303 越前岳1504m 交通 東名御殿場IC−R469−須山−林道−山神社 単独
2006年4月8日(土) 曇りのち雷雨のち晴
 東京から西へ丹那トンネルを抜けると右手に富士山が見えてくる。その富士山の手前にある山々…愛鷹山塊。愛鷹と書いてアシタカと読ませる。その山塊の最高峰、越前岳に登る。
 朝寝坊して7時20分自宅を出発。御殿場市内からR469で須山の町並みを過ぎ、ヘアピンカーブの先に「愛鷹山登山口」のバス停がある。左斜めに延びている舗装された林道を5分程入る。
 9時50分山神社の駐車場、20台ほどの広い駐車場であるが、今日は天気が悪いせいか5台だけ停まっていた。

 10時3分山神社の鳥居をくぐると右に登山計画書入れの黄色いポストがある。最初は苔むした石畳である。「熊注意」の看板があったが、熊も猿も鹿も、いやミミズさえ見なかった。みんな未だ冬眠中?
 黒岳の方角からパンパンと銃声。今にも降り出しそうな雲行きといい何だか不安な気持ちになる。
 1分間当たり10発程度の発射音が延々と続いていたので自衛隊の演習かと思った。あとでクレー射撃場からの音と判った。
 沢沿いの道が左に曲がり尾根を絡むようになると愛鷹山荘の青い屋根が見えてきた。10時35分着。バス停から歩いたとしたらここらが最初の1本つけるところ。山腹から銀明水という湧水がチョロチョロ流れていた。

10:08
山神社 登山口

10:38
展望のない富士見峠
 更に2,3分歩くと稜線に出て右には黒岳方面の道が延びている。看板には富士見峠とあるが大きく育った杉林のおかげで晴れていても見通しはなさそう。左に進む。
 11時5分「鋸岳展望台」。ここから鋸岳の稜線が見えるのだろうが、すっかりガスがかかり周りの展望はない。
 切れ落ちた東側の谷からはゴーゴーと風の音がしている。左の谷側には「危険」の看板がいくつもかかっていた。音の割に風は強くはなかった。
 最初男性、次いで女性の単独者とすれ違う。この2人以降は誰とも出会わなかった。霧だと思っていたらいつの間にか雨になっていることに気付き雨具(上)を着ける。下(ズボン)は靴を脱がないと駄目なのでまだ履かないでいた。

11:48
雨宿り ブルーのズボンをこれから履くところ


12:26
雨上がり間近の越前岳

12:48
青空の越前岳 富士山は後ろの雲の中

12:49
越前岳から呼子岳(左)と大岳1262m(右)
 11時40分富士見台。昭和13年に発行された50銭紙幣の富士山はここからのもの、と看板に書いてあった。天気が悪いので休まず歩く。時折雷鳴が聞こえる。雨に白いものが混じるようになる。
 11時48分本格的な雷雨になりそうなのでズボンを履く。支度をしている間に本降りとなる。
 天気予報では昼前は雨か雪で午後晴となっていたのでそれを信じて停滞を決める。
 倒木に腰掛け傘を差してしゃがみこむ。2mm位のアラレが傘を叩く。至近距離に2発落雷。肝を冷やす。20分程で小降りになったので行動開始。越前岳の頂上はそこからわずか10分の所であった。

13:21
呼子岳手前から越前岳を振り返る

13:48
割石峠
 頂上着12時20分。ガスって展望がないが間もなく晴れるだろうと思い、昼食を摂りながら頂上にとどまる。やがて南の駿河湾や富士市の町並みが見えるようになり太陽が顔を出す。
 12時55分予定通り割石峠へ向かうことにする。稜線は痩せていて急なので注意して下る。滑りやすい赤土と水捌けの良い火山岩が混在している。
 13時30分、呼子岳。1313mと書かれた標識があった。ここで雨具を脱ぐ。強風ですっかり乾いて収納しやすくなった。
 13時40分に呼子岳発だから割石峠まで8分。キレットのような地形が峠の名の由来か?ここからは沢沿いの道を下るのみ。


14:28
大杉

15:03
大沢は一級河川佐野川と名を変える
 同じような涸沢が左右から合流するのでこのルートを上りに使うとコース選定を間違えやすそうだ。
 14時30分顕著な大きな木が一本あったのでカメラを向ける。「大杉」という看板が脇にあった。そういえばこの辺のスギの木は幹が苔むしていて天然木のようだ。
 道はやがて廃道となった林道になる。伏流の大沢を横切ると駐車場へ通じる舗装道路となっていた。
 15時12分駐車場にもうほかの車はなかった。





 天候の急変でチョッと緊張したが天気がよければ富士山展望の良いハイキングコース。山の天気は変わりやすい、と思ったが帰宅して下界も実は同じような天気だったとわかった。
 この日寒冷前線が通過し一時的に強い雨、風となった。山ではそれが増幅されて起こったというわけ。