275 会津朝日岳1624m 交通 関越道−越後湯沢IC−小出−只見−いわなの里  車 3人
2005年6月19日(日) 晴れ
 花と雪を求めて会津の秘峰、会津朝日岳に登る。梅雨時、東京は雨でも北の地方は晴れていることが多い。18日夕方4時30分大手町を出発。仕事の都合でこんな出発時刻になった。只見は思いのほか遠く車のトリップメーターは340Kmを越えた。只見の某所でにて短い酒宴後11時30分就寝。
 19日4時30分起床、5時30分赤倉沢登山口に移動。
 いわなの里は民間施設なので駐車場は有料。さらにダートを進むと奥に無料の駐車場がある。
 6時15分出発。いきなり赤倉沢を渡る。水量が多いので靴を濡らさないように注意して飛び石を伝う。しばらくはスギの植林帯。大木が数本倒れている。土砂災害か、地震の影響か。登山道に雪はないが沢には雪のブリッジが残っている。
 7時10分、三吉のミチギ。冷たい水を飲む。ここからジグザグ道が人見の松まで続く。
 8時7分2回目の小休止。風がなく蒸し暑い。あたりはシロヤシオ、アカヤシオ、オオカメノキ、コブシが咲き乱れている。アカヤシオ以外は白い花である。
 人見の松から展望が開け浅草岳が正面に見えた。足元にはイワカガミ、スミレなど。叶の高手までは写真を撮りながらの歩行である。今までの疲れが吹き飛ぶ。


 

7:12
三吉ミチギの水場

7:40
しばらく急登がつづく

8:26
稜線に出て展望が広がる

辺りはコブシの花が盛り


8:32
人見の松からは浅草岳が正面に


8:33
イワカガミの群生

 8時53分頂上に続く稜線が見えてくると叶の高手のピークに到着、すこし先に胸周り395cmと看板のある大クロベ(ヒノキ科)の木がある。雪の残る頂上稜線を目前にして避難小屋まで下りが続く。
 小さい雪渓を2つ越すとコブシが満開の熊の平。雪渓を一旦離れ9時30分青いトタン屋根の避難小屋の前で20分の中休止。この先に本日の核心、頂上直下の雪渓の登りがあった。


8:55
大クロベ(ヒノキ科) 胸高直径126cm


8:55
朝日岳の稜線が見えてきた


9:05
サラサドウダン



9:56
カタクリの花も盛りだった

10:15
頂上直下の雪渓 途中からピッケル使用

10:41
頂上の一角 岩稜に出る

10:48
頂上に咲く大きなシャクナゲ

 一応ピッケルを持参していたので使おうと言うことになって雪渓中央を登る。ピッケルまで持ってきたのは我々位で他のグループは雪解けの草付きを歩いていた。
 10時40分頂上の南の一角に飛び出す。360度の展望であるが湿度が高くかすみがかかっている。南に平ヶ岳、未丈ヶ岳、その奥にかすかに越後三山が見えた。
 三角点のあるピークのほうが低いように感じたが移動して記念撮影。11時30分下山開始。
 下りではアイゼンをつけて一気に雪渓を下る。あとは往路を戻り14時40分登山口着。

11:16
方位盤の上にカメラを据えて





モリアオガエルの産卵地
 帰路深沢温泉で日帰り入浴(500円)し、六日町でへぎ蕎麦を頂く。雪とたくさんの高山植物に巡り会え充実した1日半であった。


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