331 | 小楢山 1713m | 交通 | 中央道勝沼IC−塩山−牧丘−小楢山登山口 | 4名 |
2007年6月16日(土) 晴れ |
甲府盆地の北辺にあり富士山・秩父・南アルプスの展望がいい小楢山に登る。この山行は冬に計画したが延び延びになっていてこの時期になってしまった。梅雨期で展望は無理でもレンゲツツジが咲いているのではないかと望みをつなぐ。 雨降り覚悟だったが前日から晴れ、しかも寒気が入り空気が澄んでいる。東京を出る時から西に富士山が見えていた。7時巣鴨駅集合。首都高は朝の渋滞中、中央道に入ると国立府中付近で事故渋滞12km、通過に1時間。おかげで山梨市到着が大幅に遅れてしまった。 牧丘の野外活動施設『オーチャードヴィレッジフフ』の広い駐車場は閉鎖されていたが一番奥の小さい駐車場は開放されていた。 |
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10時50分出発。林道入口にゲート等はないが最初の数百mは路盤が流され荒れたダートになっている。車高の高い4WD車でないと通れない。 途中3箇所ほど分岐があるがいずれも標識が設置され迷うことはない。ハルゼミの鳴き声がやかましい。40分程で右に古い作業小屋、案内図にある水場である。簡易舗装の林道がここからコンクリート舗装になっている。堰堤工事で必要だったのだろうか?道の傾斜が急になる。 11時40分分岐。林道を離れ左の山道に入る。看板には「観光道 父恋し路」とあった。野生のアヤメを数株見かけたが10分も経たずにさっきの林道を横切った。この林道は左に数百m行った所で途切れる。 道は日陰の枯れ沢沿いで巨岩、奇岩が幾つも現われ飽きない。苔むした岩の上に石仏が鎮座し古くからの信仰の道と分かる。 |
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12時10分「白雲の滝」、想像していたよりもはるかに小さかったが滝の前後百m位しか水流がなくあとは伏流なので貴重な水場だ。滝の右側(左岸)のトラロープの所を登るようになっている。 12時45分、傾斜が緩み道が左に曲がり斜面をトラバースするようになると小尾根に出た。所々レンゲツツジが咲いている。 休憩場所を探して更に尾根を登るとヒョッコリ標識のある大沢山の頭に出た。12時55分。 甲府市外の先に富士山、右に南アルプス、八ヶ岳、金峰山、大菩薩と360度の展望である。女性のOさんは日傘を出しての昼食タイム。 |
12:12 白雲の滝 5m |
( Nさん撮影 ) レンゲツツジのトンネルをくぐる |
12:54 (南) 甲府盆地を見下ろす |
13:09 (北) 小楢山 後ろは黒金山2332m |
13:12 (南西) 南アルプス連山 |
13時15分小楢山への稜線上にある幕岩へ向かうが5分ほどで着いた。鎖のある一般路もあるがフリーで攀じ登った。幕岩は緩い傾斜の大岩で、樹木がない分大沢山よりも眺めがいい。大沢山で景色を堪能したばかりだが4人ともまたデジカメでパチパチ撮り始めた。 下山ルートを探しにIさんが稜線沿いに北側へ下りてみたがこれは危ないようで戻ってきた。無理せず鎖のある一般路を下った。 下山に使う「母恋し路」への分岐が小楢峠で、焼山峠からの道もここで合して頂上に向かうようになっている。 14時、東屋のある小楢山頂上。北側はレンゲツツジの群生であった。「展望はない」とガイドブックに書いてあるが、富士山の見える南側は樹木が伐採されていた。 14時30分下山開始。林道15時05分着。この林道を2,3分下ると「父恋し路」との分岐であった。 |
13:20( Iさん撮影 ) 幕岩を攀じ登るOさん |
13:25 幕岩のテッペン |
13:26 (西) 幕岩から八ヶ岳 |
13:29 (北西) 金峰山と朝日岳 |
14:24 ( Oさん撮影 ) 小楢山はレンゲツツジの群生 |
小楢山2題 |
15:46 林道脇に自生するキイチゴ 『田舎育ち!』のOさんは おいしい、おいしいと言って食べていたが 私は食べる気が起こらなかった。 |
下山後は県道206号塩平窪平線を焼山峠方向へ10分程走って、鼓川温泉(500円)へ。牧丘町は山梨市と合併して山梨市となったので「山梨市営活力倍増センター鼓川温泉」という長い名前がついている。山奥の割には大きな施設であった。 |