291 碧岩1125m  大岩1133m 交通 上信越道下仁田IC=県道45、93=勧能=三段の滝 4人
2005年11月20日(日) 晴れ
 ヤブ山、岩山好きの神田山の会のメンバーとともに、西上州の碧岩-大岩コースを歩く。
 4時40分自宅をバイクで出発。この時期のツーリングとしては久しぶりである。厚着をして寒さに耐える。
 7時40分、前日毛無岩に登り三段の滝駐車場でテント泊した車組3人と合流。車もテントも凍りついた霜がびっしりだった。トイレは最近のものできれい。村が観光客誘致のために力を入れているのが分かる。

 8時10分沢沿いの道を行く。遊歩道は三段の滝まで続いていて、ここまでは行楽客が来れる。滝を巻くところが急坂だがあとは緩やか。
 二俣を右に進むと二子岩分岐、8時58分。標識は立派だが道は心細くなる。左の滑りやすい踏み跡を行き小尾根を乗り越すと先ほどの二俣の左俣の方に出る。
  程なく「左 碧岩・大岩 右 三段の滝」の標識があるが一本道である。その先に碧岩へ直接あがる道と大岩からの道(AC)の分岐があるがここには標識がない。標識は道の分岐にこそ必要。
 分岐とは気づかず左の明瞭なフミアトを辿る。急坂で浮石が多いので木の根を掴み喘ぎながら登る。「この道を下るとしたら危ないな」
 10分程で急登は終わり疎林の間から碧岩が見えるようになる。碧岩の西稜を2人の男女が攀じ登っているのが見えた。ここから右はヒノキ林、左は雑木林の平凡な道に戻る。


8:38
ここまでは遊歩道

8:46
滝の上部

9:17
疎林の小尾根 左が碧岩

9:44
右足の下は切れ落ちている
 9時35分鞍部。碧岩、大岩の分岐である。碧岩へはお助けロープが2箇所、特に2本目は右側がスパッと切れ落ちているので用心。Iさんがスナップを撮り、皆それぞれポーズをとる。緊張はしているがまだ余裕もある。
 9時50分狭い頂上ではあるが、北には立岩、毛無岩、鹿岳、妙義などの岩峰群、南は単調な里山といった対比がよく分かる。これから行く大岩が二瘤ラクダの背のように見える。


9:50
正面が立岩 左奥が京塚山(荒船山)

9:54
鹿岳と四ツ又山

10:01
碧岩山頂 Iさんのカメラで撮影


10:45
大岩頂上手前の岩稜

10:49
上州のマッターホルン 碧岩

11:03
大岩山頂で Iさんのカメラで撮影

 碧岩の頂上には先ほどの男女がすでにいた。アンザイレンしていたが男性はプロといった感じ。西稜コースというのがあるらしい。もちろん岩登りのジャンルである。
 10分程で下山、鞍部に戻り大岩へ。10時50分着。風はなく穏やかな頂上であった。S嬢にリンゴをむいてもらうが頂上で食べる果物はなぜかウマイ。
 11時15分風が出てきたので下山開始。何組かが登ってくる。難路の割には中高年が登ってくる。もっとも私もその中高年の一人であるが。
 11時35分標識に従い尾根を直進すると間もなく下降点。ここに標識はないが木に赤テープが括ってある。急坂を滑りそうになりながら11時55分分岐着。
 降りてからここがAとCへの分岐だと分かった。
 車組3人は下仁田温泉に入浴。バイクの私は風呂もお酒も家までお預け。小春日和の上州路をひたすら疾走するのでした。
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