305 雄山3003m 交通 扇沢−立山黒部アルペンルート−室堂 7人
2006年5月2日(火)〜3日(水) 晴
 5連休を利用して剣岳・立山登山・山スキーを楽しむという神田山の会、GW立山・剣岳合宿。とはいえ3連休しか休みが取れないので前半2日から5日まで参加することにした。
 剣岳は夏に、立山は夏と秋にそれぞれ登っているので今回は雄山、奥大日岳登山班に入る。

 都内を2日午後9時30分集合するも、高速道路渋滞で八王子ですでに深夜、扇沢駅に着いたのは3日3時30分頃、テント、車に分かれて寝たのは4時近く、5時前には人声で起こされる。正味1時間の仮眠だったが寝袋で熟睡したので割りとさわやかに目覚めた。
 6時30分発の立山黒部アルペンルートの始発に乗る。一般観光客もいたが積み残しが出るほどは混雑はせず、予定より5分早く8時20分室堂着。
 9時室堂発。今日登る雄山、明日登る奥大日岳とも真っ白である。ミクリガ池は深い雪の下。快晴なのでずっとサングラスをつける。室堂の標高は2450mだが、雷鳥沢のテント場まで200m近く下ることになる。
 9時45分テント場着。剣岳登山班7名とともにテント設営。剣御前小屋まで行く剣岳登山班と別れ、10時50分再び室堂平を登る。
 夏道は埋まっているので近道しようとフミアトのない急斜面をキックステップで登ったりしてかえってくたびれる。
 11時45分室堂山荘前、トイレは靴を脱がないと入れない室内にあるので女性陣は諦めて戻ってきた。そう言えば誰もバス停以来トイレに行っていない。実はテント場近くには、ふんだんに流れる水とペーパー付きの水洗トイレがあることを夕方戻るまで知らなかった!


9:21
ミクリガ池付近から雄山

9:35
下に雷鳥沢キャンプ場が見えてきた
 12時室堂山荘発、ここから先は人通りが多く、しっかりしたトレースが付いている。
 一ノ越山荘12時47分。槍・穂高、針ノ木・蓮華、爺・鹿嶋槍と白い峰峰が眼前に広がる。一ノ越山荘は営業していたのでトイレ休憩。ここでアイゼンを着けることにした。
 13時20分出発。雄山めざして急登を登る。雪は締まり風もなく快適な雪道歩行となる。左下に生クリームを流したような室堂平、黒く蛇行する雪の回廊、右は後立山連峰の大展望。
 14時40分頂上の一角に立つ。一等三角点の標石と三角点を解説する国土地理院の銘板が雪から顔を出していた。標高2999mとあり3千mに1m足りない。


10:58
キックステップで登る

12:37
もうすぐ一ノ越 雄山神社の上に飛行機雲
 14時50分雄山神社の境内。こちらのほうがわずかに高く、標高3003m。雄山神社は御祓料を払わないと入山出来ないので過去2回登ったが3003mを踏んでいなかった。
 今回はオフシーズン。信仰心がないのでお賽銭もあげず、形だけ手を合わせ神域に入る。(合掌)
 剣岳、毛勝山、五龍岳。尖鋭が白く光っている。更に立山三山の最高点大汝山3015mが直ぐそこである。
 時間が許せば最高点まで行く予定にしていたが残念ながらここまでにしておく。15時下山開始。雷鳥沢16時45分着。


12:55
一ノ越からの展望

13:59
室堂平と奥大日岳

14:43
剣岳 左は毛勝山

14:50
雄山から北東方向 五龍岳

15:00
剣岳をバックに