283 | 白毛門1720m | 交通 | 関越道水上IC−国道291号−土合 | 5人 |
2005年9月4日(日) 曇り |
白毛門沢経由で白毛門へ登る。 先々週、白毛門の北東に位置する朝日岳へナルミズ沢経由で登っている。ナルミズ沢よりは傾斜が急だが直登不能の滝には明瞭な巻き道がある、同じ山域だから岩質、植生などほぼ同じだろう、この程度の知識でIさん企画の沢登りに同行することにした。 |
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(カシミール3Dで制作) メモを遺失したのでB〜Dの位置・時刻は推定です |
前夜都内を出発、土合のロープウェイ駅深夜着。山の家に登山届を出しておく。トイレ、自販機付きの駐車場で酒宴後2時30分過ぎ仮眠。チョッと飲みすぎた。 5時30分起床。曇り。国道を戻り、シェルターの先を左折し広い駐車場へ。釣師の車と山やの車が10台ほど停まっていた。 駐車場の先100mが入渓点なので沢靴で出発。橋を渡り東黒沢の右岸から堰堤を越える。6時35分。 沢がS字を描いた先にハナゲノ滝が現れる。激しい水音に圧倒される。右岸の水際を登るが最後の左にカーブする所はハイキング道のような巻き道を利用。 沢登りは十年ぶりといっていたAさんだけ直登してきた。Aさんとは初対面であるが著名な山岳写真家で丹沢や南アルプスの山と谷の写真集などを出版していると、後で知った。 3〜5m程の小滝が続く。8m滝は最後の岩が登れずお助けロープを出してもらった。 タラタラのセンは左のルンゼを登り過ぎないように途中で藪に突入、小沢を2本横切り滝の降口へ。 横向きの滝を右から巻き枝につかまりルンゼを下ると20mのナメ。前方に巨岩が見えるところで休憩。 巨岩を過ぎると水流が少し細くなる。二俣で最後の休憩。左俣の先にジジ岩があるが右俣に進むと沢が左にカーブしこちらが本流と分かる。 水流がさらに減り沢が岩棚状になってくる。スラブと呼ばれるところだがホールドは豊富にあるので滑り落ちるという感じはない。空は晴れてきた。 わずかな草付きと笹藪を漕いで頂上の左10mの所に出た。12時ちょうどであった。 |
ハナゲノ滝 右岸(左側)を行く |
8m滝 上部では溝がなくなる |
F1 10m滝 右の草付きを行く |
タラタラのセン 15m 左を高巻く |
5m滝 右の草付きに逃げる |
巨岩の下で食事 右の水流を行く |
白毛門から朝日岳を望む |
記念写真 |
台風14号が接近しているので天気が心配だったが遡行中はなんとかもった。下山中の午後2時過ぎに雨がぱらついてきたが雨具を出すほどにはならなかった。 この沢は途中で逃げる場所がないので悪天候になったら大変。下山後は谷川温泉で汗を流し蕎麦を食して帰途に着く。 前橋を過ぎた頃一時激しい雨が降った。練馬ICを抜けたらバケツをひっくり返したような豪雨となる。解散地の新宿では雨は降っていなかったが帰宅して30分もたたないうちに雷雨となった。危うくセーフ! である。 これが東京の杉並・中野に大きな被害を出した集中豪雨であった。 |