349 | 三国山1636m | 交通 | 関越道前橋IC−国道17号−三国トンネル | 単独 |
2008年3月30日(日) 晴れのち曇り |
急に休みが取れたので短時間で雪山歩きが出来そうな所、と言うわけで上越国境の三国山に登ることにした。6時20分自宅発。大泉ICから前橋ICまでは高速を使ったがあとは一般道を走る。経費節約の意味と、今日の歩きは3,4時間程度なので急ぐ必要もなかったからだ。 10時三国トンネル新潟県側出口。雪の消えた広い駐車場には黄色いパトロール車1台だけが停車中。車内で着替え、天気と雪の状態からピッケルとワカンは車内に残置しストックだけ持参することにした。 |
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10時23分出発。夏道はジグザグに峠まで登るようになっているが今の時期は沢沿いに真っ直ぐトレースがついている。雪が消えて笹が出ているところは夏道に迂回する。夏道にはトレースはないが締まった雪なので潜ることなく楽に峠へ。 峠の鳥居は上部だけ雪面から出ていた。三国権現の社は屋根以外雪の下で使えない。群馬県側からの新しいフミアトが三国山方面についていた。このフミアトを利用するが踏み固められていないので時々股下まで潜ってしまう。 11時28分ベンチ。先行者3人が休んでいた。夏ならお花畑なのだろう、ロープが張ってあり『柵の中に入らないで下さい』との注意書きがある。稲包山から苗場山にかけての大展望を得る。 |
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10:23 新潟県側登山口 |
10:59 三国峠から苗場山方面 |
休憩するのにちょうどよい所だったがこの先にフミアトはない。真っ白い雪野原。 今利用したフミアトは彼らが付けてくれたものだった。だからここで一緒になって休んだらいわゆる『ラッセル泥棒』と言うわけである。だからそのまま先行する。 20分くらい深雪に手こずった。振向くと3人組が丁度歩き始めたところでその距離は300m位。 しかし斜面が急になる頃雪が消え木道が現われ足が軽くなった。頂上直下で再び雪に覆われたがもう固く締まって歩くのに支障はなくなった。 |
11:29 ベンチから稲包山方面 |
11:30 ベンチの先からはフミアトなし |
12:05 山頂標識 右の杭も標識 積雪1m以上 |
12:08 特異な形の吾妻耶山 |
12:10 山頂標識の上にカメラを載せてセルフ グラグラしてなかなか的が定まらない |
12:14 頂上から見ると木がうるさい |
12時05分山頂。谷川岳方面は木の枝が邪魔してよく撮れない。12時20分、諦めて頂上をあとにしたら先程の3人組の中の紅一点が頂上には向かわずに100m程北の稜線上に来ていた。そこからは木の枝に邪魔されることなく谷川連峰が見えるのだった。聞くと「昨日マチガ沢にテントを張ったが吹雪でこっちに変更した」とのこと。 12時25分下山開始。3人組の残りの2人とすれ違う。3人別々に歩いているのが面白い。三国山は散歩程度なのかも知れない。 苦労してつけたトレースも下りは速い。15分でベンチに着く。遅めの昼食をとる。 登りの時はヒヤリとした斜面のトラバースも下りは一気に。13時36分登山口着。 |
12:24 頂上北の稜線からは展望が開けている |
12:25 谷川岳・小出俣山 |
往復3時間程度のスノーハイキングだったが、久しぶりの単独行で緊張する場面もあった。前日は冬型の気圧配置で山は雪だった。この日の夜は東京では冷たい雨になった。天気のよい一瞬をかいくぐって登れたのはラッキーだったのかも知れない。 |