353 | 袈裟丸山1878m | 交通 | 館林IC−R354・R122−沢入−塔ノ沢登山口 | 5名 |
2008年4月29日(火) 晴れ |
15年ほど前、袈裟丸山を目指した。その日は終日雨でササとツツジの藪をかき分け歩き下半身ずぶ濡れになった。結局小丸山までで引き返した。以来地味な藪山のイメージが残ったが登り残したようで気になっていた。雪山には遅すぎるしヤシオツツジには早い半端な時期だが行ってみることにした。 6時巣鴨駅集合、東北道館林ICから一般道をとことこ2時間群馬県みどり市(旧東村)沢入に着く。袈裟丸山の標示に従い左折、小中西山林道を2.5kmで寝釈迦入口の標識を右折。幅員の狭い林道だがシーズン中はツアーのバスが通るらしい。今朝対向車はなかったがすれ違いは容易でない。トイレのある登山口前の駐車場は6台ですでに満車、橋の手前の広い方の駐車場に駐車する。 |
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9時10分出発、荒れた林道跡を7分で寝釈迦入口の看板のある木橋を渡る。見上げると芽吹き始めた新緑の中に色づいたアカヤシオの木を発見。 10時県指定史跡「釈迦涅槃像」。大岩の上に寝釈迦像が彫られている。対岸にある自然岩の尖塔が相輪塔といわれているもの。この辺りにもアカヤシオが咲いていたが、ここ以降はまだ開花前だった。 沢が狭くなり何度も渡り返す。枝沢には解け残った雪の堆積、湿った河原にはバイケイソウの群落。 10時55分新旧2つある避難小屋。どちらも小奇麗に整理されていた。小屋から200mで賽の河原11時。以前来た時は薄暗いガスの中にケルンが立ち並び不気味だったが今日は天気も良く明るい雰囲気。折場口からまとまってハイカーが登ってきたので今は折場口の方がメーンルートになっているようだ。 11時25分ロボット雨量計の塔を過ぎると左前方に袈裟丸連峰が雲の切れ目から顔を出した。まだまだ遠そう。 背丈の低いササ原に幾筋ものフミアトが交差し荒れた道である。11時50分小丸山。前方に皇海山や白根山の展望が広がっていた。人が大勢休んでいたので少し下ったところで休憩。 |
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12時10分、更に鞍部まで下ると黄色いかまぼこ型の避難小屋があった。小屋の中にはコッフェルやタオルなどが散乱しまるで誰かが住んでいるみたいだ。 ここからは傾斜が増し、膝ぐらいだったササは腰くらいの高さになり道に覆いかぶさるようになる。地面はぬかるんでいるので雪が残っているところの方がかえって歩きやすかった。 12時55分一等三角点のある前袈裟丸。樹木に展望を遮られてる。後袈裟丸の方に僅かに進むと北方の展望が得られた。 袈裟丸山はいくつかのピークを持った連峰で最高点は1961mピーク。そこまで行くにはかなりの時間と経験が必要だ。『この先風化が激しく危険 通行を禁止します』の看板も立っている。 今回はここで折り返す。昼食を摂って13時20分下山開始、往路を戻り、16時塔ノ沢口着。 |
塔の沢登山口付近のアカヤシオ |
相輪塔(双輪塔)付近 |
賽の河原 |
小丸山から 前袈裟丸(左)と後袈裟丸(右) |
小丸山から 皇海山・鋸山と日光白根山 |
前袈裟丸から 袈裟丸連峰 奥に皇海山 |
袈裟丸山(前袈裟丸) |
残雪 ササヤブ 泥濘 |
ササをかき分け 小丸山 |