301 | 毛無山1946m | 交通 | 中央道河口湖IC−R139−道の駅「朝霧高原」−麓山の家 | 単独 |
2006年3月5日(日) 晴れ |
毛無山というのはあちこちにあるが今回登ったのは、富士山の西麓、静岡県と山梨県の境の天子山塊の最高峰であり山梨百名山になっている山である。 富士山の西麓といえば朝霧高原や白糸の滝などの観光地に行ったことはあるが山登りは初めてである。早朝発も可能だが観光地の渋滞を避けるため夜行日帰りで計画。 当初3日(金)夜出発のつもりだったが雪で中央道がチェーン規制されたので日程を1日繰り下げた。雪は朝までには止むという予報であった。 4日(土)21時30分自宅発。22時道の駅「朝霧高原」到着で、たっぷり仮眠が取れた。 |
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五合目まではほとんど雪なし。昨日の関東の雪は富士の西までは及ばなかったらしい。九合目でやっと全面の雪となりすぐ県界尾根の稜線に合流。南アルプス展望台と書かれた大岩が西側にあった。 大岩には3,4人上がれるがちょうど地蔵峠から上がって来た単独者がいたので展望は後のお楽しみで頂上を目指した。 10時4分頂上。写真で見たとおりの富士山があった。一等三角点1945.5mだが、この付近の最高点は1964m。そこまで行ってから引き返す。樹木が邪魔して南アルプスの展望はとぎれとぎれだった。 |
7:40 不動の滝 |
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8:50 6合目から稜線を見上げる |
雪のない岩に腰掛け昼食。眼前に富士山。風がなく暖かい。再び頂上を踏み、展望台から南アルプスの展望を楽しむ。雲ひとつない大展望だった。 11時30分下山開始。用心の為しばらくの間アイゼンを付けたが道が尾根の南を通り始めたので雪は直ぐ消えた。 12時4分地蔵峠の看板。右に下部温泉への道が下っている。小ピークを過ぎると再び地蔵峠の標識。今度は右に下部温泉、左に朝霧高原への道が分かれている。傍らに小さい道祖神が佇んでいた。12時12分左の急坂を下る。 地形はやがて沢状になり水音が聞こえるようになる。最後のオニギリとお湯を摂る。 |
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9:50 稜線合流点 南アルプス展望台はこの左手 |
10:05 毛無山山頂から富士山 |
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12時40分枯れ沢を何度か渡り、お助けロープで岩棚を下ると、水が流れている沢に出る。12時52分金鉱石を焼いた窯の跡、人工的な石組みが残っていた。戦国時代から江戸時代にかけてこの辺りで金が採掘されていた。 何回か沢を渡るが2箇所水量の多いところがあり飛び石を伝うが冬用の靴を履いていたので濡れる心配はなかった。この付近いくつもの沢が合流し登りに使うと迷いそうだ。 13時20分、沢は深い渓流となり小滝をいくつも落としている。比丘尼の滝など名の付いた滝もありなかなかの景勝地だ。 13時45分、堰堤を越えると今朝通った尾根道との分岐であった。14時富士山を前面に見ながら麓(ふもと)集落に戻った。 |
10:30 最高点付近 |
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12:12 地蔵峠の道祖神 |
12:40 薄氷のお助けロープ |
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13:22 小滝の連続 |
13:33 比丘尼の滝 |
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14:00 麓からの富士山 |
14:01 麓集落の茅葺の立派な門 |
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展望台からの南アルプス 白根三山 |
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荒川三山 |