381 燕巣山2222m 交通 関越道沼田IC−R120−丸沼高原−丸沼温泉 4名
2009年5月16日(土)曇りのち小雨
 丸沼温泉登山口から燕巣山に登る。
 燕巣山は丸沼から見ると四郎峠を挟んで四郎岳と対峙している。四郎岳といえば今年3月に深雪のため途中断念した山だ。今回はもう雪は無いだろうから四郎峠から2つの山をピストンしようど計画した。天気予報は曇り夕方から雨。

 6時錦糸町で3人を拾い江戸橋ICから首都高・外環・関越道沼田ICを経て丸沼高原に着いたのは9時10分。一番奥の駐車場に停める。手前の売店脇に無料トイレがあった。

Nさん持参のGPSによる実測
 目の前の川が四郎沢で上流に四郎岳が見えていた。9時30分河原に下りて沢を飛び石伝いに渡る。四郎沢を何度か渡るが橋は一切ないので水量が多い時は徒渉となりそう。道すじははっきりしているが2,3箇所ヤブの濃いところがあった。堰堤が終わると水流の脇を通るようになる。ナメ床の沢である。
 10時5分最初の二股。川幅の広い右股に向うと小尾根にお助けロープがかかっていた。ここで小休止。ナメ沢の先には大きな倒木が沢を塞いでいるのが見える。
 小尾根に取り付くが両側の沢までは近い。やがて道は再び沢筋に下り立つ。
 10時25分2番目の二股。水量の少ない右股に向うとまた尾根に上がるようにテープが付いていた。コメツガ、アスナロなどの針葉樹の幼木が多い。
 10時32分傾斜が急になり右側に小さな露岩。バラバラと落石の音がしたので見上げると一頭のカモシカが歩きながら石を落としていた。カモシカの動きを見ながら一人ずつ通過するとまたお助けロープ。
 再び沢に下りるとミニ雪渓。中央の薄いところを崩すと雪の下にお助けロープが埋まっていた。
 雪で慎重になったのはそこだけで、傾斜が緩み尾根を絡むようになると右手に燕巣山が見えてきた。
 10時55分四郎峠。北側に燧ケ岳が霞んで見えた。四郎岳は見上げるような急傾斜に見えた。雪も多そうだ。天気が崩れる予報なので予定を変更して燕巣山のほうから登ることにした。
 1891mのピークを過ぎるとガレ場で南側の展望が開けていた。曇っていたが日光白根から錫ヶ岳にかけて望めた。

9:30
飛び石伝いに左の沢を横切る

9:50
笹ヤブに突入

10:02
ナメ沢に沿って登る(Nさん撮影)

10:12
最初の二股は右へ

10:24
2番目の二股も右へ(Nさん撮影)

10:34
カモシカが落石を誘う(Nさん撮影)

10:35
超ミニ雪渓?あらわる

10:54
四郎峠 北に燧ケ岳がぼんやりと
 四郎峠から燕巣山まではいたるところ「東電」の赤い杭が埋め込まれ急坂だがよく整備された道になった。頂上近く傾斜が緩むようになると雪が1m近く残っていた。締まっているのでかえって歩きやすい。
 12時10分山頂。山名標識のところだけ雪が消えていたので座ってランチタイム。北方向は燧ケ岳から至仏山の尾瀬の山々。至仏山の手前の三角錐は荷鞍山、燧ケ岳の右は会津駒で左の真っ白なのが平ヶ岳、その手前の黒いのは景鶴山。天気が悪い割にはよく見えた。
 山頂の東側が吹き溜まりの雪で盛り上がっていたので登ってみるとガスの切れ目から鬼怒沼らしき茶色い平原が見えた。湯沢峠に向う南東尾根は雪と笹のミックスで歩行不能のようだ。
 

11:15
展望地より日光白根山と錫ヶ岳

11:15
展望地より燕巣山(Nさん撮影)

11:34
四郎岳を背に急登をあえぐ

12:03
傾斜が緩むと雪原になった

12:10
山頂より北に燧ケ岳

12:15
山頂より南に白根山と丸沼
 12時45分下山開始。山頂部の雪原が終わり急坂にかかる頃雨が降ってきたので雨具を着ける。
 13時45分四郎峠、計画ではここから四郎岳往復だがやめた。雨が強くならないように祈りながら沢を下る。
 15時駐車場着。結局雨は降ったり止んだりだった。

12:44
 下山後は白根温泉「薬師の湯」に入る。濡れた体に心地よい温度。天然かけ流しと、うたっている。温泉卵や蕎麦を味わい帰路につく。天候が悪かったからか連休疲れからか、行楽地はガラガラ、高速は渋滞無しで快適に帰れた。
戻る