340  日留賀岳(1849m) 交通 巣鴨−東北道西那須野塩原IC−R400−塩原 5名
2007年10月13日(土) 晴れ
 栃木県北部塩原温泉の北側にある男鹿山塊、近くにある那須連峰と違い、こちらは顕著なピークもないヤブ山ばかりで地味である。
 大佐飛山1908m、男鹿山1777mなど登山道のない山が多い中、日留賀岳には山頂に日留賀嶽神社が祭られているので一本道がある。ここを往復するのが今回の山行である。
 6時30分JR巣鴨駅前出発。東北道西那須野塩原ICから国道400号で塩原温泉へ。温泉街を通り抜け日塩もみじラインを左に分けた先に大きな駐車場付きの公衆トイレ、その先左にコンビニがある。山中にトイレはないのでここで時間を取る。
 コンビニの先のT字路を右折し橋を渡ると「木の葉化石園」。道路の左手側に「日留賀岳3km」の小さな標識がある。道なりに進むと「小山宅」の標識、その庭先に車を預ける。7,8台置ける広さ。個人の家なのに登山者に便宜を払ってくれている。
 


 小山宅で記帳し9時30分出発。スギの植林を10分程でT字路、標識に従い左折する。9時58分送電線の鉄塔をくぐると林道に飛び出す。
 古い林道なので通る車もないと思っていたが終点に地元のワゴン車が1台止まっていた。10時25分。
 ここから山道だがよく踏まれている。初めは比津羅山をまいて下り気味。あたりはカラマツ林で一面低い笹が生えている。最初の下山者とすれ違う。地下足袋を履いていたので山仕事?さっきのワゴン車の主?
 傾斜がきつくなりジグザグに尾根を登るようになる。単独者と2組すれ違う。夜明けとともに登り始めないとこの時刻には下山できない。樹木はブナ、クヌギなど広葉樹林に代わるが紅葉はまだまばら。
 11時15分、1300m付近で2回目の休憩。気温が低いのであまり汗をかかず楽だ。11時45分木の間越しに頂上が見えてきた。頂上は紅葉している。赤と緑のコントラストがいい。
 12時、倒木が多くなりちいさなピークを過ぎると2連の木の鳥居が現われる。日留賀嶽神社鳥居だ。そのまま下って最低鞍部、ここから頂上まで高度差あと350m。
 1時間強のアルバイトだが色づき始めたブナやカエデを見ながらなので苦にならなかった。頂上手前で夫婦者3組とすれ違う。駐車場に7台車があったがこの日すれ違ったのは4組の単独行者と3組のペア。いずれも50〜60歳台。今日は我々も含めると8組15人がこの山に登ったことになる。
 13時28分頂上。日光、会津方面がよく見えた。しかし鹿又岳と長者岳の稜線にかけて無残にも林道が横切っていて景観が台無しだ。頂上ではなるべく林道が写らないよう写真を撮った(笑)
 むかし自衛隊が作って今は廃道と聞いたが崩れた斜面を補修するショベルカーが見えた。直すからには廃道ではない。路面も草生してはいないので多分許可車だけは通してる?
 13時52分下山開始、雲が多くなってきたので日没にならないように急ぐ。
 鳥居のところで1回休んだだけで16時48分小山宅着。もう日が暮れる。


9:28
小山氏宅

10:11
頂上ははるか彼方

10:45
カラマツ林の中を歩く

12:04
鳥居を過ぎ最後の登りに

12:25
黄葉始まる

13:08
大佐飛山方面

13:18
頂上手前のピーク

13:25
頂上直前

13:31

可動式?の山名標識を持って
タイマーで写す

13:50
七ツ岳方面

13:50
荒海山方面

14:07
ガスがかかってきた
 下山後の温泉は「木の化石園」近くの『遊湯センター』へ。(500円) 昼間だと入村料が別に200円かかるそうだが、もう真っ暗で管理人もいなかった。街灯のない暗い駐車場だったので果たして営業しているのか心配だったが歩くこと2,3分遊具の奥に温泉場があった。