267 根本山1199m・熊鷹山1169m 交通 岩槻=東北道=佐野藤岡=県道9・16=田沼=県道66=梅田=石鴨 4人
2005年4月3日(日) 晴れのち曇り
 江戸時代に信仰の山として栄えた根本山。、いにしえの修験道が残る根本沢沿いのコース経由で根本山に登りクマザサの熊鷹山へと周遊する。 神田山の会
 栃木県田沼町から県道66号で老越路峠を越えて桐生川ダムへ。ダムの最奥石鴨からさらに 県道をさかのぼる。1車線しかない狭い道だ。
 草木ダム方面へと道路が大きく左カーブする場所に『四輪車両通行止め』の看板。右は古い行き止まりの林道。右の道を300m程で登山口の不死熊橋に着く。ゲートの前のUターン所に車4台駐車中。Uターンも出来なくなるので看板のところまで戻って駐車。登山者はいないが渓流釣りの人が入ってきている。
 8時48分案内図を確認して橋の左上の岩場を登る。トラロープ2本分登ると道は沢に沿った水平道に変わる。沢を2回渡渉して急斜面をジグザグに登ると右上から林道が近づいてくる。カーブミラーの脇から降りてくる道と合流すると道は再び沢へ下降。対岸に渡り沢沿いに進む。
 沢が二股に分かれ直進しそうになるが、左に大きくカーブしているほうが本流と分かる。ここには標識がなく分かりにくいが200m程進むと「ハイキングコース」と書かれた真新しい標識があった。
 道は再び沢を高巻く。落ち葉が分厚くフミアトをおおっているが「十丁」と刻まれた古い石碑などが現れ、新旧入り混じった目印となるものがたくさんあった。
 10時52分最初の小休止。そこから5分程行くと魚留ノ滝。ここは右岸を高巻く。この先から落ち葉の下に雪が残っている。スリップ注意。

8:50
不死熊橋から根本沢コースが始まる

9:43
一枚岩のトラバース
 壊れかかった石段を登り、10時33分古い御神燈の残る根本山神社跡。文政○年と刻まれた石碑などが散在している。ハイキングコースは右の沢とある。
 右の沢に入るとまた二股になり今度は左に標識。小滝を梯子で越すと地蔵さんのある大天狗。10時47分、小休止。
 沢とはここで分かれ右の岩壁をクサリで登ると奥の院。11時10分。ヤセ尾根の上に鐘撞堂と奥の院がへばりついている。鐘を叩くとカーンと余韻の長く残る高い音がした。こんな山奥に昔、数十kgもある鐘を担ぎ上げた人がいたわけだ。
 ここから先クサリ場の連続で一気に高度を上げる。背後に雪をかぶった山なみが見えてきた。袈裟丸連峰か。その右奥の真っ白く雪をかぶった山は皇海山?

10:06
魚止めの滝 右岸(左側)を高巻く

10:33
根本山神社跡


10:40
峰の平まで梯子、鎖場の連続

11:01
お地蔵さん
 傾斜が緩んでくると峰の平、11時30分。コースが直角に曲がり一旦下って上り返すと中尾根コースと合流する四ツ辻。左の尾根を登る。冬枯れの雑木林の緩やかなのぼりで根本山頂上着11時56分。展望はないが大休止。
 12時22分真東の尾根上のフミアトを下る。10分程で四ツ辻からの道を右から合わせると十二山根本神社。朽ち果てた社殿や弘化4年と刻まれた石の遺構などが残っている。
 『左 氷室山 右 熊鷹山』の標識の所を直進するとササの十二山。12時50分。木に名刺の半分程の大きさのプレートが打ち付けてあったので頂上と分かった。

11:09
痩せ尾根上の鐘撞堂(手前)と奥の院

12:23
根本山頂上
 所々雪の残ったクマザサの道を20分も歩けば熊鷹山頂上、13時13分。
 頂上にある木のやぐらの上に登ってみた。360度の展望のはずだったがすでに霞がかかって遠くの山は見えなかった。
 下山は丸岩岳方面に少し下り、祠の先200m位を右に降りる。標識はないが木に赤テープが巻いてある。フミアトは明瞭である。
 急坂を10分ほど下ると古い林道に降り立つ。13時40分。
 あとは林道を下るだけ。14時33分登山口に戻った。

13:25
熊鷹山から根本山を望む
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