342 | 子持山(1296m) | 交通 | 都内−関越道−R17−村道7号−子持神社 | 3名 |
2007年11月4日(日) 晴れ |
東京から関越道を下って上州にいくと右に赤城山、左に榛名山が見えてくる。その榛名山の北に子持山はある。JR上越線からは少々離れていてバスの便もない。地形図には子持神社奥の院から大黒岩経由の道しか記されていないが実際には幾つもの登路があり周回コースが作れる。 |
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6時30分東武曳舟駅集合。今日は時間に余裕があるので首都高は使わず大泉から直接関越道に乗る。前橋ICで高速を降り国道17号で渋川へ。 『吹屋』交差点の先650mに『子持入口』の信号があり、左に入り登り坂の道を3km進むと大きな鳥居の前にでる。何箇所かある交差点には「子持神社」方向を表す標識があるので間違うことはない。子持村だった時の名残で「村道7号線」の標識が残っている。 鳥居の左の広い駐車場は職員用参拝者用と書いてあった。林道は2つあるが左のやや広い方を選んだ。それでも一車線幅しかない。約1kmで子持神社の石段の前に出る。ここからも尾根伝いに登る山道があったが更に奥まで進む。左から林道を合わすと道幅が広くなり走りやすくなった。 1.5km程進むと10台分程の駐車場があった。満車状態だったのではじっこに停める。ここが5号橋で子持村(現渋川市)教育委員会の登山案内看板があった。 奥の院のある7号橋から大黒岩経由で登り、大ダルミから8号橋に下る予定だったがこの案内板を見て急遽、電波塔経由で登り浅間山から下るコースに変更、そのほうがたくさん歩ける。 |
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9時20分出発、左のミニダムを見て林道を5分歩くと6号橋。ここにも駐車場と登山案内看板があった。橋の手前の道を右に入る。急勾配のコンクリート道だが5分程で左の植林帯に登山口を表す標識があった。標識は立派だがあまり歩かれている様子はない。標高750m位で植林が終わり辺りは雑木林となる。一汗かいた。黄葉は始まったばかり。 電波塔が近づくとヤセ尾根となり地面が腐葉土から露岩帯に変わる。10時30分電波塔。東面が開けている。5×6mの巨大な板が2枚向き合っている。『子持山反射板 関東地方建設局』−ダムの水などの情報送信用? 北面にはこれから登る獅子岩が「本当にあそこ登るの?」とばかりに聳えて見える。最初の休憩、風は冷たい。 |
10:29 電波塔から獅子岩を見上げる |
11:00 獅子岩へ取り付く岩っぽい道 |
ピークを一旦下ると左から7号橋経由の道が上がってくる。そっちがメインコースらしく大勢登ってくる声が聞こえた。岩稜帯を登ること20分獅子岩の基部につく。縦走路は右に下るが左に進み岩のてっぺんに登ることにする。梯子の下で順番待ち。小学生の男児を連れたお父さん、ザイルで子どもを引き上げ、下から我々が男児のお尻を下から押し上げ。 岩からの絶景を楽しみ11時20分縦走再開。振り返ると大岩は獅子の顔にも大黒様にも見えないことはもない。 |
11:08 獅子岩から 左のピークが子持山 |
11:13 石碑の刻字は御嶽山神社八海山神社 三笠山神社 |
11:13 獅子岩から 右が浅間山1088m |
11:17 頂上直下の急斜面は紅葉ざかり |
11:32 北側から見るとは獅子らしい |
12:00 コース渋滞中 頂上は右奥すぐ |
11時50分柳ヶ峯通過、もうすぐ頂上、と思ったら渋滞である。運悪く20人位の高齢者の一隊。下ってくるもの同じような団体、狭い道なのですれ違うのもままならないらしい。 「頂上の向こうに天文台があり車道が山頂まで迫っている。そこからだと簡単に来れる」と地元の人が言っていた。なるほど。 12時15分やっと山頂。ここも東面が開け、赤城山、袈裟丸連峰、日光、上州武尊山までが一望のもと。谷川岳は疎林が邪魔してスッキリとは見えない。 1等三角点の周りには大勢先客がいたので南の方に戻りランチタイム。 |
12:18 広い赤城北麓 遠景は皇海山〜日光白根山 |
12:22 山頂にて |
12:55 谷川連峰は雲がかかっている |
13:24 急坂を下ると浅間山が意外に高く見える |
食事が済み「さあ出発」と思ったらさっきの一団が下山開始。その先頭にサッと割り込むことも出来たが、それでは大人げない。時間調節のため再び山頂石碑へ。 台座の岩に乗ると谷川連峰が木に邪魔されずに見えることが分かって写真に収めた。 12時55分下山。柳ヶ峯から軟弱な急傾斜の道を下る。ストックがないとすってんコロりんだ。 大ダルミ13時28分、8号橋経由子持神社奥の院へのコースを左に分ける。ほとんどの人はここから下山したのでまた静かになった。フミアトが落葉の下に隠れ不明瞭なところもあるが道標、赤布、林業用の札等多くあり心配はなかった。 |
浅間山までは獅子岩を左手に見ながらのコースで紅葉がきれいだった。13時35分牛十二。四角い石碑が鎮座していた。単に十二(じゅうに)とも言うらしい。 浅間山13時55分。榛名山も赤城山と同じようにいくつかの小ピークの総称で、中央にカルデラ湖を持つ。ここから見る榛名山は小さな山が横に広がっているだけのように見える。ちなみに子持山も火山で中央火口丘が今の山頂で、溶岩が泥流となって流出したのでカルデラ湖を持たない、のだそうだ。 14時05分出発。10分程で尾根伝いに神社まで行くコースと分かれる。あとは滑りやすい急坂を30分下ると5号橋に出る。 この山は軟弱な急坂が多いので雨の時は不適である。 |
13:28 大ダルミ こういう道標が沢山あった |
13:49 フミアトの薄い箇所は境界見出標が目印 |
13:55 浅間山山頂 後ろは子持山 |
帰りに白井温泉「こもちの湯」に寄った。石鹸は常備してあったがシャンプーはない。その代わり1時間券250円の安さ。玄関には源泉100%掛け流しと書いてあった。 ここに行くには国道17号『吹屋』交差点を左折しバイパスに入り、『社会体育館北』信号右折。温泉センターはふれあい公園内にあるが道の駅「こもち」からは離れている。我々は国道17号の旧道から行ったので細い道をぐるぐる回ってやっとたどり着いた。 |