364  岩菅山2295m〜裏岩菅山2342m 交通 関越道前橋IC−渋川−草津−志賀高原一之瀬 単独
2008年9月24日(水) 晴れ
 スキーのメッカ志賀高原にあって開発の波が押し寄せていない一等三角点のある山、それが岩菅山。聖平の登山口から往復するのは簡単だが、周遊コースとなると下山後の車道歩きが長くなる。そこで一之瀬に車を置いて上条用水路沿いの遊歩道経由で岩菅山に登り寺小屋峰経由で高天原に下山することにした。周遊なら何処をスタートにしても同じ距離歩くわけだが車を安全に停めておけるという条件が必要になる。
 国道292号(志賀草津道路)を蓮池で県道471(奥志賀公園線)に入る。
 東京からだと上信越道で信州中野ICから湯田中経由のほうが楽だが、草津から渋峠越えで志賀高原に入った。一人だから経費の節減という意味もあるが、たまには峠越えのドライブをしたかったからだ。
 県道にしては立派過ぎるトンネル3本抜けると高天原スキー場でその先T字路を右折。ホテルの駐車場なのか公用地なのか何も案内はなかったが、広い空き地になっているのでそこに車を置いた。「シルバー志賀」「サンモリッツ」などのホテルの目の前なのでスキーシーズンは専用駐車場になるのかも知れない。

 8時15分食事を済ませて出発。旅館街を抜け一之瀬スキー場を横切ると鳥居があり「左岩菅山6.05km 右高天ヶ原1.05km」の標識あり。
 板を渡しただけの橋を渡ると上条用水路沿いの道になる。用水路といっても水は流れていなかった。40分歩いて高度差10m程。聖平からの道と合流、岩菅山4.3km聖平0.4kmでここが小三郎小屋跡。少し先に底清水という湧水がありその水の流れが土嚢によって雑魚川に曲げられていた。水利組合があって水流をコントロールしているらしい。
 9時25分アライタ沢と用水路との分流地点。その先の木道を渡ると丸太の階段道になる。かなり急勾配だが10分程でいったん下り坂になる。さらに中間点と言われる所まで丸太の階段が続く。これを作って維持管理している人がいる訳だ。

9:24
アライタ沢 右の掘割が上条用水路

9:59
山頂が見え出す 中間点付近
 10時中間点付近から左の樹木の間から紅葉しかかった岩菅山の山頂部が見え出す。足元には赤い実をつけたゴゼンタチバナ。
 10時25分ノッキリと呼ばれる鞍部。右から下山に使う縦走路が合流。展望はないがベンチが2台あったので休憩。
 10時35分歩き出すとすぐに樹木が切れ乾いた石ころ道に変わった。展望が一気に開け振向くとなんと富士山のてっぺん部分が見えた。浅間山の頂上からは噴煙も見えた。黒斑山、浅間隠山、袈裟丸連峰等今年登った山々を右手に見ながら登る。
 もう直ぐ頂上と言うところで70歳は越えただろう男性が降りてきた。「裏岩菅まで1時間で往復してきた」と言う。今日初めて会った登山者だ。

 11時05分岩菅山山頂。石祠と石碑、一等三角点標識などあり広々している。西側に先週改装工事の終わったばかりの避難小屋。内部には新しい薪ストーブと大量の薪があった。
 裏岩菅山はなだらかな稜線の先だった。植生がハイマツ、トウヒ、ササなどで紅葉はないが40m程標高が高いので行かないわけにはいかない?
 途中、顕著なピークが3つあり見た目よりは遠かった。11時45分裏岩菅山着。360度の展望を楽しみながらの昼食。ここまで来ると鳥甲山が間近に見え平らな苗場の山頂部もはっきり分かった。北西の季節風で越後、奥日光方面は白い雲に覆われていた。北アルプスは雲海の上に頂上部だけ覗かせていた。裏岩菅まで来てよかった、と思う。
 12時15分出発。岩菅山まで戻るのに4組7人とすれ違ったがノッキリから先はまた誰とも会わなかった。

10:28
ノッキリ 手書きの絵看板

11:10
岩菅山山頂から見た裏岩菅山

11:47
裏岩菅山から見た岩菅山 左遠方が浅間山

12:08
裏岩菅山の北に鳥甲山

13:16
岩菅山を振り返る

14:45
寺小屋スキー場から西を望む
 
 寺小屋峰までは尾根の東側を小さく上下する。白砂山が遠ざかり横手山、白根山が近づく。
 14時25分、左に赤石山への道が分岐。「金山沢頭」という標識が立っていたが地図上の寺小屋峰2125mのようだ。さらに10分歩くと「寺小屋山2126m」という標識があった。ここには三角点標石があった。いずれも樹林の中で展望はない。
 展望を求めて丸太の階段を下ると寺小屋スキー場に出た。14時45分。人工的な草原で最後の休憩を取ってスキー場の中を下る。高山植物園の整備された石畳の道を行くと高天ヶ原リフト乗場に出た。広い駐車場にポツンと自分の車が見えた。15時25分。
 ゲレンデを適当に歩けば麓に降りられる、と思っていたが大間違い。ススキやセイタカアワダチソウのような背の高い草に覆われていた。さっきのスキー場は快適に歩けたのに。リフトの真下だけは刈払いされているが運行中のリフトの下を歩くと多分係員とトラブルになるだろう。ブルドーザー道が左手の方に下っているが何処に出られるのか不明。地図に載っている道とは筋が違う。結局360円払って12分間200mの下降を楽しむことにした。