375 | 杓子山 1598m | 交通 | 新宿−中央道−河口湖IC−忍野村 | 2名 |
2009年1月25日(日) 晴れ |
昨年倉見山に登った時いただいた都留市観光協会の地図を頼りに『都留市二十一秀峰』の杓子山・鹿留山に行く。冬晴れのきれいな富士山を期待したが前日の夜は大月あたりの中央道は降雪チェーン規制が出ていた。登山ルートは路面凍結の心配があったので都留市側の不動湯コースではなく南の忍野村からのコースにしておいた。出来うればタイヤチェーン巻かずに登山口まで入りたい。 25日は朝から快晴、予定通り新宿6時50分待ち合わせで、中央道へ。上野原〜大月間は50km規制が出ていたが雪はなく普通に走れた。談合坂あたりの低山の木々が白くお化粧していて綺麗だった。やはり数時間前まで雪が降っていたようだ。その雪も大月を過ぎるとなくなり谷村PA付近でまた現われる。局地的な降雪だったようだ。道路に渋滞なく忍野村に8時20分着。 |
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8時40分出発。目の前の高座山南面のカヤトが不釣合いに黄色に輝いている。富士山を右に見ながら村内を東に進む。橋を渡り川沿いに進む予定だったが道が雪に埋まっていたので車道を桜荘の先まで行ってから左折。養鶏場の脇を通り過ぎると車道も完全に雪に覆われるようになった。 9時21分林道が二股になったので右に行こうとしたら「←立ノ塚」の古い木札があったので左へ。9時32分、半信半疑で歩いていったらまた道が二股になった。こっちが地図に載っているほうの二股で「杓子山登山道」の大きな看板が立っていた。今度は迷わず右へ。 晴れているが木の枝の雪が時折風で舞う。夏ならこの林道も強引に車で上がって山頂ピストンする人もいるのだろう。今は雪のおかげで静かだ。 |
9:32 林道のY字路を右に |
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10:14 立ノ塚峠 この辺り積雪多し |
10:57 松の木のある展望台 1432m地点 |
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11:27 ミズナラの巨木のある鹿留山 |
もう直ぐ立ノ塚峠と言う所まで登った時に1台のジムニーが上がってきた。10時5分立ノ塚峠。展望はあまりないが小休止しているとさっきすれ違った車が戻って行った。何かの点検にでも来たのだろうか?年配の運転手は無表情で去っていった。 10時15分出発、南向きの尾根道なので暖かい。積雪はみるみる少なくなっていった。尾根が岩がちになりトラロープが何本もかかっていた。 10時55分松の木のある岩場から遮るものもない富士の展望が得られた。地形図に載っている1432m地点のようだ。普段見る富士は前山ですそ野が隠れているが今日の富士は剥げて赤茶けているすそ野丸出しだ。自衛隊の北富士演習場が大きく展開している。この景観では世界遺産は無理だろうなあ〜。 |
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1432m地点を過ぎ少し下る。北斜面は凍結路だが、南側は雪なしなのでアイゼンは着けなかった。 11時20分鹿留山との分岐点。右(東)に一旦下って緩く登り返すと鹿留山。灌木で展望はよくないが木の隙間から西に遥か南アルプス、東に近く御正体山と大室山が見える。杓子山より34mほど高いので一応寄り道したが独立した山という感じはしなかった。樹木のおかげでここだけ雪が多い。 分岐まで戻り尾根を登り詰めると再び富士山が見えるようになる。鹿留山よりも高そうな高みだったので地図の等高線を数えたら確かに1本多い。推定164?m、本日の最高地点でP1と勝手に名付ける。 |
11:43 本日の最高点P1からの富士 |
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11:57 岩稜のP2 山中湖が細く光る |
11:59 P3(右)と杓子山(左) 遠景は南アルプス |
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12:23 雪解けでヌカルミの杓子山 |
11時45分、P1を下り始めたが縦走路に凍結した部分が多く見えたのでここでアイゼンを着けた。 11時57分岩稜の小ピークからは遮るもののない展望を得られた。箱根山、伊豆の大室山、天城連峰等。ここをP2と名付ける。杓子山の頂上の向こうに南アルプスが位置しているが手前のピークの方が高い。ここはP3と名付けておく。 12時20分杓子山は暖かく雪と泥のミックス。アイゼンはしまった。不動の湯方面から登ってくる人が多かったがベンチが3台あったので辛うじて弁当を広げられた。展望は申し分ないが東に接するP3の方が高いので北丹沢方面は隠れて見えない。 充分展望を楽しんで12時55分下山。ここからは関東ローム層、雪解けの泥んこ道との戦いだった。 15時20分駐車場着。 |
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13:41 ヤセ尾根のアップダウンもある |
13:59 日陰は凍結しているので道の端を歩く |
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14:36 緩やかに見える高座山からの下り ヌカルミに足をとられ二度泥だらけになる |
14:56 不動の湯方面に抜ける鳥居地峠 冬期通行止めになっている |
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一日中快晴だった南アルプス |
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前夜の降雪で入山が危ぶまれたが市街に根雪はなくノーマルタイヤ・チェーンなしで走れた。遮るもののない富士山だったが見てはいけないものを見たようでもあった。 帰りも渋滞無しだったので16時に道の駅『富士吉田』を出発し、17時30分には高島平に着いた。渋滞なければ高速は速い(アタリマエか)。大相撲が千秋楽の日で横綱同士の優勝決定戦が始まる前に帰京。 |