334 | 茂倉岳(1978m)〜谷川岳 | 交通 | 関越道水上IC−JR土合駅−JR土樽駅 | 3名 |
2007年8月25日(土)〜26日(日) |
谷川岳といえば大抵土合方面から登っている。東京からだと長大トンネルを通って越後側から登るのは時間とお金を余計にかけることになるからだ。今回は谷川岳縦断ということで新潟県の土樽駅を出発点にした。 関越道利用で都心から2時間、土合駅には19時30分ごろ着。駅前広場に車を置き駅待合室で夕餉。 20時42分発の普通列車に乗り土樽駅下車。駅舎で仮眠の準備。一日5本しか列車が停まらない駅なのだがひっきりなしに貨物列車が通り、振動と爆音に安眠を奪われる。 寝るんだったら土合駅だったな〜。あの駅なら線路と待合室がう〜んと離れているから、と思ったがあとの祭りである。 |
|||
|
|||
5:00 登山者カードを投函して土樽駅を出発 |
土樽駅で身支度を整え5時出発。車道を30分程進むと舗装が切れ大きな駐車場があった。止まっている車は2,3台。その先に「茂倉岳」登山口の標識。天気は曇りだが大きくは崩れそうにない空模様。むしろ暑さが一段落して大汗かかずにすむ。 茂倉新道は急登の連続、1時間ほどで背後に足拍子山がせり上がり右手には万太郎山の稜線が見えてくる。 |
||
7:13 千百m付近から仙ノ倉山が見えてきた |
7:18 雲が取れて万太郎山も見えてきた |
||
7時40分矢場ノ頭。樹林帯を抜け出し展望が一挙に広がる。まだ曇っているが国境稜線の山々は良く見えた。万太郎岳が高くそそり立って見える。 ところが矢場ノ頭の手前で右足が攣ってしまって二人に少し遅れた。訳を話すとNJさんが塩をくれた。耳かき一杯程度だが塩をなめるとすぐに直ったから不思議。 矢場ノ頭からは前方に茂倉岳へ到るササ原の尾根が続いているのが見える。稜線の右に出っ張っているのが地形図にある1683mピーク。次はあそこで休憩しようと決め歩きだす。7時55分。 |
7:40 矢場ノ頭 後ろのギザギザは足拍子山 |
||
8:46 1683ピークから茂倉山頂上を仰ぐ |
8時30分1683mピークに到着。少し早いが予定通り休憩にする。南に谷川岳トマの耳。右肩に小屋があるのでそれとわかる。ずいぶんと近くに見えた。足元には紫や黄色の花々が咲いていていい気分だ。 次は茂倉小屋で食事休憩と決めて8時42分出発。 9時30分茂倉小屋、トイレもあるきれいな避難小屋だった。水場まで2分位なので各自水を汲みに行く。 谷川岳の右にオジカ沢ノ頭。その右奥に谷川岳のようなギザギザを持っているのはなんだろう?川棚ノ頭1846mをこの角度から見たことがなかったので谷川岳と見間違えたくらい。充分休憩を取って10時10分出発。 |
||
9:29 きれいな茂倉小屋 |
10:18 茂倉山直前から谷川岳を見たところ |
||
しかし歩き出して10分も経たない所で道を踏み外してしまった。笹で足元が良く見えなかった。落ちたはずみで右足を痛めてしまった。 ササ藪なので谷底まで落ちることはないので痛みが引いてから自力で這い上がろうと思ったが背の高いNMさんがザックごと引っ張り上げてくれた。 痛いけど歩けるのでそのまま茂倉岳の頂上へ、10時30分着。写真を撮っただけですぐ出発した。まだいくらも歩いていない。しかも茂倉岳から見ると一ノ倉岳は稜線上の小ピークにしかみえない。 |
10:29 茂倉山から北方、巻機山 中景は大源太山 |
||
10:30 谷川岳をバックに |
10:32 一ノ倉岳をバックに |
||
10:53 ササ原の一ノ倉岳山頂 |
10時53分ドラム缶の避難小屋のある一ノ倉岳。頂上はササで展望が遮られているのでそのまま撮影ポイントを求めて急降下。とはいえ、足が痛いのでだましだまし下ることにした。 11時20分ノゾキ手前で休憩。展望の良いピーク上ではなく涼しい岩陰を選んだ。晴れて気温が上がってきたからだ。ここは鞍部なので一ノ倉岳が聳えて見える。すれ違う登山者の数が増えてきた。 一ノ倉沢岩壁と、谷底をのぞきながらオキの耳12時着。オキ耳は人で一杯。最後の展望を楽しんで12時20分発、トマの耳も人で一杯。三角点があるはずなのに見当たらない。そういえば谷川岳はトマの耳1964mを山頂としているが最近ではオキの耳1977mを山頂と表記してあるものも目立つ。12時30分に通過。 後は西黒尾根を下るだけだ。 |
||
11:09 一ノ倉岳からの下り 高度感のある茂倉岳 |
11:19 ノゾキ付近から一ノ倉岳を振返る |
||
11:20 万太郎山〜仙ノ倉山 |
12:17 人が大勢 オキの耳 |
||
しかし今日はまだ話が終わらない。 ザンゲ岩の急坂を一気に下り巌剛新道との分岐13時20分。しかし普通に歩けたのはここまで。暑さと足の痛みが再発して体が言うことを聞かなくなった。右足を庇って左足まで攣りだした。無理せず天神尾根を下ってロープウェーを使えばよかったかな〜と後悔した。 2度目の塩舐めで何とか持ちこたえたがもうメタメタである。15時30分登山指導センター着。先に下山していたNJさんが土合駅に留めておいた車で迎えに来てくれるのを待った。 |