304 | 大源太山1764m〜平標山1984m | 交通 | 関越道月夜野IC−R17−浅貝スキー場 | 単独 |
2006年4月16日(日) 晴のち曇り |
上越国境には大源太という名の山が2つある。一つは足拍子山塊にあり、「上越のマッターホルン」と言われている。もう一つは平標山の南に位置するこの山である。夏ならお花畑の稜線はハイカーで溢れるが今の時期はまだ静寂に包まれている。 15日21時自宅発。天気予報は午前中雨、午後晴である。赤城SAで仮眠。明け方まで小雨が降っていた。 16日雨は6時頃上がる。浅貝スキー場はすでにクローズ。無料駐車場も閉鎖。駐車場所を探してうろうろする。苗場スキー場の無料開放されている駐車場は気が引ける。結局ガソリンスタンドの反対側の空き地?に車を置く。 |
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7:19 浅貝スキー場はすでにクローズ |
8:06 夏道に出る 「KWV」って慶大ワンゲル部? |
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9時55分三角山A(稜線)。赤布付きの竹竿が数十本残置してあった。ストックで標識の雪を払うと「三角山 標高1,68*」と書いてあるのが見えた。 稜線は風下側(東側)に巨大な雪庇が出来ていて崩れかけているところもある。思っていたよりも積雪が多い。やっとスパッツを着ける気になった。 10時10分出発。竹竿は雪庇を避けるように樹林帯の中に2〜300mおきに設置してあった。しかし雪が軟らかくなっていて膝まで潜ってしまう。雪庇に近づけば硬くて歩き易いのだが危険性は増大する。ワカンを車内に残置してきたことを多いに後悔する。 |
9:09 白砂山方面 急激に雲が取れてきた |
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9:09 三国山方面 |
9:57 雪に埋まった三角山の標識 |
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9:58 三角山から大源太山へ 中央に雪庇 左の樹林帯を登る |
大源太山10時45分着。夏なら20分のところ35分かかった。山頂付近は雪が締まっていて快適な雪上歩行を楽しめた。 頂上からは谷川連峰が指呼の間である。尾瀬、上州武尊。赤城山まで見渡せた。雨の予報だったが、この好天である。目の前の平標山が「おいでおいで」をしている。 三角山まで戻って三国峠へ下山する予定だったが平標山までいくことにした。 大抵は計画書通りに歩くのだが今日は、 >風が弱く上層雲がないので大崩れ しないと判断。 >時間的に余裕があった。 >平標山は入山者が多くトレース が期待出来る。 以上の理由で平標山へ登ることに変更。 |
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10:47 平標山(左)と仙ノ倉山 |
10:47 万太郎山 |
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10:51 仙ノ倉をバックに |
11:01 トマの耳オキの耳 右後方は尾瀬 |
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11時07分出発する。北西の尾根通しに下ると再び竹竿が現れた。樹林との境目付近が一番歩き易いが竹竿はそれより風上側に立っている。ところどころ雪が割れ、下から黒い土が見えている。 12時15分平標山の家B。赤い屋根だけ雪から出ている。ここまで緩やかな下り道50分程なのだか歩き易い所を蛇行しながら歩いたので1時間8分かかった。 ここからは雪が堅くしまって古い靴跡がわずかに残っていた。 見上げると平標山はすでに雲の中。数百m先に7人パーティ、更にその先に十人位。スキーヤーかなと思ったが全員これから頂上を目指すところだった。 「どこから登って来たのだろう?」と思ったが20人分のフミアトは左の樹林帯から出て来た。夏道と違い小屋をショートカットしてきている。 |
12:10 竹竿あったがトレースなし |
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12:16 屋根だけの平標山の家 |
13:28 雪が飛ばされて無くなっている平標山山頂 |
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15:35 林道のゲートは棒が外されている |
13時28分雪が吹き飛んで土が出ている平標山頂上。ガスで展望は得られなかった。 13時47分下山。コースは松手山経由か平元新道経由か。20人分のフミアトを信じることにした。Cから西へ靴跡を頼りに樹林帯へ踏み入る。 靴跡からちょっと外れただけで膝まで潜ってしまう。それほど積雪が軟らかい。 15時林道D着。林道といっても2m以上の積雪で山道を歩くのと変わらない。橋を渡って別荘地まで来ると雪が消える。やっと足を取られずに済む。堅い道を歩くありがたさ。 元橋15時58分。 |
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元橋から浅貝まで国道17号。バスはあるがなかなか来ないので諦めて歩くことにした。スノーシェルターの中でそのバスに追い越された。車がビュンビュン飛ばすトンネル内を歩く恐怖を味わう。 バスなら5分、歩いて45分かかった。 |