323 本社ヶ丸 1630m 交通 JR新宿−中央線−笹子 5人
2007年2月11日(日) 晴れ
 本社ヶ丸は1992年4月というから15年前に登っている。その時は雨のため清八峠からの往復だけだった。今回は地図にない北尾根から庭洞尾根へと周回するコースで計画。
 6時07分東京駅発特別快速に乗り高尾乗換え笹子駅に8時30分着。滝子山、鶴ヶ鳥屋山など目指す30人ばかりが無人の笹子駅に下車した。



 8時40分国道20号を西へ。追分9時03分、真新しい指導標に従い左折、林道をそのまま進まず右方向へすぐ右折、左折と複雑だが辻ごとに指導標がありそれに従うと別の林道に出、1998年竣工のトンネルをくぐる。トンネルの先で旧来の林道と合流。この林道は堰堤工事のため廃道になっていた。
 20分程歩くと前方から登山者が一人下りて来た。随分早い下山、と思い声を掛けたら、「変電所から先アイスバーンになっていたので戻る」と言うことだった。我々は変電所の手前で左の林道に入るし、アイゼンを持ってきているので問題ない。
 9時40分林道の分岐。右は変電所へ。目の前に目印の鉄塔が見えている。最初の休憩をとる。
 左の林道に進むとすぐ冬季閉鎖のゲートがあり小橋の先に北尾根の取り付き点があった。ルートファインディングすることもなく電力会社の黄色い標識『220 15分』と階段が設置されていた。
 ちょうど15分で220の鉄塔脇へ。この先背丈をこえるカヤトがうるさいがすぐ樹林帯になり明瞭な踏み跡が現われる。
 10時45分地形図の1245m付近。この辺りだけ倒木と笹で歩きにくかった。2回目の休憩。


9:53
北尾根取り付き 黄色い標識と階段がある

10:12
220の鉄塔付近
 ルート上に雪が現われる。下は軟らかい落葉だが上に固まった雪がありかえって歩きやすかった。夏だったらズルズルと足場を崩しながら歩くことになるだろう。
 11時47分縦走路に出た。赤い『鳥獣保護区 山梨県』の看板が目印である。そのまま右(西)に進み本社ヶ丸山頂を踏む。360度の展望が広がっていた。
 地面がぬかるんでいたので景色を見終えて東のピークに移動しランチタイム。カヤトの生えた南面で大休止するには好都合だった。12時50分下山。

 

11:19
北尾根の急斜面

11:47
縦走路に出る
 急斜面を一気に下ると222の鉄塔の根元。右(南)に「宝の山ふれあいの里」へ通じる登山道が出来ていた。登り返すと角研山と呼ばれる1377mピーク。縦走路はここで右に直角に曲がり標識は鶴ヶ鳥屋山を指している。ここを曲がらず直進。案内板はないがルートははっきりしている。北面の急下降なので念のためアイゼンを着けた。
 30の鉄塔をくぐり14時25分林道に下り立つ。アイゼンはここまで。標識に従い左に30mほど林道を歩き、再びスギの植林帯に入る。
 14時35分傾斜がないのでどこが庭洞山の三角点か確かめられなかったが道が右に曲がり再び急下降。JRの鉄塔の脇を通り植林帯のジグザグを何度か繰り返し堰堤の脇から車道に下りる。15時04分。
 目の前に笹子駅があるが改札口まではそぞろ歩きで15分。



11:54
頂上から三つ峠山と富士山

11:55
ズームアップ

11:55
山頂標識 後ろは秩父連山

12:02
甲府盆地と南ア鳳凰三山

13:32
東に鶴ヶ鳥屋山

14:11
30の鉄塔をくぐる
 地図読み山行として計画したが、道のない北尾根でも人が入っていてチョッと拍子抜けであった。庭洞尾根は昭文社の『エリアマップ』では普通のハイキングコースになっているが標識が少なく廃道化している。
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