338  三峰山(1123m) 交通 上野ーJR上越線−後閑駅 3名
2007年9月30日(日) 雨
 今週も天気が悪いので高い山は止めて雨でも歩けそうな山として上州三峰山を選んだ。
 河内神社から頂上往復だけでは長いだけで面白みに欠けるので温泉センターに下りる周回コースは出来ないかネットで探した。すると地形図にはないが後閑林道に繋がる道があることが分かった。後閑林道とは温泉センターの前を通っている道路だろう。たぶん。
 上野駅発6時27分高崎行に乗車。雨の日曜日で乗客はまばら。車内は肌寒い。高崎から3両編成の水上行に乗換え。雨は止んだ。9時15分後閑駅着。

 9時30分、雨は降っていなかったがスパッツを着けて出発。駅前の信号を左折、次の信号を左折し踏切を渡る。この道は『望郷ライン』と名づけられ、三峰山トンネルを通って玉原高原方面に行ける。
 パラグライダークラブの標識を目印に三峰神社まで行く。『今上天皇御即位記念』と説明書きのある赤い大きな鳥居をくぐると高速道の手前に三峰神社の社殿があった。さらに道なりに高速道をくぐって、右に進むと竜谷寺。ここまで30分標識は全くない。
 「臨済宗 龍谷禅寺」は彼岸花の真っ盛り。写真を撮っていると雨が降ってきた。寺の真ん前の田んぼで農作業をしている方に道を尋ねると親切に教えてくれた。
 寺の前の道を200m程行き、カーブミラーを右折、次のカーブミラーを左折すると小さな枝尾根になる。尾根というよりも田んぼの中のちょっとした盛土といった感じ。「とりくそ古墳」と読める古い木の標識があった。
 古くからの参道らしく「三峰山 河内神社方面」の標識が頻繁に出てくる。30分程で水場、ベンチもあったが雨なのでそのまま通過。ジグザグ道を一登りすると舗装路に出る。右に下ると駐車場で、左に進むと車道は行き止まりになった。「転回場所につき駐車禁止」
 パラグライダー用の簡易モノレール乗り場になっており右へ大岩のごろごろする道を上がると10分で神社。
 20分ほど雨宿り。ここから三峰山(後閑峰)まで真新しい標識が至る所に設置されていた。
 

9:35
踏切からみた三峰山

9:48
三峰神社の大きな鳥居

10:05
登山口

11:08
神社の軒下で雨宿り

11:46
標識は新しい

11:56
松林の中を歩く
 神社の裏手から小さなアップダウンを繰り返し吹返峰1088へ。雨さえ降っていなければ気持ちのいい松林の散歩道である。
 吹返峰の手前に「三峰山頂1.6km 左 温泉センター」の標識があったが草ぼうぼうでどこが道すじかも分からない。「雨の日にこんなとこを下るの?」
 12時20分、『吹返峰』のプレートが立ち木に打ち付けてあるのを発見。地図の1088m点とは少しずれているような気がした。
 さらに100mほど行くと、また「三峰山頂1.4km 左 温泉センター」の標識があった。こっちの分岐はトレースがハッキリしていたので帰りはここを下ることにする。
 三峰山頂12時55分着、北の方向が開けているので晴れていれば谷川岳が見えるはず。ここにもベンチがあったが立ったまま休憩し、13時10分往路を戻ることにした。
 

12:20
「吹返峰」の標識 幹に石が挟まっている

13:08
三峰山(後閑峰)

 13時35分先ほどの分岐から後閑林道経由温泉センターへ。初めは歩きやすい緩やかな下り。倒木が多くなりまたいだりくぐったり。フミアトが薄い所もあったが適度に標識があった。
 小沢を横切り崩れやすい斜面をトラバースしたあと急降下。何箇所かお助けロープが張ってあった。濡れているし手が汚れるので使いたくなかったが三人三様それぞれ滑って転んで結局は使う羽目に。
 14時23分後閑林道に出るが数百mで立派な舗装路に合流する。地図にない道路で三峰山トンネルに抜ける広域農道なのかどうかは分からないが温泉センターに着くまで1台も車と出会わなかった。温泉着14時42分。

 以前は月夜野町、今は合併してみなかみ町営温泉センター「三峰の湯」(350円)は熱めの湯の掛け流し。濡れて冷えた体が生き返った。あいにく飲み物はジュースしかなく酒類は持ち込みと分かり一刻も早く駅で飲もうと、タクシーを呼んだ。(1300円位)
 タクシー会社に「みつみねのゆ」へと電話したが「…?」。どうやら山名は「みつみねやま」だが温泉名 は「みねのゆ」と読むらしかった。