232 | 天狗岳2645m | 交通 | 新宿=JR=茅野=バス=奥渋温泉 往復 | 単独 |
2003年12月27日(土) |
車利用で1泊2日の予定のコースだったが降雪が予想されたのでJR利用、夜行日帰りに変更。 26日、残業が延び帰宅が22時。慌しくパッキングし降り出した雨の中を出発。新宿発23時54分快速信州号は前日に指定券を入手。しかしガラガラだった。3時35分茅野着。奥蓼科行きのバスは6時35分。7時30分奥蓼科渋温泉着。乗客は5人。夜半の雪は市内で10cm位、山で5cm位。里雪だ。 |
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7:32 登山口 |
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8:47 唐沢鉱泉分岐 |
7時30分、バスを降りてそのまま歩き出す。なにしろ八ヶ岳山域での夜行日帰りというのは始めて。いつもは必ず泊りがあった。 コメツガ、トウヒの林の中を緩く登る。先行者の足跡は1人分。@8時21分、八方台からの道を合わせる。ここで先行者に追いつく。昨日車で来て渋温泉に止まったという埼玉の人。中山へ行くという。8時47分、唐沢鉱泉からの道を合わせる。トレースはかすかにあるが、踏みあとは消えている。樹林の中右手に黒い岩の斜面が見え出すと黒百合ヒュッテは近い。A9時30分見覚えのあるヒュッテの建物。その左手に巨大なソーラー発電のパネルがそこだけ雪のない異様さ。 250円の休憩代を払って室内へ。お茶どころか囲炉裏の火も消えているので、自前のガスコンロを出して食事。 |
左手を口に咥えた若者が入って来て「指の感覚がなくなった。凍傷かも知れない。治療してほしい」とのこと。従業員を呼んできてお湯を用意させた。3人で天狗岳に登ってきたらしい。慌しい雰囲気のなか10時小屋の前でアイゼンを装着し出発。気温マイナス15度。 樹林帯を抜けると強風の洗礼。晴れているが地吹雪で雪が舞っている。時々数人のパーティーとすれ違うが足跡は直ぐ消えてしまう。アイゼンよりワカンという感じ。 11時7分東天狗。西天狗岳は真っ白く雪をかぶっている。今日は西天狗岳まで行く予定なのでルートを探す。鞍部までは適当な所をくだった。 風が更に強まった。雪は表面がクラストしているが腿までもぐる。予想以上の積雪だ。西天狗の南東斜面は表層ナダレが起きそうな色合い。ここで断念。撤退。 |
9:30 静かな黒百合ヒュッテ |
10:20 ニュウを望む 雪雲が時々通り過ぎる |
10:53 頂上直下の岩場 |
10:53 北の蓼科山方面はよく見渡せた |
自画像 東天狗頂上にて 気温マイナス20度まつ毛も凍る 赤岳方面はガスで見えない 北アルプスも雪雲の中 |
11:23 鞍部から東天狗を仰ぐ 左にトラバース道のようなトレース 通って余計な苦労をしてしまった |
11:23 鞍部から西天狗を仰ぐ 頂上標識が見える距離 夏ならあと10分、でも断念 |
12:21 エビのシッポ |
12:35 黒百合ヒュッテの従業員に撮ってもらった 今回のイデタチ。手袋以外前回と変わらず。 |
11時23分、往路を引き返す。途中近道をしようとしてハイマツの落とし穴地帯に踏み込み余計な苦労した。 『急がば回れ』である。12時35分ヒュッテ前でちょうど若い女の従業員が出てきたので写真を頼む。今朝の凍傷騒ぎの若者は大丈夫だったとのこと。14時丁度バス停着。 渋温泉(800円)に入って最終バス14時55分を待った。帰りのバス乗客3人、茅野発16時31分スーパーあずさ10号もガラガラであった。 |