357 | 吾妻耶山 1341m | 交通 | R17−月夜野−R291−真沢−県道272−大峰 | 単独 |
2008年6月13日(金) 曇り |
代休取れたので平日山行する。歩程も短いし、経費節約の意味もあり高速は使わず群馬まで行くことにした。 6時自宅発、国道17号線は与野から鴻巣まで渋滞したので60kmを2時間。熊谷バイパス〜上武道路〜前橋〜月夜野まで100kmを2時間30分。計160kmを4.5時間平均時速35.6km/h、すっかりファミリードライブモードだ。月夜野から上毛高原駅前を通り大峰の登山口着11時。林道の最後の400m程は未舗装だがあとは走りやすい道路だった。トイレのある広い駐車場にはバイクが1台、あとはハルゼミの鳴き声が響くのみだった。 |
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カシミール3Dで国土地理院2万5千図をダウンロード 登山道を幾つか勝手に加筆しました |
11時15分キャンプ場入口の看板脇を進む。10分で古沼入口、11時40分に大峰沼。キャンプ場は無人のようだった。わずかにツツジやカキツバタ(orアヤメ?)を散見。 湖畔の大きな案内図を見てコースを確認。なにしろ手持ちの地図は国土地理院の二万五千図のみで、実際の登山道は正しく反映されていない。 「ヤマヒルに注意」の看板を見て東丹沢を思い出す。さっさと歩くことにする。スギの植林帯を緩く登って下ると道が広くなり一本鳥居の前に出る。明るく開けて鳥居平と呼ばれている。 山側に「この先危険につき通行禁止」の立て札が立っていたのでかつては大峰山へ直接突き上げる道があったのかも知れない。結局ヒルには出会わずにすんだ。辺りにはピンクのウツギが咲いていた。 12時10分スキーのリフト降車場。前方に吾妻耶山の頂上部や谷川岳が見えるようになる。冬はスキーのゲレンデになる草原の中を行くと吾妻耶山への標示板があった。右にブルドーザー道が延びていたのでそっちに行ってみる。リフトを2本くぐったまでは地形図通りだったがその先行止まり。東に開けていたので写真だけ撮って来た道を戻った。 15分程ロスしたが今度は指導標通りにゲレンデを横切り山に入る。苔むした巨岩が転がる山道らしい道になった。 |
12時50分AのT字路、左は赤谷越峠なので右に行く。地形図ではこの先リフトの下をくぐる事になっているが実際にはリフト終点の上を通り頂上まで一本道である。 13時10分山頂。大きな石祠が3基、北側が開けていて谷川連峰が間近に見えた。座るところがないので石祠に失礼する。 13時45分急に強い風の音がしてパラパラ降ってきたので出発。西に向かう。最初は仏岩の標識に従うが5分で二股、右は仏岩、左は大峰山(吾妻耶山中腹コース)とある。 左に進むがすぐに下り坂になってしまったので回れ右。左にわずかな盛り上がりがあったので藪をかき分けていくと三等三角点が見つかった。三角点を南北に通る道は消えてしまったようだ。 |
11:41 大峰沼 前方右の鞍部が大沼越 |
11:58 淡い桃色のタニウツギ |
12:11 雲は多いが視程よし |
12:18 スキー場中間部から北に吾妻耶山 |
12:58 スキー場最上部から南に大峰山 |
13:11 大きな石祠 吾妻耶山 |
13:33 谷川岳を背に |
13:55 ひっそりと三等三角点 吾妻耶山 |
14:38 展望ないが一等三角点 大峰山 |
14:56 見納めのレンゲツツジ |
ヒノキの植林を下ると赤谷越峠14時10分。樹木が鬱蒼と茂っているので雨は感じない。14時34分東側にまたも「通行禁止」の看板。覗いてみたが全くのヤブである。看板さえなければ誰も立ち止まらないような所。 電波塔を過ぎると一等三角点のある大峰山。電波塔用の電柱が立っている。少し下ると鉄製の展望台があったが木の方が背が高く展望台の役をしていなかった。 山頂の南側にも幾つかの電波塔があり最後の塔のところが唯一展望が開けレンゲツツジが咲き誇っていた。 |
ここからキャンプ場に下る道もあったが晴れてきたので尾根通しに大沼越まで行くことにした。ヤセ尾根の急坂を下ると、鉄製の階段が現われた。キレットと呼ばれている場所だ。数えたら○段下って○段上り、更に丸太の階段で1179m峰だ。一気に上ったので息が上がった。この階段が出来る前はどうやって通過していたんでしょうか? 大沼越15時20分、大峰沼に降り立つのに8分。モリアオガエルの繁殖地、古沼に立ち寄ってみた。ちょうど繁殖期で木の枝に白い泡のような卵の塊がくっついていた。大峰沼で聞こえたカエルの鳴き声とは違った鳴き声が聞こえた。 |
15:50 鏡のような古沼の湖面 木に産み付けられたモリアオガエルの卵 |
吾妻耶山からの谷川連峰 |
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下山後は県道272号を戻る途中にある真沢温泉、『さなざわの森』(500円)に寄った。ペンションなどのあるリゾート地だが県道から離れているせいか静かだった。 帰路は渋川伊香保ICから所沢ICまで関越道を使ったので3時間で帰宅できた。当たり前の事だが渋滞のない高速道は速い。 |