420 高山 1668m 交通 東北道・日光道-清滝-竜頭滝上 4名
2011年3月6日(日) 晴
 冬の奥日光へ行く場合、ノーマルタイヤのマイカーでいろは坂は登れるか?が一番の問題だ。一応タイヤチェーンは持参するが出来れば使用したくはない。数日間降雪がなく寒気が緩んでいる今日はその点では都合がよかった。
 巣鴨駅6時45分集合、高速道路はすいていたので8時30分には清滝に着いた。コンビニに寄ったあといろは坂に向う。「路面凍結、チェーン必携」「ノーマルタイヤ危険」の注意標識があったのでチョッと緊張。いろは坂は一方通行なので途中で引返すことはできない。幸い除雪が完全だったので無事に9時10分竜頭の橋上の駐車場に着いた。
 1km先の赤沼茶屋の一般駐車場は冬期閉鎖で茶屋の前の駐車場は日陰で路面は凍結していた。それでUターンして竜頭の滝上まで戻ったのだ。ここはまだ空いていた。


 9時30分出発。国道の竜頭橋を渡り右上の林道に入るとすぐ鹿除けの柵にぶつかる。ゲートを開けると急な山道になるがすぐ平坦な道に変わる。多数のトレースが鹿除け柵に沿ってついていた。
 20分程で左の山肌に壷足のトレースが分岐していった。あとでそれが夏道だと知ったが多数のトレースのある柵沿いの道を行くことにした。
 トレースといってもスノーシューのものなので壷足で歩いてる我々、特に体重の重い私、は膝まで潜ってしまう。ここでカンジキを装着することにした。私以外は木製のカンジキだったのでアイゼンもつけてもらった。去年の山王帽子山で急斜面の箇所で後ずさりして苦労したからだった。両方装着するなんて滅多にしないのでかなり時間がかかった。
 
 10時50分次のゲート前についた。ゲートの外に5,6人のグループがいた。ドアの下の部分に雪が着いて開かないので備え付けのスコップで雪をどけて柵の外にでた。大きな看板が見えていたのでそれで現在地を確認した。トレースは全て小田代原方面に向っていて、高山方面には誰も歩いた形跡がない。
 現在地が確認出来たのでゲートを背にして正面の鞍部目指して歩けばどこかで夏道に出会う、と判った。カンジキが効力を発揮しどこでも自由に歩ける状態だったのが幸いした。
 11時15分雪面から丸太の頭が出ているのを発見。掘ってみると「高山」の文字があった。地形図通りここで道が直角に曲っていた。

9:55
アイゼンとカンジキを装着する

10:52
雪に埋もれたゲート
 11時20分樹木に「N36°45’ 43”E139°25’38”」と書かれた木札がかかっていた。世の中にはいろんなことにこだわる人がいるもんだ。
 11時30分ふいに人声が上から聞こえてきた。高山から下ってきたグループが平坦地で休んでいた。ここからはお互いのトレースを当てにすることになる。安心したようなガッカリしたような・・・
 12時15分山頂。風もなく暖かく感じたので雪に腰を下ろしてランチ。雑木が邪魔して大展望とはいかないが奥日光の山々がぐるりと見渡せた。
 12時55分下山開始。トレース通りに歩いたが夏道より西寄りで見覚えのある柵に出くわした、13時55分。この踏み跡は今朝はなかったので山中で出あったグループを含め少なくとも3組が今日この山に登ったことになる。

11:14
指導標発見

11:21
どこでも歩けそうな雪の状態

11:58
中禅寺湖が見えてきた

12:19
記念写真

12:56
山頂からの男体山

13:02
急坂を下る

13:03
本日一番の男体山

14:15
竜頭の橋のたもと
 柵沿いに戻り14時15分駐車場着。車はもう2,3台しかなかった。15時「やしおの湯」(500円)で汗を流し、16時帰路についた。
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