249 | 御嶽山3067m | 交通 | 東京=中央道=塩尻IC‐R19‐元橋‐県道20‐三岳村 バイク | 単独 |
2004年9月4日(土) 曇りのち雨 |
初日に山岳信仰の山、木曽御嶽山を登拝し、次の日は木曽路をツーリングすると言う1泊2日の山旅として計画したが、それがとんだ事に…。 4時30分発。霧雨が降る中出発。八王子辺りで雨はあがる。双葉SAで朝食。晴れてきたので雨具を脱ぐ。元橋で中仙道と分かれ山岳道路を20KM走り中の湯着。9時30分。広い駐車場に車は10台位。休憩舎は既に閉鎖されトイレのみ使用可。 御嶽山の山小屋はほとんど7、8月だけの営業で、9合目と頂上に1つずつ9月中旬まで営業している小屋があるのみ。 |
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9:37 黒沢登山コース 左のブロックがトイレ |
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9時37分出発。トイレの左手から緩く登るとすぐに中の湯の小屋。ここが黒沢口6合目。 『営業中』の看板は出ているが人の気配なし。丸太を横にした階段状の道が続く。日が差し暑くなり汗が吹き出る。 50分で7合目、右手からロープウェー駅からのコースが合流。一ノ又小屋は売店を開いていた。小屋の先に沢が横切っているのでそこで水を補給。 8合目11時15分着。樹林帯が終わり頂上の一角が見え出すがガスがかかっている。9合目の小屋が2つ岩場にしがみつくように建っているのが見える。ここからが長い。 |
11:15 8合目女人堂 森林限界を越え山頂の一角が仰げる |
11:34 御岳講の石碑が頂上まで続く |
9合目の2軒の山小屋はどちらも人がいたが閉鎖作業中、トンカチの音だけが響く。石室小屋の隅で昼食。12時25分。 この先は草木の生えない火山性の岩稜地帯。時計回りで頂上を目指す。ガスがかかって景色は全く見えない。 距離の短い割りに時間がかかった。13時15分頂上小屋脇。ここから頂上の奥社へは石の階段。手すりは金属製。山奥でこんな人工構造物があると興ざめではあるがここは御岳講。神社の一角である。いや山全体が神社なのだ。1段1段噛みしめて登る。 13時18分。社殿は左、山頂標識は右。神社の境内が山頂広場。 雨が降り出す。風が強く吹き出し、急に寒さを感じたので上だけ雨具を着ける。 |
12:17 すでに紅葉が始まっている |
12:35 急斜面に建つ石室山荘 |
13:15 頂上小屋脇から剣が峰へ続く階段 |
13時40分出発。社殿の左側に人が一人通れる位の隙間がある。標識は特にはなかったがここがお鉢巡りのルート。降り口に『これより二十六童子御鉢めぐりして万年雪の横に出る』と石碑あり。大岩の急下降。 ガスっていて周りの様子が分からないので時々ルートを外す。岐阜県側に寄り過ぎないよう右寄りを進み一ノ池を巡って9合目に戻った。14時50分。ここからは往路を戻る。 8合目で激しい雷雨になり雨宿り後下山。 17時、6合目に戻る。 (了) |
13:22 頂上の神社 このころから小雨が降り出す |
14:14 一ノ池 前方にわずかに水の流れが |
15:13 9合目から8合目まで駆け下りる この後激しい雷雨 撮影不能 |
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アクシデントのてんまつ 雨宿りをしながら三岳村の今夜の宿に携帯を入れた。しかし返ってきた答えは「そんな予約は入っていない」だった。インターネットで予約し、確かに予約番号などを送ってきた。しかし予約されていない…そんなバカな! 押し問答をしているうちに雨足が強くなり電話の音声が聞こえづらくなった。あとでまた電話する旨を伝え、電話を切る。 雨具をつけていない下半身は横殴りの雨でズブ濡れ。電話、カメラを濡らさないようにザックにしまうのに一苦労。雨具の下をつけたら寒くはなくなったのでそのまま下山することにした。幸い8合目から下は樹林帯なので落雷の危険性は少なくなった。17時6合目に戻った。 休憩舎のひさしの下で着替え。もう電話をすることは諦めた。宿が無い以上帰るしかない。雨でも車なら車中泊も出来るがバイクではそうはいかない。 17時45分いやな気分になった三岳村をあとにする。雨は止まず東京に近づくにつれ再び雷雨となる。泣きたい気持ち。 23時30分、何とか無事に帰宅。 |