272 | 韓国岳1700m | 交通 | 隼人−国道223号・県道1号−えびの高原 | 単独 |
2005年5月2日(月) 曇りのち雨 |
朝方は晴れていたが国道223号から県道1号で霧島温泉に入ると霧が濃くなり、車はフォグランプをつけてノロノロ運転となる。 霧島は霧の中である。今日はえびの高原を基点として韓国岳、大浪池を巡る周回コースを歩く。 |
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9:45 えびの高原登山口 |
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10:00 硫黄山は灰色の世界 |
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曇っているが蒸し暑く何度も汗を拭う。高校生は数人ずつのグループで行動し、急に休んだり、駆け出して元の位置に戻ろうとしたり、そのたびに「こんちは」攻撃である。同じ子と何度もあいさつする。ちょっとわずらわしい。 10時35分樹林帯が終わり5合目。霧の切れ目に登って来たえびの高原が見える。天気がよければいい景色なのだろう。 |
10:37 5合目 |
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11:05 水のない火口 |
ここからは見通しのいい緩やかな道となる。右下に大浪池が見えてくる。 登るにつれ水面がだんだん広く見えるようになる。雨が降り出したので傘を出す。 11時5分火口のふちにでる。「あぶない」の看板があるが柵などはない。 |
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雨が降ってきたら5合目で引き返す、と引率の先生は仰っていたが結局高校生は頂上まで一緒だった。 11時15分赤い岩がゴロゴロした頂上に着く。 ガスッて展望はほとんどないが、時々南東に高千穂峰(1594m)らしき尖った三角形が雲の間に見え隠れ。 高校生に交じって食事。彼らは親御さんの作ったお弁当、こちらはコンビニのおにぎり。 |
11:13 あぶない!! |
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11:15 |
11時40分大浪池に向かい下山開始。池を一周するつもりだった。 崩れやすい火山岩の急斜面を下る。所々木の階段が設置されているが土台が緩んでいるのでグラグラしている。 土石流で完全に崩壊しているところもあった。自然の脅威である。 |
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12時15分大浪池分岐。雨が本降りとなる。これから小丘を登り池を一周すると1時間程だが天気も悪いのでヤーメた。 池自体は20年前に反対側から登って見ているし、こんな天気じゃエメラルドグリーンには見えないし…。 |
11:48 急な木道が続く |
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12:18 避難小屋で雨宿り |
分岐の脇に最近出来たらしい避難小屋があった。ここで雨具上下を着けて、えびの高原に向け下山することにした。 この道は地図には現れない小沢をいくつか横切るので思ったよりアップダウンが多い。雨でコースが沢状態にもなっている。 |
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13時23分県道に飛び出す。 柵で囲われた中にウメのような花、何気なく写真を撮ったが、あとでノカイドウという天然記念物の花と分かった。 |
13:26 天然記念物 ノカイドウ(バラ科) |
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天気が悪く展望はあまり得られなかったが、年に10日ほどしか咲かないという天然記念物の花が見られたし、良しとしましょう。 |