365 一切経山1949m〜東吾妻山1975m 交通 東北道二本松IC−R459−磐梯吾妻スカイライン−兎平 3名
2008年10月12日(日) 晴れ
 連休を利用して福島県の吾妻山に紅葉狩り。新幹線とバスを組み合わせれば縦走も可能だが、かなり費用がかかる。そこで車を使って連峰を東と西に分け日帰りハイキングの2本立てとした。
 10月11日(土)午後7時大手町、同行者のNJさんNMさんは3連休だが私の都合でこんな集合時刻にした。那須高原SAで休憩して土湯〜磐梯吾妻スカイライン経由で浄土平11時。テントを張るため車から降りたら強風の洗礼。少し戻り兎平の無料駐車場でテント泊。しかしここも風の通り道で一晩中季節風が吹き荒れることとなった。

 12日 朝食を済ませテント撤収。車が次々に来ていつの間にか駐車場はほぼ満車になっていた。7時20分まず桶沼に行ってみようと兎平野営場に向った。木立の中の整備されたキャンプ場できれいな水洗トイレ付きだった。こっちに泊まれば快適だったかも。
 隣接する吾妻小屋からちょうど登山客が10人位出て来て前後して歩く。紅葉の季節なので観光客も多い。それで桶沼で一人とはぐれてしまった。
 とりあえず浄土平まで行き待ったが現われず、8時10分「見切り発車」。一切経山に登ったらどこかで出会うはず。15分程歩いた所で下ってくるNMさん発見。「浄土平には寄らずに登り始めたが途中で引き返してきた」とのこと。改めて3人で登る。
 9時5分酸ヶ平との分岐。今まで山頂だと思っていたピークが実は手前の尾根の張り出しに過ぎないということが分かった。本当の頂上はかなり先に見えたが実際は15分程の距離で9時20着。
 頂上も強風で寒い。腰を下ろして休んでいる人など皆無。岩角にはエビの尻尾(シュカブラ)が発生していて山はすでに氷点下だと言うことが分かる。
 山頂から見下ろす五色沼はきれいだったがその北の稜線は雲が張り付いたまま。吾妻富士やこれから登る東吾妻山は時々ガスが切れる。上空は青空。
 9時35分次の目的地東吾妻山に向う。酸ヶ平の紅葉を正面に見ながらカメラ片手に歩く。
 

7:47
まず桶沼に寄り道

7:59
浄土平 一切経山は雲の中

8:55
吾妻富士と浄土平

9:04
酸ヶ平との分岐 正面が一切経山

9:24
だだっ広い山頂

9:26
山頂北側の五色沼

9:31
強風のため3人揃っての写真は
撮れなかった

9:40
山頂南側の草紅葉

9:57
酸ヶ平避難小屋へ下る

10:23
酸ヶ平と前大巓
 10時酸ヶ平避難小屋。まだ新しくきれいだ。隣にチップ制の水洗トイレ小屋併設。室内では大勢が昼食を摂っていたので我々も昼食を摂った。
 10時30分小屋を出るとまたブルっと寒い。ここから東吾妻山頂までほとんど木道、大勢の人が行きかい立ち止まってカメラを構えるのははばかれる。姥ヶ原の十字路を過ぎるとコメツガなどの針葉樹林帯に入る。人の数がぐっと減った。緩い登り坂だが本日初めて汗を掻いた。
 11時25分東吾妻の山頂。人々はハイマツの間で食事休憩を摂っている。一切経山よりは風が弱まっている。南に見えるはずの磐梯山は雲がかかって見えなかった。


10:49
東吾妻山周辺は木道が続く

11:25
東吾妻山山頂
 ここでは3人揃っての写真を他人にお願いする余裕があった。11時35分下山開始、11時45分展望台からは磐梯高原の桧原湖や小野川湖が霞んで見えた。
 小さな湿原を過ぎると急下降が始まり登山者の数はぐっと減る。多分姥ヶ原から浄土平に戻る人が多いのだろう。ここからは道がぬかるんで大変だ。滑って転ばないように木の根に足を乗せ幹につかまりながら慎重に下る。
 途中「登山道修復中」の看板があり道の両側にずっと丸太、加工された石が野積みになっていた。4人一組で作業している場面に出会ったが作業していたのはこの一組だけだったので完了するのはかなり先?

 
 12時35分傾斜が緩むと景場平の湿原帯。適当にベンチなどがあった。一息ついた。
 13時鳥子平のバス停に着く。このまま車道を歩くのはつまらないので兎平野営場まで続く自然探勝路を歩いた。「新奥の細道」などとしゃれた名前が付けられていたがあまり歩かれてはいないようだ。車道が近すぎるしアップダウンもあるので意外と遠回り。ただ小さな湿原もあり静かな紅葉狩を楽しむにはいい道だ。
 13時40分駐車場に戻り本日終了。

11:30

東吾妻山頂から鎌沼、一切経山〜家形山方面
 下山後は近くの野地温泉に入るつもりだったが混雑で日帰り入浴お断り。横向温泉「マウント磐梯ホテル」(600円)で汗を流した。
 国道115号は渋滞していたが、猪苗代町のスーパーで夕餉の買い物、国道459号で今夜のねぐら休暇村裏磐梯キャンプ場に向った。
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