321 笹目倉山800m 北千住−東武線−新鹿沼−バス−天善教 7人
2007年1月28日(日) 晴れ 小来川森崎−バス−新鹿沼−東武線−北千住
 栃木県鹿沼市と日光市(旧今市市)の境にある笹目倉山と鶏鳴山は共に地元では信仰の山として登られている。この二つのピークを結ぶ稜線を歩こうというのが今回の山行目的であった。古い地図には道が記載されていたが今の地形図には載っていない。境界尾根だから仕事道くらいあるだろう。
 6時21分浅草発日光鬼怒川行き快速電車は新鹿沼に7時56分着。鹿沼市リーバス乗場は方面別に違うところにある。小来川森崎行きは駅を出て最初のT字路を左折50mほど歩いた右側。8時17分発のミニバスは7人で貸切状態。「天善教」で下車する旨を伝え乗り込む。
 バスは「天善教」の一つ手前で停車。外を見ると右手に林道があり『笹目倉山登山口』と大きな看板があった。運転手さんが気を利かせて我々がここで降りるのだろうと停車したもの。今回は鳥居のある所から登るので「天善教」までお願いした。8時59分バス停「天善教」着。

GPSデータでコース作成

BからCは道ではありません。真似しないで下さい
 下車準備をしていたので鳥居を見落とし、県道を前方に進んでしまった。【間違いその1】 5分程歩くと小沢の脇に倒れ掛かった一ノ宮登山口の標識を発見したが鳥居はない。するとNさんが「バス停の手前に見えたよ」と言ってくれたので県道を戻る。鳥居はバス停の手前にあった。
 9時15分仕切りなおしである。神社の境内を通り抜け社殿の右から尾根に取り付く。標識も踏み跡もないがヒノキの植林なので適当に歩ける。途中から黒い電線のようなコードが地面に敷設してあり、足で引っ掛けないように注意して歩く。急坂が四合目まで続いた。
 9時40分左から一ノ宮登山口からの道が合流。標識があり、今歩いてきたのが「天地大王天神神社下山道」と分る。ここからは道が明瞭になった。小さな二連の鳥居をくぐるとやがて右から新道が合流。清流園方面と標識があった。そこから2分で頂上着。三等三角点の標石とステンレス製の板が張られた銀ピカの社が鎮座。ヒノキ林で展望はよくないが北北東に大きなピークが見えていたので鶏鳴山であろう、などと話す。思っていたより遠い。


9:15
鳥居をくぐり神社の境内を通り抜ける

10:23
新道(清流園方面)との分岐
 15分休憩して10時40分出発。【間違いその2】 北北東の方角に道らしきものがないので社殿の裏を通る。こちらには赤布などあり道になっている。そのうち道が右に曲がるのではと期待したがそのまま西北西に急降下。一瞬前方に雪を被った男体山と女峰山が見えた。「お〜い。道を間違えた!」と声を出したが先頭は百m以上も先を下っていて見えない。高度差50m以上あったであろう、もう諦めた。
 11時宮小来川方面の標識があった。直角に左に曲がれば下山道。しかし曲がらずに直進し植林地帯を木につかまりながら下る。沢筋で一箇所補助ロープ(6mm20m)を使ったが林道終点に無事降り立った。
 食事をしながら協議。結局今回はここまでということにした。古い林道をのんびり里歩き。終わってみればあっけなかった。

10:27
ヒノキの木の間越しに鶏鳴山が見えた

12:38
ふもとの宮小来川集落
 12時50分神社のあるY字路がバス停小来川森崎。13時発の新鹿沼行きに乗れた。朝と同じ運転手さんだった。
 後日Nさんが、持参していたGPSからデータを起こして送ってくれた。初めからこのGPSを頼れば間違うことはなかったかも知れないがそれでは読図山行としては面白くない。
 どこをどう間違えて歩いたかコース図を作ってみてこのGPSのデータと照らし合わせると大体合っていたのがせめてもの慰め。読図の訓練にはなった。(負け惜しみ?)


 ネットの情報によると笹目倉山の三角点の手前にある石灯篭まで戻って北を目指せば鶏鳴山への稜線に行けたらしい。

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