366 | 西大巓1982m〜西吾妻山2035m | 交通 | 裏磐梯−R459−五色沼入口−林道−デコ平 | 3名 |
2008年10月13日(月) 晴れ |
西吾妻山に登るため7時裏磐梯のキャンプ場を出発。前夜の寒さがウソのような暖かさ。小野川湖のほとりからグランデコスキー場方面に車を走らす。グランデコホテルの前まで来たがどこに登山口があるのか分からない。古い地図だとホテルの前辺りから北に1本登山道があることになっている。 少し戻ってみるとケーブルカー乗り場の手前に左に入る未舗装路があった。路面は荒れていた。特にゲレンデを通過するまでの区間がひどい。何度かゴツンと床下に石が当たる音がした。スキー場を通過すると普通のダートコースになり終点に広い駐車場があった。(標高1270m) 驚いたことにジープ型の車より普通のセダン型の車のほうが多かった。駐車場には平成6年度に立てられた案内板があり、そこには布滝経由の登山道が書いてあった。西吾妻山には山形県側から3本、福島県側からは2本のコースがあるが、どれをとっても周遊コースにはしにくい。 車利用ではあるがなるべく同じ道の往復はしたくないので案内板の道を信じて使うことにした。しかしデフォルメされたコース図なので実際の地図の何処を歩くことになるのか分からない。山行記録用にNMさんにGPSの記録を取ってくれるよう頼んでおいた。 |
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拡大図 案内板 |
8時10分出発。笹原と雑木林の緩やかな道を行くとデコ平湿原への道を2本右に分けた後コースは左に反転し山頂に背を向ける。 8時25分磐梯山眺望地点(標高1350m)からは下り坂になりそのまま百貫清水へ。頂上からだんだん遠くなるので不安になる。 8時40分百貫清水(標高1290m)。名水百選に認定された湧水が池の底から噴出していた。飲むために柄の長いヒシャクが置いてあったが水底のきれいな水も水面まで汲み上げたら大部分は表面の水に入れ替わる? あたりは紅葉真っ盛り。道は再び登りになったが「布滝まで1.1km」の標識を過ぎると丸太の階段となり急降下。9時8分、滝を下から見上げる位置まで降りてしまった。標高1140mだったので1時間歩いて出発点より130mも下に来てしまった計算になる。(ToT) 某大学のWV 部の若者が5人休んでいた。縦走を終えて早稲沢に下るのだと言う。整備された道はここまででここから西大巓までは古い地図にも記載されている早稲沢コースになる。 急な上りで滝の上に出、幾つか小沢を渡る。先頭はNJさんだが何度か迷い道に入りそうになった。尾根上の単調な1本道かと思っていたが変化のある面白い道だ。あとで分かったことだが地形図の道は間違いでGPSの軌跡の方が正しいようだ。(なお登山地図にある布滝の位置も下流すぎていることが分かった) GPS軌跡 |
8:05 広い登山口駐車場 |
8:26 磐梯山眺望地点にて |
8:41 百貫清水 |
8:46 紅葉盛り |
10時8分、壊れかかった「6合目」の木札がブナの木の根元に置かれていた。下山してくる登山者数人とすれ違った。この道を下りに使うと布滝からデコ平への登り返しが辛い。それとも早稲沢に下山するのだろうか? コメツガやマツなど紅葉しない針葉樹が多くなり「8合目」「9合目」と木札を数え、樹木がシャクナゲなど低木になると西大巓11時30分着。360度の大展望、山頂には大勢の登山者がくつろいでいた。 11時50分、丸くて大きな西吾妻山頂にむかう。ここからは昨日の東吾妻山同様登山者の行列である。景色を堪能しながらの山上散歩。 12時25分西吾妻小屋一帯は湿原保護のため木道が敷設してあった。 |
9:08 布滝 |
11:30 西大巓から西吾妻山 右奥に一切経山 |
12時35分樹木に覆われ展望のない西吾妻山。山名標示がなければ山頂と気付かない。狭いので大勢のグループが立ったままおしゃべりしてた。 展望を得るため少し北に進み社のある天狗岩を見下ろせるところまで行ってみた。天狗岩の先の標高1800m地点までロープウェーが来ているので圧倒的に山形県側からの登山者が多いことが分かる。 12時50分山頂を後にして西大巓に戻る。最後の展望を楽しんで13時48分デコ平めざして下山する。丁度1時間でスキー場へ下ることが出来たが展望の全くないぬかるみの多い道だった。 ロープウェーが動いているのでここまでは紅葉狩りの観光客で賑わっている。観光客に混じってデコ平湿原植物観察地経由で登山口駐車場に15時30分戻った。 |
11:28 西大巓山頂から 南には磐梯山と湖沼群 |
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12:26 西吾妻小屋付近 |
12:40 展望のない山頂 大勢いたので順番に撮影し合う |
15:00 デコ平から西大巓を振り返る |
15:01 一日中磐梯山が見えていました |
入浴のため今朝の出発地休暇村裏磐梯に戻った。広大な敷地の南側にキャンプ場、北側にホテルと日帰り入浴施設(600円)がある。これだけ立派な施設を維持していくのは大変だろう、などと余計なことを考えながら湯に浸かった。帰路は磐越道猪苗代磐梯高原ICから高速を使ったが那須IC〜上河内SA間1時間30分の渋滞にはまって帰宅は深夜12時近くになってしまった。 |