359  黒斑山 2404m 交通 上信越道小諸IC−菱野温泉−車坂峠 12名
2008年7月26日(土) 晴れ
 暑いので標高の高い山がいいだろうと浅間山の外輪山、黒斑山に登る。車坂峠まで車で入るとそこは標高2千m近い涼しい高峰高原である。ニッコウキスゲ咲く避暑地で登山者より観光客の方が多かった。

 11時車坂峠にある表コース入口をに集合。暫くは花の写真を撮りながらワイワイ言いながら歩く。
 11時30分、今回始めての人もいるので樹林が切れて車坂峠が足元に見える所で最初の休憩をとる。
 12時5分、槍ヶ鞘の森が近づいてくるとカマボコ型の避難シェルターがあり左に特徴のあるトーミの頭が見えてくる。谷を隔ててかなりの急傾斜のように見えるが実際は槍ヶ鞘から10分程の距離だった。12時15分着。
 トーミの頭からは緑の火口原の向こうに浅間が見える。最初はガスで頂上部は見えなかったが後続部隊が追いつく頃全貌を現すようになった。
 黒斑山までは緩く15分程の歩きで、12時50分着。山頂の東側は日が指して暑いが展望は抜群。西側は樹林で展望はないが涼しい。各自好きな場所で昼食。

10:58
アヤメ咲く表コース

11:32
まだガスのかかった篭ノ登山方面
 たっぷり休憩し雷雨の心配はなさそうなので蛇骨岳から裏コースへ回ることにした。
 裏コースは小諸市観光協会のHPに概略図が載っている。それによると蛇骨岳から西に下り北へ大きく迂回しながら中コースに合流するようだ。しかしその他のガイドブックなどには黒斑山と蛇骨岳の中間地点から西に下りすぐ左に折れ中コースに合流すると記載されている。どっちが本当なのかとにかく蛇骨岳に着くまでは西側に下山道がないか見ながら歩いた。
 蛇骨岳は外輪山のちょっとした高み、と言う程度の山だが北側の嬬恋村方面の好展望が得られた。またしばし休憩した。


12:05
槍ヶ鞘のシェルター

12:24
トーミの頭から ガスが取れた浅間山

13:21
黒斑山山頂にて

13:28
黒斑山を振り返る
 裏コースはすぐに分かった。山頂の西側にトラロープが張ってありいかにも通行禁止を表している。しかしロープは人為的に切断されていた。
 14時下山開始、初めこそ急だがすぐに緩やかな道になる。ヤブっぽい所もあったがよく踏まれた道で両側にゴゼンタチバナの群生がずっと続いた。
 2回大きく曲がったあと、何の標識もないが多分ヒカリゴケの保護であろう洞窟に鉄格子のはまった所がある。そこからは殆ど傾斜のない水平道になる。「裏コース」と墨書きされた古い標識もあった。
 15時15分中コースに合流。その手前50m位のところにトラロープが張ってあったので脇をくぐり抜けた。やはりこの道は廃道扱いなのだろう。分岐から5分で車坂峠に着いた。


13:50
蛇骨岳から 晴れ上がった浅間山

14:03
裏コースの入口 トラロープは切断されていた
 参加者の一人が持っていた今年度版の昭文社の登山地図にはこのコースは赤点線で表記されている。同じ昭文社の古い版ではこの道は載っていない。
 あとで調べたら1959年度初版の日地出版の「浅間山」にはこのコースが赤実線で出ていた。昔は普通のハイキングコースだったのだろう。
 浅間山の噴火により廃道になったり復活したり、なんだろう、多分。


14:47
ヒカリゴケ保護柵?
 下山後の日帰り入浴は菱野温泉へ。往路に通ったが事前情報だと入湯料千円だった。山の汗を流すだけで千円はチョッと辛い、と思っていたが旅館『薬師館』は500円でOKだった。