新噴火口の場所だ。
 一旦下りになり右にカーブすると広い尾根になった。「迷いやすい所」とガイドブックに書いてあったがコースを示す黄色いペンキが霧の中に浮かび上がって見えたのでその心配はなかった。
 「山頂まで0.7km」の標識があったのでホッとしたが高度計で見るとまだ標高1800mくらい。高度差200m以上はある。左下に白く残雪が見えるころ一気に滑りやすい急坂になった。もろいゴロ岩の道を40分かかってやっと頂上に着いた。


美瑛岳との分岐
8:33

広い尾根 黄色の印が頼り
10:13
 山頂に着くと「あっ」と声がしたので見ると今朝、沢のところですれ違った短パンの人だった。彼は靴を脱いで沢を渡ったまでは良かったがその後道を間違え望岳台のほうへ降りて行ってしまい時間をロスしてしまったとか。
 山頂に20分ほどいたがガスは取れなかったので展望は諦めて下山開始11時30分。短パンの彼も一緒に下り始めた。何となく途中まで同道し美瑛岳分岐で別れた。埼玉県の上尾から来たという。
 下るに従い晴れ間が出るようになった。下界は晴れていて山だけ夏雲がかかっている、そんな感じになっていた。
 望岳台14時40分着。すっかり晴れて暑くなっていた。観光客が写真を撮っていた。振り向くと十勝岳の山頂が噴煙の右側にかすかに見えた。


狭い十勝岳の山頂
11:30

時々霧が晴れるようになった
11:53

登る時は見えなかった噴火口
12:19

一瞬雲が取れて稜線が見えた
14:37

       

 十勝岳を無事登り終えたらトムラウシ山に登る予定だったが「ニペソツ山に登るつもりが林道閉鎖のため諦めて十勝岳に来た」という人の話を聞いた。それでトムラウシ山も断念した。なにしろ前々日、東大雪の国道273号三国峠が通行止めになったくらいだ。国道の通行止めは報道されるが道道や林道に至ってはあちこち通行止めがあるに違いない。昨夜も雨が降った。
 今回は十勝岳で終わった。でも今後また北海道に来ることあるかな〜。
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