266 大鳥屋山693m・岳ノ山704m 交通 自宅=佐野=葛生=宮原 単独
2005年3月22日(火) 晴れのち曇り
 雪のない里山に行って春を感じようと栃木県の岳ノ山・大鳥屋山周回コースを歩く。この山は地形図には道が描かれていないが山仕事の道はあるようだ。
 自宅を6時15分出発。佐野藤岡ICから葛生経由30km40分で県道200号線の宮原。平日なので道路の渋滞はなかったがダンプの往来が多い。
 8時10分宮原のバス停の左側に『5丈の滝1.7km』の看板を見る。左折して1車線の林道を600mで無料駐車場へ。行儀よく停めれば10台位は駐車可。トイレもあるが水道はない。近くに沢があるが生水として飲むのには勇気がいる。

カシミール3Dで製作
 8時25分駐車場発。林道は二股になり「五丈の滝1.1km」の標識のある右方向へ進む。周りはスギの植林。
 15分で林道終点。葛生町の作った大きな滝の案内看板。ここからは山道となる。すぐに道は2つに分かれる。沢沿いを直進する道と左に曲がり滝へ通じる道。ここは左折して滝方向へ進む。「滝0.4km」とある。4分程で「左、観瀑台0.2km。直進、滝見の松0.2km」の標識。標識に従い左下の斜面を下る。
 観瀑台にある滝の解説板によると高さが5丈(約15m)あるのでこの名になったが実際は40mの落差があるとのこと。しかしあまりにも水量が少ないのでがっかり。
 9時、もとの道に戻り、滝見の松へ。危険防止の柵が出来ているが柵を乗り越えないと滝は見えない。松の解説板の脇に「岳ノ山⇒」のプレート発見。このまま道なりに進めばよいと分かった。

8:10
バス停『宮原』の前の看板 ここを左折

8:39
看板などが整備されているのは五丈の滝まで

8:52
五丈の滝

9:02
滝見の松の看板
岳ノ山の標示がくっつけてあった

9:21
炭焼き跡?
採鉱跡?
 9時20分、沢が2本に分かれ、どっちだろうと思って回りを見回したら炭焼き穴のようなものを発見。穴は3箇所。穴を左手に見ながら進むとやがてジグザグに植林を登っていく明瞭な道になった。
 9時42分頂上から東に派生する尾根上に着いた。明治3年建立と記された石の祠からわずかな急登で岳ノ山頂上着9時48分。
 頂上の北側は雑木林で木の間から白い日光連山が見えた。南側はヒノキの植林で見通しはきかない。
 急な下り坂に赤テープがたくさん付いているのが見えたが、どこへ通じるのかと思ったがそのまま稜線沿いに進んでしまった。尾根通しにしばらく歩いたがおかしいと気づき地形図とコンパスで現在地を確認。頂上から南西に延びる尾根を下降していることが分かった。頂上に戻り赤テープの付いている急坂を下る。20分のロスであった。 

9:48
岳ノ山頂上 

9:50
真北に男体山
 急坂が終わると尾根が痩せ、岩場になる。松につかまり難なく通過し丸いヒノキ林のピークを通過。10時37分。ここで赤テープが2方向に分かれる。直進すると県道201号方面に降りてしまう。ここは左に曲がる。
 10時45分大鳥屋山への最後の鞍部。たくさんのテープが木に巻きつけてある。左が下山する時の道だ。
 11時頂上。御嶽大神とかかれた石碑。その右に一等三角点の標石。うっそうとしたヒノキ林。工場の稼動している騒音がすぐ近くに聞こえる。
 頂上から少し戻って、男体山の見える北斜面でランチタイム。頂上でのんびりお弁当なんて久しぶり。春だナー!
 11時35分下山開始。1箇所間違いやすいところがあるが、しっかり赤テープがあり道なりに歩くと古い林道へ降り立つ。12時5分。
 林道を20分で元の駐車場に着いた。12時25分。山中手書きの標識が3箇所あっただけだが、フミアトは思ったより濃かったので短時間で周回出来た。

9:52
木に貼り付けてある標識には
←前沢−岳山−大鳥屋山→
とある
稜線を右に進むと南西尾根に行ってしまう
実際には木の右下を急下降する


10:16
痩せた岩場のアップダウン

11:01
大鳥屋山には一等三角点
 帰りに町の重要文化財である出原の大ツバキを見学。高さ8.5m、樹齢300年。花期は5月。すでに咲き終えた花びらもあるがまだまだつぼみのほうが多かった。
【走行】
自宅−首都高・東北道−佐野藤岡IC−国50号−県9号−国293号−葛生−県200号−宮原 (105km)1時間55分
宮原−佐野−県9号−渡良瀬遊水地−国354号−新4号−県67号−吉川−自宅 
(110km)2時間55分
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