374 武川岳 1052m 池袋−西武池袋線−芦ヶ久保 2名
2009年1月12日(月) 晴れ 名郷−バス−さわらびの湯−バス−飯能−池袋
 週末に平地で雨が降ったので近郊の山は雪、と思い奥武蔵にスノーハイクに行く。
 西武池袋駅7時34分発の快速急行に乗る。この電車飯能から先は各駅に停車。ドアが開くたびに寒い外気が入ってくる。乗客はまばらなので余計寒々している。芦ヶ久保駅8時55分着。里に雪はほとんどなかった。

 9時5分線路に沿って駅前駐車場を左に行く。橋の手前を右に曲り線路をくぐる狭い薄暗いトンネルを通るともう山道になる。駅から山までこんなに近いところはあまりないだろう。小さい尾根を乗り越し沢(兵の沢)に下る。所々に古い凍結した雪が残っている。
 9時40分「二子山まで70分」の標識のところで沢を離れる。汗ばんできたので一枚脱ぐ。速乾性の肌着を着ているとはいえ衣服を濡らさないに越したことはない。
 尾根に取り付くと真新しい雪を見るようになる。10時30分急斜面が始まる。古いトラロープの他に新しいオレンジ色のロープが設置してあった。軟弱な地面に新雪が10cm位積もっている状態なのでこのロープを頼りに登った。
 10時45分二子山の雌岳、樹林に囲まれていて展望はない。ベンチは乾いていたので腰かけて休憩。雄岳まで10分と書いてあったが岩と雪のミックスの下りと深雪の北斜面の登りでかなり神経を使った。雪山初めてのHさんだがアイゼン・ストックなしで登りきった。
 11時5分雄岳からは武甲山が見える。ここからは南西斜面、雪は少ないが凍結していたのでアイゼンを着けた。
 焼山も頂上近くは急坂だ。ここにはお助けロープがないがアイゼンを着けていたので問題なく通過。山頂は樹木がなく展望はよかったがいつの間にか空に雲が広がってきていた。
 焼山を下ると林道がすぐそばを通る。積雪で車は走っていないがしばらく並走する。
 小さなピークを幾つか越す。13時、頂上かと思ったピークは蔦岩山だった。武川岳はまだ先なのでここで昼食。小雪がチラつく。13時20分発。
 13時45分だらだらと緩く登ると武川岳に着いた。

10:35
二子山(雌岳)直前の急坂

11:02
二子山(雄岳)の三角点

11:05
二子山からの武甲山

11:56
静かな雪道

12:06
焼山から二子山

12:06
焼山直下の急登

12:41
吹き溜まりにはかなりの雪

13:47
灌木で展望はあまりない武川岳
 下山は最短で林道に下りられる妻坂峠経由。かなりの急坂でしかも登山道が溝状に窪んでいる。そこ目がけて周りの雪が全て集まってきた感じで腰まで潜る状態。わざわざ雪の中を歩かずにアイゼンを外し登山道脇の雪のない疎林を下ることにした。
 14時35分妻坂峠。峠からは雪は少なく、歩きやすいジグザグとなり林道へ15時降り立つ。あとは舗装路を名郷バス停へ15時45分着。15時50分発のバスが待っていた。

 休日の飯能行きのバスはさわらびの湯経由なので下山後に入浴するのには便利。入場料800円と少し高いが冷えた体を温めてビールで乾杯する。
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