389 | 荒沢岳 1969m | 交通 | 関越道小出IC−国道352−シルバーライン−銀山平 | 単独 |
2009年9月22日(火) 曇り |
越後駒ケ岳の東にどっしりと大きく横に尾根を広げている荒沢岳。いつか登ってみようと思っていたが行程が長く岩場の通過などもある。天候にも大きく影響されるのでなかなか行く機会が得られなかった。 9月21日、シルバーウイークの中日、高速道路の渋滞も少し収まっている午後出発。関越道は順調で18時には小出ICに着いた。インターを右折して尾瀬・奥只見方面に左折すると道の駅やコンビニ、スーパーなどがある。食料・酒を調達。ここを過ぎるともう商店は全くない。 シルバーラインの長いトンネルを抜け銀山平へ。辺りは真っ暗なので一旦は通り過ぎてしまったが無料駐車場と綺麗なトイレが登山口にあった。すでに6台停まっていたがあと5,6台は停められそうだ。国道352号線に面しているがほとんど車は通らない。時々道路の向かい側のペンションからトイレを利用しに人が来るだけ。トイレは水洗でペーパーが常備されている。山奥であるが観光地でもある。 窓から首を出すとボーっと白く天の川、一人乾杯する。 |
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22日 6時15分出発。すぐに取水口があり急坂で尾根を絡む。晴れていたはずなのに小雨が降りだしてきた。首からぶら下げたカメラが濡れないようにタオルを巻く。 7時三等三角点のある前山。先行する男女二人組が出発するところだった。前方に早くも山頂が見えている。越後駒ケ岳は薄い雲のためにシルエットになっている。雨はいつしか止んでいた。 7時10分出発、歩き始めて直ぐに右からもう1本の道が合流。こっちの道はフミアトが細いのであまり歩かれていないようだ。ここからはアップダウンが続く。下り坂になるたびに頂上と前ーが見える。 8時「これより岩場注意」の看板のところで2度目の休憩。先行する男女二人組がすでに鎖に取り付いている。5分程で男性の単独者、さらに5分後に別の単独者が休憩せずに通過。つまり5分間隔位で4組5人が鎖場に取り付いたわけ。 8時10分鎖場に取り付く。樹木が多いので高度感はなく15分程で通過。4つ目の梯子を上ると突然目の前に前ーの岩壁が広がる。 |
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6:50 奥只見湖を見ながらの急登が続く |
6:59 前山から早くも正面に山頂が見える |
7:47 頂上手前にはだかる前ー(まえくら) |
8:02 『これより岩場注意』の看板 |
先行する4人の姿を目で追う。樹木のない草付きの急坂を、下って、トラバースして、上る。ほぼ等間隔で歩いているのが分かる。「あんなところ自分は歩けるだろうか」、ふと不安になる。 実際には全コース頑丈な鎖が張ってあり3点確保で歩けば危険はなかった。 8時50分平らな尾根の肩に着く。8時53分「前ー」と彫られた古い標識が立っていた。山頂まで1.8kmともある。右の蛇子沢から遠い沢水の音が聞こえている。先行者は誰も休憩を取らずに頂上に続く細尾根に取り付いている。休憩適地だったがもう少し歩いてから休むことにした。 尾根は細いが低木が生い茂り見た目ほど険しくはなかった。9時35分二等辺三角形の未丈ヶ岳を正面に見ながら最後の休憩を取った。 |
8:17 鎖と鉄梯子の連続 |
8:27 前ーの岩場 全景 |
下山時に撮影 前ーの通過ルートは全て鎖場 |
8:50 前ーから 山頂まであと1.8km |
9:57 色づく山頂部 |
10:07 主稜線から東 花降岳方面 |
10時7分花降岳へ続く稜線上に出る。この辺りはすっかり紅葉している。稜線上を右に曲る。幾つかの小岩峰が重なって見えるが頂上はその先。 10時20分岩場から解放され小広い山頂広場である。反対側からはヘルメット姿の4人組。テントを担いでいたので沢からの1泊山行? 頂上で景色を堪能したいところだが夥しい羽蟻が舞っていたので少し戻ったところで大休止。平ヶ岳や中ノ岳など近くの山ももやっていてスッキリとした景色にはならなかった。先行していた3組4人はそろそろ下山の様子。 10時45分、ヘルメットの4人が下山するのを見てこっちも腰を上げる。帰りもきっちり3回休憩をとって下山。13時50分終了。 |
10:12 最後の岩場 |
10:22 荒沢岳頂上 後景は中ノ岳と越後駒ヶ岳 |
10:46 奥只見湖を見ながらの下山 |
13:50 登山口 先着した単独者が二人談笑中 |
下山後の温泉は尾瀬方向に車で1分、船着場を右折したところにある「かもしかの湯」(500円)に入った。露天風呂だが虫除けの防護ネットで覆われているので内風呂のような感じだった。蛇口は3つしかないので一度に大勢は入れない。 |