313 | 水晶岳2986m〜烏帽子岳2628m | 交通 | 高瀬ダム−タクシー−大町温泉−バスー信濃大町−JR−新宿 | 3人 |
2006年8月13日(日)〜15日(火) |
雲ノ平から高天原までは3時間弱で行ける。だから北アルプスを縦走する時その両方の場所に泊まることはしないそうだ。今回は黒部源流の高原に遊ぶのが目的の一つだから2箇所でゆっくりし後半の縦走に備える。 | |||||||
8月13日 |
8月13日 山小屋の朝食は並んだ順番に食べることになっている。宿泊者の数が食堂の定員より多いので早出の人は4時頃から食堂入口で待っている。 昨日は雷雨だったので出発を遅らせたし、今日は行程が短いので並ぶことなく、2回目の食事時刻まで朝寝坊。 「朝寝坊」と言っても5時にはおきてる訳で、アルプス庭園と名づけられた祖母岳まで往復1時間散策。7時10分高天原へ向け出発する。高天原峠へは思ったより急な下り坂であった。300m以上下る。水晶岳が雲ノ平から見るよりもはるかに聳えるように見えてくる。 9時40分高天原到着。山荘前の湿原地帯もさることながら傾いた屋根が印象的だった。宿泊の申し込みをしようとしたら「きょうは二人に1組のふとん、相当混む」と暗にほかへ行くように言われた。確かにまだ三俣山荘や野口五郎小屋へも行けそうな時刻ではある。 ここでゆっくりするのが目的なのでなんとか宿泊手続きをして夢ノ平散策と高天原温泉入浴、そして湯上りのビールを堪能した。チョー贅沢な時間の過ごし方である。 |
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6:36 晴天の予兆 朝雲 |
6:38 アルプス庭園を散策 |
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7:19 雲ノ平から朝の黒部五郎岳 |
7:48 雨量観測所付近で |
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9:32 高天原の湿原地帯 |
9:42 雪の重みで歪んでいる高天原山荘 |
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11:09 夢の平 竜昌池 薬師岳を逆さに映す |
11:34 天然 かけながし 露天 そして 無料 |
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8月14日 今日は長丁場なので前日に朝食代わりにおにぎりを用意してもらって4時20分小屋をでる。暗い中ヘッドランプを点けて20分程で温泉沢。露天風呂の少し上流で朝食。食べ終わる頃明るくなる。女性単独者、男性単独者、女性2人の3組4人が追い抜いていく。彼らは小屋で朝食を済ませてから出発したわけで、わざわざオニギリ弁当にしてもらったわれわれは馬鹿みたい!5時20分出発。 赤ペンキを目印に温泉沢をさかのぼる。5時57分沢が狭まり雪渓が現れる所に、金属製の立派な標識が立っていた。水を補給し左手(右岸)の崖に取り付く。10m位の補助ロープが垂れ下がっていた。これをよじ登ると急だが普通の登山道になる。 6時25分一旦傾斜が緩み森林限界を超えハイマツ帯となる。道は滑りやすい砂礫の急登、浮石が多く神経を使う。赤牛岳、薬師岳が見えてくる。 |
8月14日 |
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6:44 温泉沢ノ頭めざし急なザレ場を登る |
7:52 温泉沢ノ頭から北方向 赤牛岳 |
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8:01 温泉沢ノ頭から南方向 水晶岳 |
9:01 水晶岳山頂から鷲羽岳 遠景は槍・穂高 |
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10:18 東沢乗越付近から鷲羽岳とワリモ岳 |
10:19 東沢乗越付近から水晶岳 |
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11:08 ガスかかる野口五郎岳 |
7時20分道が1本西側の小尾根と合すると右下に高天原山荘が見えて来た。主稜線を歩く人の声も聞こえる。 7時40分温泉沢の頭。ここにも金属製の標識。ここから見る水晶岳は黒岳の名の通り黒くどっしりと構えている。 8時45分、岩のピークを2つ越えて頂上へ。狭い山頂にどこから来たのかと思うほど大勢の登山者がひしめいていた。ほとんどの人が手ぶらなのでここだけ観光地?のよう。 写真を撮ってすぐ水晶小屋へ向かう。水晶小屋前も混んでいた。 |
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12:35 野口五郎岳山頂 |
15:10 三ツ岳付近でもライチョウに出会う |
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昼食を摂って10時発。この先はかつてあるいたことがある道。今日の予定では野口五郎小屋までだが烏帽子小屋までいくつもりになった。 東沢乗越のアップダウンを通過するまでは晴れて暑かったが真砂岳の登りにかかる11時頃からガスが出てきた。 12時30分野口五郎岳、14時45分三ツ岳と順調に通過し15:30分烏帽子小屋着。長かったが高山植物や雷鳥を眺めつつ充実の山行になった。 小屋に着くと天気は回復し夕焼けの赤牛岳を見ながらまた乾杯。明日は下るだけなので気が楽だ。また飲む。 |
15:29 烏帽子小屋 前方は烏帽子前岳 |
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8月15日 |
5:12 朝焼けの赤牛岳 右は薬師岳 |
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5:58 烏帽子岳の尖塔 |
8月15日 朝食後烏帽子岳を往復、快晴で後立山連峰や八ヶ岳までが墨絵のようにみえた。 烏帽子岳からは携帯が通じるのでタクシーを11時30分に予約。 7時10分下山開始。1時間500mのペースで下り、2回目の休憩の時にはもう湖面がすぐ下、9時34分ダム着。 タクシーが数台並んでいたの声をかけたら、お目当ての運転手が待機していた。 「ガイドブックには4時間と書いてあるけど道がよくなったので皆さん2時間半くらいで下りてくる」とは運転手の弁。9時半にはダムに着いていた、という。 う〜ん。さすがプロ、である。 |
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6:18 針ノ木岳と蓮華岳 |
6:21 立山と剣岳 |
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左 水晶岳 中央 赤牛岳 右 薬師岳 |
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